■ウクライナにおける停戦を一日でも早く実現するために、第三国による交渉仲介を!

■ウクライナにおける停戦を一日でも早く実現するために、第三国による交渉仲介を!
   文責: 澤田石 順 jsawa@nifty.com (さわたいし じゅん。秋田高校山嶽部出身)
   -Twitter⇒ https://twitter.com/sawataishi
   -Homepage⇒ http://jsawa.my.coocan.jp/medical/
   -facebook⇒ https://www.facebook.com/jun.sawataishi
   -note(ウクライナ問題についてたくさん掲載) ⇒ https://note.com/sawataishi
    所属: 全国医師ユニオン http://union.or.jp/
     東京保険医協会(勤務医委員会) http://www.hokeni.org/
    職場: 鶴巻温泉病院/回復期リハビリテーション病棟専従医(2002年2月~)
     〒257-0001 神奈川県秦野市鶴巻北1-16-1
      電話: 0463-78-1311 (こちら優先) [ 080-9433-5973 も可]
    自宅:〒227-0048 横浜市青葉区柿の木台10-5-503 045-971-3572
 本文書の所在 -> https://note.com/sawataishi/n/nf0dc3ea1c319  (version 1.0 2022/5/10)

▼はじめに
 本文書の目的は一日でも早い停戦実現を実現することの一助となることです。交渉により早く停戦ために両国の停戦交渉を仲介することが、NATO(米国)は否定/妨害するとも、インド/イスラエル/中国/日本/韓国/ブラジル/トルコなどの最優先目標でなければならないと考えます。
 私、今年の2/20(侵略開始の4日前)から、note/facebookに拙文を公開してきました。私の認識は、当初からアメリカ・NATOによるロシア包囲網形成こそが、危機をもたらしているということ。アメリカはロシアの侵略を望んでいるように見えました。アフガニスタンからの撤退により、軍産複合体の商売ネタが縮小したので、新たな商売種を求めたのではなく、逆に、「これからはロシア・ウクライナ戦争が米国の主たる国益なのであるから、アフガニスタンから撤退した」というのが真相であろうと私は半ば確信してます。私の確信なぞどうでもよく、客観的にはこうです。

・アメリカは昨年末からロシアとの交渉を放棄すると声明(公文書あり)

・アメリカは2022年初頭から、ウクライナへの侵略を阻止するための対ロシア外交交渉を全くすることなく、単に警告・脅しのみしてきた。外交の放棄!

・ロシアの石油/天然ガス/穀物輸出が減少するから、アメリカ企業のそれら資源輸出量もその価格も上昇する←米国の利益増大(ウクライナからの穀物輸出も減じる)

・アメリが喧伝してきている民主主義国対専制主義国との戦いという一般抽象的理念が、単なるお飾りであることは、米国のこれまでの侵略戦争のあり方からすると明白でした。しかし、今回の侵略に直面した欧米諸国の国民は、舞い上がってしまい「悪対善」の戦いと信じるにいたってしまった。善対悪の戦いという認識が広まったことで、米国はロシアとの交渉拒否、ウクライナへの軍事物資供給のエスカレーション、対ロシア経済制裁のエスカレーションも善行だとみなされるようになってしまった。

・このような経過で、アメリカ・NATOのゴルバチョフ/エリツィンに対する NATO 不拡大の約束(条約ではないが米国の公文書館で既に公開された諸文書やベーカー国務長官の回想録が証拠)違反は不問とされ、あるいは、そんな約束は無かったと主張する人の妄言すら否定されなくなってしまった。

2/20、私はロシアのウクライナ侵攻はないと予想しましたが、それは外れました。けども、そのことについての文章は無意味ではないと思うので関心ある方はお読みください⇒ https://note.com/sawataishi/n/n79bca789a392
``ロシアがNATOに求めていることは、ウクライナのNATO加盟は認めないとのA4一枚くらいの文書のみ。ロシアは歴史的に常に臆病で緩衝国を必要としてきたわけで、緩衝国を植民地化するようなことは基本的にしてなかった。東欧の緩衝国を併合すると「敵対国」(経済文化的に優れているとロシアがみなす国々。常にロシアは西欧に対して劣等意識があり、西欧諸国にはロシア侵略の意図がないと理屈ではわかってはいたが感情的に西欧を恐れていた)と国境を接するので、それはヤバいとみなしていたから。
 ウクライナがNATOに加盟しない(当面はとの留保ありでもよい)とロシアに文書を提出するか、逆にNATOがウクライナの加盟は(当面は)認め無いと文書で約束したら、プーチン政権はウクライナ国境から軍隊を「それなりに」撤収するでしょう。ウクライナがそうしないのは、ロシアが怖いからというよりは米国に忖度しているからからでしょうが、ウクライナがNATOに加盟しないと約束したら、ロシアからするとウクライナは立派な緩衝国となり、ロシアとの友好関係が進む公算が小さくないと思います。EU/NATOにしても、ウクライナのためにロシアと戦争するなぞまっぴらご免なのは言うまでもないですね。''

ロシアの侵略開始から二日後(2/26)に書いた拙文はこちらです⇒「ロシアのウクライナへの軍事力行使は、NATO 拡大という西側の失策がもたらした」 https://note.com/sawataishi/n/n358429fc5a60

3/1 に公開した文書は「■1997年のアメリカ上院による NATO 拡大容認は悲劇的失敗と G.F.ケナンはみなした(予想した)」⇒ https://note.com/sawataishi/n/n09c4555af6f8

3/2に公開 「■諸国の在日大使に提案: ロシアによるウクライナ攻撃を終結させ、真の平和をもたらすための方法」⇒ https://note.com/sawataishi/n/na6ac96618cf6
``諸国の大使館(大使)に送ったメールをそのまま記します。
My OPINION / RECOMMENDATIONS to the AMBASSADORS in Japan
The way to make peace between Russian Federation and Ukraine''

私が愚考して拙文を公開する過程で、「憂慮する歴史家の会」の声明と活動を知り感動しました。羽場久美子先生らのこと、私は名前すら知らなかったのでした。情け無い。2011年の原発事故後に、山口県下関市の長周新聞としんぶん赤旗を今日まで購読してきてますが、ウクライナ問題については赤旗(共産党)の論調はアメリカ・NATOのごとく非難onlyで交渉による停戦は全く提唱無し、これに対して長周新聞は「憂慮する歴史家の会」の諸先生達の考えに賛同して取り上げてきてます。
 以下に、「憂慮する歴史家の会」と長周新聞の言説を記させていただきます。長周新聞の購読を強くすすめます。購読前に、長周新聞のネット記事を是非とも読んで下さい⇒ https://www.chosyu-journal.jp/

▼判例
・引用は``○○''あるいは //引用開始 ~ //引用終了 で示す
・大項目と中項目はテキスト閲覧ソフトでの利便性のため @@@ / @@ から開始 (検索欄に @@@ や @@ を入力してで移動できるように

@@@憂慮する歴史家の会 - 一日も早い停戦、第三国仲介の交渉開始を求めてます
▼Homepage-> https://peace-between.jimdosite.com/
"ウクライナ戦争の停戦仲介を各国政府へ 求めて、5月9日 、日韓共同で第2次声明を発表しました。"

▼声明発表から現在までの経過報告 by 和田春樹先生⇒ http://www.wadaharuki.com/index.html
//引用開始
外務省ロシア課長を訪問
 3月15日に私たちの声明をとりまとめ、翌日に外務省に向かった。私と富田武、羽場久美子両氏が外務省を訪問し、山田欣幸ロシア課長に声明を渡した。山田課長は私たちの説明を黙って聞いてくれ、私が話し終わると、「どうして中国に仲裁をもとめるのか」と質問された。そこで、トルコがすでに仲裁の行動をしているが、まだ結果がでていない、そこでロシアの東と南の隣国も行動して、停戦に貢献すべきだとおもう、中国とインドも関係がよくないが、一緒に停戦の仲裁をすると、自分たちの関係にも意義があるのではないかと述べた。
ガルージン駐日ロシア大使と面会
 3月17日、私はロシア大使館に電話して、大使に面会し、声明を渡したいと申し入れた。18日になり、大使秘書官から、声明をあらかじめ見せてほしいと言われたので、用意した声明のロシア語版を送った。翌日、ガルージン大使が会う、24日に来館してほしい、一時間ほど面会するという連絡があった。当日、私は藤本和貴夫、伊東孝之、加納格、富田、羽場の5氏とともに大使館にむかった。大使館の側は大使の他4名の参事官、書記官が出席し、大型のスクリーン二つを用意し、動画を見せながら、ガルージン大使が50分にわたって、ロシアの立場を説明された。以後50分ほど私たちの発言と大使の答弁がおこなわれた。
 大使は、「ロシア軍の侵攻によりウクライナ戦争がはじまった」という私たちの声明の冒頭の一句に注目して、戦争は8年前のウクライナの政変、反ロシア政権の誕生からはじまっていた、ミンスク合意もこわされた、そしてキエフ政府はロシア人の「ジェノサイド」を実行して来たと主張し、その間のロシアの抗議には西側はまったく耳を貸さなかったと述べ、さらにNATOの東方拡大はロシアにとっての脅威だと強く非難した。私はロシアにはロシアの言い分があるとしても、隣の国をあのような大軍で攻め込むのは衝撃をうけた、と述べた。このようなことをしては、ロシア人とウクライナ人の平和的な協力関係は永遠にこわれてしまうのではないか。と指摘した。これに対しては、大使は、日本と米国は深刻な戦争をし、広島長崎に原爆も投下されたが、いまは日米関係は親密になっているではないかと反論し、ウクライナ人と敵対するつもりはないと言われた。だが、これは「兄弟殺しの戦争」ではないかと加納氏が言うと、さすがにこたえたものか、ガルージン大使の答弁はここでは苦しそうであった。
 私たちの方からは、即時停戦、停戦会談の開始、3国による停戦の仲裁という私たちの提案を力説した。これについては賛成、反対、いずれも明瞭な意見の表明はなかった。ただし日本には仲裁に立つ資格はないというようなことは一言もいわれなかった。中国、インドについても触れなかった。停戦会談はすでにやっている、ロシアの要求は明かであって、それが満たされれば、軍事行動は終ると言われたので、伊東氏が「それでは戦争はやめないということですか」と反論して、停戦を要求した。私は、ウクライナの非軍事化のような要求は日本の降伏経験から考えると、日本と立場が違うウクライナがのむはずのない項目であると強調した。これには答えがなかった。かわりに大使が言ったのは、「自分は8月15日の玉音放送を聞いたが、そこにはポツダム宣言を受諾するという言葉はなかった」ということだった。実際には「共同宣言に応ぜしむる」と天皇はのべているが、「ポツダム宣言」と具体的にはいわず、まして降伏するとは述べていない。大使がこう言った心理は、妥協して合意するときには表現を工夫することができると示唆するつもりなのかと思った。大使はまた「停戦会談はおこなわれている。話がまとまってくると、ウクライナ代表団のスカートの端を踏む動きが出る」と最後に言ったが、これはアメリカが停戦会談をさまたげているとほのめかしたのであると言える。
ロシア大使館での記念撮影 結局、私たちの対話はいかなる合意点もみいだせなかったが、それは予想した通りの結果であった。大使は最後に本日の会合のことはモスクワに報告すると言われた。私たちはまたお話したいと言って、記念撮影をして、大使館を辞した。
今後の取り組み
 私たちは私たちの提案をさらに推進していく決意である。次は中国大使館、インド大使館を訪問するつもりである。
//引用終了

@@2022/5/9 声明「日本、韓国、そして世界の憂慮する市民はウクライナ戦争即時停戦をよびかける」(youtubeの動画)-> https://www.youtube.com/watch?v=4w4doDsfko8
``第2次声明への賛同署名受付中: https://peace-between.jimdosite.com/
(司会)
(0:00) 岡本厚  元『世界』編集長
(2:44) 声明発表
(報告)
伊勢崎賢治 東京外国語大学教授、元アフガニスタン非武装化日本政府特別代表
(6:28) 和田春樹  東京大学名誉教授 憂慮する日本歴史家の会代表
李 海栄  韓国ハンシン大学教授 
南 基正  韓国ソウル大学教授''
 韓国の先生達にも停戦実現のための知恵を呼びかけて、李先生と南先生がが応じて下さいました。日本と韓国は対ロシアの軍事同盟に参加してない第三国であり緩衝国(ロシアとアメリカの間にあるという意味にて)でもあります。

@@2022/4/29 再論「ウクライナ戦争を一日でも早くとめるために」憂慮する研究者があらためて訴える(youtubeの動画)-> https://www.youtube.com/watch?v=2Q9OnavP0Kw
資料集(全て一括ダウンロード可能⇒ https://drive.google.com/drive/folders/1fhFmjw8e5rVxiihs9hAxL0bkMhVkSto2

@@2022/3/15 ウクライナ戦争を1日でも早く止めるために日本政府は何をなすべきか
   ―――憂慮する日本の歴史家の訴え―――
 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=Wok052vZK8I
// 引用開始
2022年3月15日、和田春樹らが呼びかけ、オンラインでウクライナ戦争を1日も早く止めるための会合をオンラインで開きました。
司会:藤本和貴夫
発言者:伊東孝之、塩川伸明、富田武、和田春樹、加納格、吉田浩、羽場久美子、毛里和子、明石康
連名による声明をとりまとめ、関係者への働きかけを始めました。
「声明文」は「和田春樹のホームページ」で閲覧できます。
和田春樹のホームページ:
http://www.wadaharuki.com/index.html "

「3国に停戦仲裁を求める賛同署名のお願い」
声明発表以来多くの方から賛同する声を頂いています。そうした方々のお声を反映するため、「憂慮する日本の歴史家の会」では賛同される一般の方からの署名を頂くことにしました。以下の署名サイトをご訪問ください。
賛同署名サイト:
https://peace-between.jimdosite.com/

〔声明署名者〕
伊東孝之  北海道大学名誉教授
加納 格  法政大学元教授
塩川伸明  東京大学名誉教授
富田 武  成蹊大学名誉教授
藤本和貴夫 大阪経済法科大学元学長
和田春樹  東京大学名誉教授
加藤史朗  愛知県立大学名誉教授
梶浦 篤  電気通信大学教授
豊川浩一  明治大学教授
長與 進  早稲田大学名誉教授
西 成彦  立命館大学名誉教授
羽場久美子 青山学院大学名誉教授
毛里和子  早稲田大学名誉教授
吉田 浩  岡山大学准教授
// 引用終了

@@@長周新聞の記事 - ウクライナ戦争について日本でおそらく唯一つまともな報道中
@@2022/5/9 アメリカの世界戦略とウクライナ問題 青山学院大学名誉教授・羽場久美子氏の講演より-> https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/23491
``ロシア研究者や国際政治学者などでつくる「憂慮する日本の歴史家の会」が4月29日に開催したオンラインシンポジウム「再論:ウクライナ戦争を一日でも早くとめるために――憂慮する歴史家があらためて訴える」より、青山学院大学名誉教授・羽場久美子氏(国際政治)の講演内容を紹介する。''

@@2022/5/9 ウクライナ戦争における停戦実現の展望――国際社会に求められるマインドセット 東京外国語大学教授・伊勢崎賢治 -> https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/23503
``4月26日、国連のグテーレス事務総長がプーチン大統領と会談し、人道回廊設置の合意確認をしたと報道された。国連そして国際赤十字の介入が、回廊の実現のために示唆された。翌日、事務総長はゼレンスキー大統領とも会談した。5月3日現在、マリウポリからの住民避難が実施されている。良いサインである。''

@@2022/5/8 「再論:ウクライナ戦争を1日でも早くとめるために」 ロシア研究者や国際政治学者らがシンポジウム開催 -> https://www.chosyu-journal.jp/shakai/23478
``ロシア研究者や国際政治学者などでつくる「憂慮する日本の歴史家の会」は4月29日、オンラインシンポジウム「再論:ウクライナ戦争を1日でも早くとめるために――憂慮する歴史家があらためて訴える」を開催した。「ウクライナ戦争の現段階、停戦協議の到達点と展望」について、ロシア・東欧政治研究者の伊東孝之(早稲田大学名誉教授)、松里公孝(東京大学教授)、元国連職員の伊勢崎賢治(東京外国語大学教授)、また「米国の新しい戦争のはじまりか、日本の立場は」をテーマに、国際政治学者の羽場久美子(青山学院大学名誉教授)、ロシア史研究の和田春樹(東京大学名誉教授)、富田武(成蹊大学名誉教授)の6氏が講演。ロシアによるウクライナへの侵攻開始から2カ月が経過するなかで、現状をどのように捉え、停戦に向けていかに行動するべきかを専門的知見を交えて論議した。''

@@2022/5/4 ノーム・チョムスキーが語る ウクライナ戦争とアメリカの巨大な欺瞞 スケイヒル氏のインタビューより -> https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/23459
``アメリカのオンライン雑誌『The Intercept』(インターセプト)は4月15日、同紙の編集者であるジェレミー・スケイヒル氏が、ウクライナ問題をめぐってマサチューセッツ工科大学の名誉教授で世界的な哲学者でもあるノーム・チョムスキー氏におこなったインタビュービデオを公開した。このインタビューでは、ウクライナ危機に対して交渉による事態の沈静化を図るのではなく、武器供与をはじめ攻撃的な言動で対立を煽り続けて戦闘を長期化させてきた米バイデン政府の姿を浮き彫りにするとともに、戦争終結のための最善策についても言及している。''

@@2022/4/26 プーチンは何を主張しているのか ロシア国民向けテレビ演説(全文) 判断は読者に委ねる -> https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/23399
//引用開始
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってもうじき2カ月が経とうとしている。過程で落としどころが見いだせるかに思われた停戦協定も吹っ飛び、武力紛争は長期化する気配を見せている。今回の武力紛争の根底には、欧米側でもとりわけウクライナの政治経済に深く関与してきたアメリカとロシアの矛盾が存在し、アメリカが背後から武器だけは与え、ウクライナを鉄砲玉にしてロシアと対峙している状況にほかならない。この間、欧米側の報道はロシア・プーチン悪玉論一色に染まり、すべての出来事は2月末から突然始まったかのように描き、歴史的な経緯や双方の主張についてまるで知り得ることができない状態に置かれてきた。そうして扇情的な「ウクライナ可哀想」が煽られるなかでの「戦争反対」の叫びが「ロシアやっつけろ!」に転化していくなど、極めて好戦的で第三次世界大戦の突入も厭わないほどの危険な熱狂が煽られている。

その武力衝突はなぜ引き起こされたのか、原因を捉え、思考し、解決するために何が求められるのか、第三国である日本はどう関わるべきなのかを模索するうえでも、ゼレンスキー及び欧米側の主張だけを耳にして、それが「正義」であるなどと判断することはできない。目下、悪玉の総本山として扱われているプーチンは今回のウクライナ侵攻についてロシア国民にはどのように説明したのか、2月21日に国民向けテレビ演説で語った内容を見てみた。西側メディアが悪玉・プーチンによる「歪んだ歴史観」「歪んだ価値観」を問題視するなか、彼はいかなる歴史観や価値観を持っているのか、もう片側の主張も知る機会は提供されるべきと考え、全文を掲載することにした。その主張をどう捉え、判断するのかは読者の皆様に委ねたい。(注釈や見出しは編集部)
//引用終了

@@2022/3/29 「米国の狙いはロシアの政権交代」 オリバー・ストーン監督が語るウクライナ問題 -> https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/23092
//引用開始
 『JFK』『ニクソン』『ウォール街』『スノーデン』など数々の社会派映画で知られる米国の映画監督オリバー・ストーン氏が12日、インターネット討論番組「PBD Podcast」に出演し、現在のウクライナ情勢について自身の見解をのべた。ウクライナ問題を客観的に捉えるための材料として紹介する。
 ストーン監督は、「残念ながら現在のアメリカのすべてのメディア報道は一方的なものであり、反対側(ロシア側)からは何も得ようとしない。公平なキャンペーンをしていたRT(ロシア発の国際放送局)さえも放送禁止にし、実際に起きていることさえも偽情報として眼に触れさせないようにしている」と指摘。
 「実際に2014年からウクライナ東部のドンバス地域では、ウクライナ軍によって住民が犠牲にされ、とくにネオナチ(ナチズムに由来する極右民族主義)の武装集団が彼らを血まみれにし、ロシア系住民1万6000人が殺されたと推定されている。これはプーチンを挑発するためのもので、アメリカが代理としてウクライナ政府にやらせているというのが真実だ。彼らはウクライナのことなど本当は何も気にしていない。彼らが気にしているのはロシアだ。この危機はロシアを不安定にするチャンスであり、国のトップをすげ替えるレジームチェンジ(政権交代)をやってのけることができれば、これは彼らの大勝利となる。最初からウクライナの人々への懸念などない。“今日も殺された”“今日も殺された”と毎日報じているメディアは、反対側(東部)でウクライナ軍によって殺された人々については5年も6年も言及すらしてこなかった」とのべた。
 またストーン監督は、2015~2017年におこなったプーチン大統領との30時間におよぶ対談をまとめたドキュメンタリー映画『プーチン インタビュー(邦題オリバー・ストーン オン プーチン)』(2017年公開、約4時間)の内容に触れ、概略次のようにのべた。
//引用終了

@@2022/3/17 ウクライナ危機に国際社会はどう向き合うべきか 緩衝国家・日本も迫られる平和構築の課題 東京外国語大学教授・伊勢崎賢治氏に聞く -> https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/22976
``ロシアとの戦闘が続くウクライナの緊迫した情勢は、日本を含む国際社会を巻き込み、さまざまな議論を呼び起こしている。本紙は、かつて国連職員や政府特別代表として世界各地の紛争地で調停役を務めてきた東京外国語大学教授の伊勢崎賢治氏にインタビューをおこない、現在のウクライナ情勢の見方や問題意識について話を聞いた。''

@@@私(澤田石 順の意見等)
 冒頭に記したように note https://note.com/sawataishi/ にいろいと書いております。その中で、最も読んでいただきたいのを列挙するつもりでしたが、「はじめ」において言及したので控えます。

#the end of this article

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