片足ずつをすぅと余春の水面まで
『梅雨の晴れ間のある午後,子供たちが用水路で騒いでいる。一人の男の子が用水路の柵に掴まって片足を用水路の壁面に,もう片足を水面に伸ばしていたのだ。あれ…何しているのだろうか? よく見ると足の先にはボールが水面に浮いていた。遊んでいて用水路にボールが落ちたらしく,それでどうにか取ろうとしているのだ。片足はボールに届いていて動かすことはできる。しかし片足ではどうしようもない。
どうするのかなぁと思って観ていたら,もう一人女の子がすっと用水路の柵を超えて男の子と同じ姿勢をしはじめた