見出し画像

転職エージェントから紹介できる案件がない、と言われたら

「転職エージェントに登録しようとしたら、あなたに紹介できる案件がない、との返信が・・・。登録すらできませんでした。私は転職できないんでしょうか」

このように落ち込んだ状況でキャリアカウンセリングに来られる方、実は多いんです。とても丁重な転職エージェントからの返信ではあるものの、私は他で通用しない市場価値の低い人間だって言われているようで、ショック・・・。とおっしゃっている方もいらっしゃいました。

確かに転職エージェントの広告を見ると、みんなwelcome!みたいな感じですよね。

私は現在、個人の方を対象としたキャリアカウンセリングを行っていますが、以前は転職エージェントにて営業とコンサルタントをしていました。

(インテリジェンス(現パーソルキャリア)という会社で、私が所属していたのは、まだインテリジェンスが創業間もない1994年から2002年の8年間です。)

今の時代、企業が採用する場合に様々な手段があります。こういう人は転職エージェントを使って集め、こういう人は転職サイト、ハローワークで、などなど、案件によって使い分けているのが実態です。

人を採用するには、当然コストがかかります。採用予算の中で、企業の人事担当者はどの媒体を使うか、を考えるわけです。

さて、お話を戻しますと、

転職エージェントからご紹介できる案件がない、と言われた人

= 転職できない・募集がない、ということではありません

転職エージェントを使って活動するのが向いていない職歴や職種の方がいらっしゃるのです。その場合、他の手段を試してほしい、とキャリアカウンセリングではお伝えしています。

では、どんな人が転職エージェントにとって紹介しづらいのか・・・

私が以前営業・コンサルタントを担っていたときに感じた、企業のニーズをお伝えしたいと思います。

ずばり、転職エージェント以外の手段を試してほしい人とは・・・

・転職歴の多い人

 例えば、20代で4-5社経験していて、且つ、一貫していない人など。ただ   し、外資系金融などは、短期間で転職していく人も多いため、一貫性があれば、エージェントに紹介してもらいやすい。

・キャリアチェンジを狙っている人

未経験の仕事にチャレンジしたい、と思う人。


代表的な特徴がこの二つです。その理由は・・・。

転職エージェントを活用すると、採用コストが他の媒体よりもかかってしまいます。そうすると、企業としては、自社募集しても集まらない人材を転職エージェントに紹介してもらいたいと考えるのです。

転職エージェントと同じ求人が転職サイトに載っていることもあり、転職エージェントからはお断りをされてしまった求人をどうしても諦めきれない、とキャリアカウンセリングにてご相談を受け、別のルート、つまり転職サイトやハローワークで再度エントリーしてみたらどうか、というアドバイスをさせていただき、そして結果、通過した、ということが何度かありました。

転職エージェントは、先方とのやりとりを間に入って調整してくれるので、とても便利ですが、もし、転職エージェントに登録する時点でうまくいかない、と思ったり、なかなか決まりづらいと思ったら、転職エージェントを使いつつ、他の手段も平行してみてください。

ちなみに・・・転職エージェントは、大手の方が求人数も多いですが、登録者数も多いので、他の候補者との競争があります。大手だけでなく、小規模のエージェントも活用してみると、案外懇切丁寧に面倒を見てくれた、なんてこともあります。小規模エージェントは、大手のような知名度や会社宣伝費が掛けられないため、登録者を一気にたくさん集める力はありませんが、その分丁寧にコンサルタントが頑張ってくれた、なんてお話もよくありますよ。

キャリアカウンセリングのお申込は⇒ http://www.sawako-women.net/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?