読書でしか手に入らないものがある

今日はAmazonと楽天で、久しぶりに大量に本を購入した。10冊くらい? 倫理学と経済学の本、あとは小説だ。今手元にも5冊くらい積ん読があるが、最近は2〜3日で1冊読むペースなので、買いすぎというほどでもないと思っている。

私は大学1年の春休みから課外活動に積極的になったが、それまでの学生生活は、授業とバイト以外の時間を、ほとんど読書に費やしていた。年間読書量は200冊を超えていて、その大半が小説か、専攻である社会心理学の本だった。

よく勘違いされるのだが、私は読書が嫌いだ。まず集中力が持たない。目とか腰が痛くなる。時間対効果も悪いし、単純に単価も高い。今日も、10冊も買えば2万円近くかかる。だから基本的に、本を読まずに済むのであれば読みたくない。例えば実用書やHow to本は買ったことがなくて、YouTubeで要約されたものを視聴して済ませている。

先日、因果関係を正しく理解しないと的確な対処が取れない、みたいな内容を記事に書いたが、手法と目的に対する考え方も同じだ。私は読書が好きなのではなく、読書をすることにより、思考を整理する手腕が磨かれることが好きなのだ。知識は活用方法が様々だが、読書でしか得られないそれは、プログラミングでいう、変数だ。変数とは、扱うデータを入れておくための箱のようなものだ。そういう思考を整理しておくための箱は、読書でしか手に入れられないと思っている。

箱の作り方は人それぞれあるのだろうが、私はベンチマークという考えを大切にしている。例の、スティーブ・ジョブズの点と点を繋げるという話だ。ベンチマークを様々な学問上にプロットして、それらを繋げた時に初めて整理できる課題がある。その瞬間が、私はたまらなく好きだ。

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