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マンガで東洋医学を考察シリーズ⑦ドラゴンボールで津液を考えてみた

今回、考えたいのは東洋医学の津液(水分)と疲労回復についてです。

基本的に疲労したという状態は、身体の津液(水分)の流れが滞って老廃物が溜まった状態です。

そのため疲労を回復させるには津液(水分)の流れを良くして排泄を促し、回復力を高めることが大切です

ドラゴンボールに出てきた最新科学にメディカルマシーンがありました。

口には呼吸するための管を取り付けて全身を液体に浸します。

その液体に浸っていると気持ちよくなって、身体の回復力を高めてくれるとの事でした

それらから考えるとメディカルマシーンには津液(水分)の流れを良くして、回復力を左右する気(代謝)を高める様々な工夫があったと考えられます。

ドラゴンボールにも気という概念が出てきましたが、それについてもドラゴンボールで気を考察で紹介しています。

現代にもある代謝を高めるものと言えば、

・温泉
・リンパマッサージ
・低周波・酸素カプセル
・デトックス

などがあります。

東洋医学から見れば強い疲労は津液(水分)の滞りと気(代謝)の低下です。

そこで昔から津液の流れを良くして気を高める様々な方法を紹介します。

温泉効果

温泉のようにミネラルが豊富で温かいお湯に浸かることは津液(水分)の流れを促します。

水中では浮力がかかるので筋肉の脱力を促します。

筋肉が緊張したままでは身体はリラックスできません。

そのため筋肉の脱力を促すことは副交感神経を優位にして自律神経を整える効果があるのです。

また温熱効果を加えることで気(代謝)が最大限に高められます

疲労物質には筋肉を動かした際に発生するクレアチニンやアデノシンなどがあります。

それらの疲労物質の排泄を促すことで、メディカルマシーンから出た時の爽快感が生まれると考えられます。

水圧によって適度な圧力が身体にかかるとリンパマッサージのような効果もあります

発生した疲労物質はリンパ(津液)によって運ばれます。

実際のリンパマッサージと同様に、リンパの流れを促進しデトックスすることで回復速度を高めるのです。

リンパマッサージ

津液(水分)にはリンパも含まれるので、リンパマッサージは疲労の原因である津液の滞りを解消するのに極めて効果的です。

伝統医学においてはリンパマッサージは医療に含まれていました。

実際に古代ギリシアにおいては、医師たるものはリンパマッサージを習得することが義務付けられていました。

現代ではマッサージのイメージが強いですが、リンパの流れを良くすることは津液の流れを良くして気(代謝)を高めるのに効果的な施術です。

ドラゴンボールのメディカルマシーンでも、水中で適度な水圧が加わっていればリンパマッサージの効果を発揮していたと考えられます

低周波・酸素カプセル効果

気(代謝)とは神経の伝達によって内臓筋や骨格筋の動きをコントロールします。

そのため低周波によって電気刺激を与えることは気(代謝)を高めるのと同じ効果があります

ドラゴンボールの水中には適度な電気が流れていると考えられます。

つまり電気風呂のような感じではないかと考えています。

さらに口に当てたホースからは酸素がたっぷりと運ばれている考えられます。

酸素が細胞の隅々まで運ばれることで気(代謝)は最大限まで高められます。

気(代謝)が高まることで回復力は向上するので、短時間での前回を可能にしているのです。

悟空やベジータが他の人よりも早く回復したのは気(代謝)がもともと高い身体と考えられます。

現代人の多くは気(代謝)が低い気虚(ききょ)の状態なので疲れが残りやすいのです。

疲れたときに温泉に入りたくなるのは、無意識に気(代謝)を高めようとしているのです。

デトックス

一口にデトックスといっても、サウナで汗をかいたり宿便の排泄を促したりと様々な方法があります。

ですが全てのデトックスに関して言えるのは、身体に余計な老廃物が溜まった状態では気(代謝)は高まらないという事です

だから身体の老廃物を排泄することは、身体の回復力を高めるうえで極めて重要なのです。

ドラゴンボールの作中では排泄のシーンはありませんでしたが、メディカルマシーンの後にはたくさん排泄できたと考えています(笑)

メディカルマシーンの水温も軽く汗をかけるくらいの温度だったと考えています。

水中の最大のメリットは脱力が可能なことです

現代人の不調や慢性的な疲労の多くは脱力が下手になり、寝ているときでも緊張していることです。

そのためドラゴンボールのような水中のメディカルマシーンは遠からず実現するのではないかと私は考えています♪

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