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腐った納豆は買えない

もし賞味期限が過ぎている納豆が店頭に並んでいたら。

大抵の人はクレームを入れる、もしくはクレームまでいかなくとも「この店は適当な店なんだな」と悪い印象を持って足が遠のく、と思う。

しかし。私は違う。

もし賞味期限が過ぎている納豆が売られていたら。

私は次回から迷わずこのお店に行って納豆を買うだろう。

理由は一つ。期限切れの納豆のほうが美味しいから、だ。



この考えに至ったのはとあるYouTuberが動画内で「納豆は賞味期限を過ぎてからじゃないと食べない」と言ってたのに触発されたから。

これ、当時は”賞味期限をゴリゴリ守る側の人間”だった私にとってものすごく衝撃的な価値観だった。

買ってからしばらく冷蔵庫で寝かす
→あえて腐らす

……ありえない!!

そうは思ったものの、「どんなに金を出しても腐った納豆は買えない」というパワーワードで完全にノックアウト。

この言葉に魅せられた、というか。まぁ言葉は目に見えないんですけどもね。


どんなに金を出しても腐った納豆は買えない。


このパワーワード。一見ただの面白いセリフだけれど、私にとっては目から鱗でコンタクトで。

なんでかってーと、今まで疑いもしなかった常識がいとも簡単にひっくり返ったから。

だって、賞味期限過ぎた食べ物ってふつー売らないじゃん。

冷蔵庫に入れたまま期限切れた食べ物って、中身大丈夫か恐る恐る確認していけそうだったらいく感じじゃん。

それなのに。

あえて腐らせるってよ。

そのほうが納豆感が濃くなって好きなんだってよ。

腐った納豆はどんなに金つんでも買えないから自分で腐らせるんだってよ!


なにこの価値観。斬新すぎて最高なんですけど。


それからの私は納豆は大量買いして冷蔵庫に寝かすし、その他の賞味期限もあんまり気にしなくなって見た目と匂いで判断するようになったし、賞味期限に限らずいろんなことを自分自身で判断するようになった。

”自分のものさし”ってやつができたんです。丈夫なものさしがね。

するってーと、なんだか毎日が楽しいし楽チンになった。

腐った納豆を食べるようになってから人生が生きやすくなった。


常識を疑え。正しさを疑え。

自分のものさしに敏感になろう。

自分のものさしを、信じよう。


腐った納豆の話がこんな結末になるなんて。笑

納豆の話ではじまったので納豆の話で終わりましょう。

私は賞味期限から1週間〜10日ぐらい寝かせた(腐らせた)状態が一番好きです。

基本つぶ派だけどたまに食べるひきわりも好きです!

味噌汁の具に困ったときは納豆inで納豆汁!

納豆大好き!ではまた!

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