見出し画像

キラメキ内臓占いの体質シリーズ②火タイプ

火タイプの人柄

キラメキ内蔵占いから見た火タイプは、心臓と小腸にゆとりがあるので気(代謝)と血(栄養)が高いわりに津液(水分)は不足しやすいのが特徴です。

心臓の最も大切な役割は、全身に血液を送って体温を維持することです。

津液(水分)が多すぎると体温は下がりやすくなりますが、火タイプは体温が下がりにくいのが特徴です

そのため一定のテンションを維持するのが得意ですが、気分によるムラは大きくなります。

社交的で話し上手な人が多いのも火タイプの特徴ですが、感情的で表情に出やすい一面もあります。

また、津液(水分)が少ない分だけ、頭に血が昇るとなかなか怒りが収まらないタイプでもあります。

テンションの高さは土タイプの相生関係となり、社交的な性格は金タイプの相剋関係となります。

心臓の特徴

心臓の主な作用は、血液を送り出すポンプ機能です。

ポンプ機能によって肺に送って酸素を受け取り、それから全身へと血液を送り出しています。

全身へと送り出された血液は身体の隅々まで巡り、栄養や酸素を届けると同時に老廃物や二酸化炭素などを回収します。

また白血球などの血球成分は免疫として機能します。

ですが、運動不足や偏った食事を続けると血液がドロドロになり心臓の負担が増えてしまいます。

心臓の負担が増えた時に、心臓への酸素や栄養が不足していると狭心症などの虚血性心疾患を起こしやすくなります。

虚血性心疾患とは、血(栄養)の不足から胸痛に加えて動悸や息切れが起こる疾患です。

火タイプは心臓が強く血(栄養)が充実しているので、心臓に多少の負担をかけても気づきません

血(栄養)が充実している人は貧血なども起こしにくくなります。

また心臓から送り出されるれる血液の約15%が脳へ行くので、慢性的に血流が悪い状態では脳の機能低下を招くきうつ症状の原因にもなります。

運動をする時には心臓がバリバリと働いて筋肉に血液を送り続けるので、その間は他の臓器に送られる血液が減少します

血(栄養)の不足は
・意識や気力の低下
・めまい
・立ちくらみ
などの症状も目立ちます。


東洋医学における心臓

東洋医学における心の役割は、
・主血(しゅけつ)
・神志(しんし)
の二つになります。

主血とは、血を脈へ巡らせて全身に栄養を与えることです。

神志とは、記憶や思考を司る大脳新皮質の役割です。

東洋医学では心は「君主の官」と呼ばれていて、精神を安定させたり睡眠のリズムをとったりすると考えられていました。

昔の人は、心臓にこそ心(こころ)が宿ると考えていたのです。

そのため精神的に不安定になったり、睡眠障害が起こったりするのは心の弱りと考えられるのです。

血(栄養)が不足するのは主に肝と心ですが、心が血虚(けっきょ)の状態になると自律神経失調症や睡眠障害などの原因となります

血虚とは栄養不足の状態なので、活動量に対して摂取している栄養が不足したり、活動量が自分の許容量を超えている時に起こります。

また、水分不足で血液がドロドロ状態になると寝汗や夢見が多くなり心陰虚(しんいんきょ)と呼ばれます。

そして、加齢によって心の気(代謝)が衰えると心気虚(しんききょ)と呼ばれる状態になります。

気虚は気が不足した状態で、心による精神の安定が出来なくなります。

年を重ねてワガママになったり、我慢出来なくなったりするのはこのためです。

気虚は特にエネルギーを作れなくなった状態なので、普段からウォーキングなどで代謝を上げておくことが大切です。

東洋医学では心が虚するのは死ぬ時と言われますが、生きる気力を失っている状態は心虚と言いわれます。

急に精神が不安定なったときは心気虚を疑いましょう。

心臓を元気にするポイント

心臓を元気にするポイントは小腸の機能を高めることです。

小腸の主な機能は消化と吸収です。

小腸の機能が低下している人はミネラル不足に陥りやすいのが特徴です。

主に、
・Na(ナトリウム)
・K(カリウム)
・Ca(カルシウム)
・Mg(マグネシウム)
・Fe(鉄)
などは小腸から大腸にかけて吸収されます。

ミネラルの不足はドロドロ血液の原因となったり、ホルモンの不足の原因になったりします。

小腸ではセロトニンと呼ばれる副交感神経を刺激するホルモンが分泌され、副交感神経が刺激されることで心臓の負担を減らします。

そんなセロトニンの原料にトリプトファンなどのアミノ酸やマグネシウムが含まれます。

そしてセロトニンは小腸を働かせるエネルギー源でもあります。

心気虚の主な原因はセロトニンの不足だと考えられます。

そのため、セロトニンを作るのに必要な栄養を多く含む青魚やレバーをしっかりと食べるのは大切です。

また、セロトニンの分泌を促すビタミンB6は腸内細菌によって作られるので、食物繊維を意識して食べるのも心気虚の解消に役立ちます。

そして、心臓の酸素や水分不足を避けるためにこまめな水分摂取とウォーキングをしましょう

普段から水分をとって足の筋肉に刺激を入れることで血流は良くなり、心臓の負担が減ることで精神は安定しやすくなります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?