転職先で年収交渉を成功させる!成功に導くカギは事前準備にあり!
お金の交渉は、多くの人が、口に出しづらいと感じているのではないでしょうか。
業界未経験の新人ならまだしも、何年も経験や実績を積んで転職することになった人であれば、転職先の企業と金額の交渉をしても問題ありません。
ですが、年収交渉にもマナーのようなものはあります。
相手に不快な思いをさせずに交渉を成功させるためにも、いくつかのポイントは押さえておきましょうね。
転職先で年収交渉するのに必要な前準備
希望年収は、採用条件とのすり合わせ、自己評価や価値観、企業状況の把握など、企業側が応募者を見極めるために聞かれることが多いようです。
年収交渉を成功させるためには、面接前に準備しておきましょう。
転職先の企業に何ができるかを考える
企業がなぜその希望年収を出すのか、理由を聞かれることもあります。
年収交渉をするにあたって大切なのは、その企業にどんな利益をもたらしてくれるかです。
元の職場で培った人脈、出した結果、持っているスキル。
等身大の自分を分析し、そこにできれば同じ職場で働いていた人の評価も合わせ、考えてみましょう。
企業・職種・業界別の平均年収を知る
年収交渉したくても、転職先の企業の経営状況や給料の相場を知らなければ、とんでもない金額を提示してしまう可能性もあります。
そうなったら、企業のことをわかっていない、常識がないとマイナスイメージに。
求人情報誌で調べる、その企業で働いている人に聞くなど、調べる方法はいくつかあります。
「就職四季報(東洋経済新報社)」や平均年収ランキング(doda)で調べてみてください。
就職四季報2023年版(総合版)
就職四季報2023年版(優良・中堅企業版)
就職四季報2023年版(女子版)
希望の金額を決めておく
この金額より下回ったら困るという最低年収と、できたらこの金額が望ましいという希望年収。
前もって、この2つの金額を決めておきましょう。
税金など、自動で引かれるものも加味して、残業代を入れない総支給額で、いくらあったらいいか計算してみてください。
ただし、企業や職場、業界の平均年収と大幅に違う金額にすると、相手側にマイナスイメージを与えるので注意しましょう。
年収交渉を成功させるためのポイント
いくら事前準備をしても、当日に失敗しては意味がありません。
面接の練習のように、答え方なども練習しておくといいですよ。
転職で年収交渉するタイミング
年収交渉するタイミングはいくつかあります。
①内定後の面談で行う
このタイミングが一番多いようです。
内定が決まっているとはいえ、嘘をつく、自分を過信して大幅な年収UPをするなどはやめましょう。
②面接で聞かれる
面接で「年収はいくらぐらいがいいですか」と、逆に質問されることがあります。
内定が決まっていないからと、採用されたいために金額を低くするのはNG。
採用されても、本当にその金額にされてしまいます。
③面接で言われる
面接で「年収は○○万円と考えています」と、金額を言われることもあります。
その金額で問題なければいいですが、金額が低く困る場合は「申し訳ありませんが、~~の理由で○○万円以上を希望したいです」と、明確な理由を伝え交渉しましょう。
希望年収を聞かれたときの答え方
希望年収を伝えないと、企業で安い年収に設定されても文句は言えません。
前もって決めておいた最低年収と希望年収をセットで伝えるようにしましょう。
理由も合わせて言うといいですよ。
【答え方の例文】
「最低〇〇万円以上を希望しますが、可能であれば○○万円は頂きたいです」
「前職では○○万円頂いておりました。~~(功績や企業へのアピールポイント)もあり○○万円以上頂きたいです」
「子供の養育費に○○万円必要なので、○○万円以上を希望します」
年収交渉はメールでできるか
年収交渉は、企業の方と直接対面して行うのが最良です。
とはいえ、事情がありどうしても難しい人もいます。
その場合は電話、それも無理ならメールや手紙で行いましょう。
その場合は必ず、そしてメール(手紙)で失礼します、などといった一文を入れるようにしてください。
【メールの例文】
年収交渉をするときのNG行為
年収交渉のタイミング
基本的に、年収交渉をもらう側から切り出すのはNGです。
面接でも話しておらず、内定後、今後についての話し合いでも最後まで言われない場合、こちらから切り出しましょう。
それと、面接でいきなり年収交渉をするのもNGです。
相手から「何か質問はありますか」と聞かれた場合でも、まずは仕事や勤務体系、その他について一通り聞いてから、お金の話に移りましょう。
年収交渉の金額の答え方
企業から金額を提示されて、その金額で問題なくても「御社の規定に従います」はNGです。
「御社の規定」=希望はない、いくらでもかまわない、熱意がないと思われ、今後の給料にも響いてくる可能性があります。
答えるなら「その金額であれば問題ありません」など、金額に対してどうなのかはっきり答えましょう。
その他
当然ですが、相手の話を聞かずに自分の意見だけを一方的に話したり、待遇面ばかり質問したりするのはNGです。
それは当然、内定後でも同じこと。
そして、上を見すぎて企業の相場を大きく上回る金額を望んだり、嘘偽りをいうのはやめましょう。
転職エージェントに頼んだ方がいいか
転職エージェントとは
転職エージェントは、厚生労働大臣の認可を受けた職業紹介事業者です。
企業と求職希望者の縁をつなぎ、採用が成功すると、企業から転職エージェントに費用が支払われるため、求職者は無料で利用することができます。
転職エージェントを利用した人のリアルな口コミ
転職エージェントにも、良し悪しはあるようです。
仕事が見つからないと不安なもの。
なるべく、気持ちに寄り添って力になってくれる転職エージェントに巡り合えるといいですね。
まとめ
年収交渉は、すべての人が成功するわけではありません。
言い方や態度によって、逆にマイナスイメージを与えてしまうことも。
最初から最後まで、真摯な態度で臨みましょうね。
【参照サイト】
マイナビAGENT:https://mynavi-agent.jp/
リクナビNEXT:https://next.rikunabi.com/
末永 雄大 / すべらない転職エージェント:https://www.youtube.com/watch?v=JQIS-kKgNuc
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