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ビールを飲んで今日は終わりにする

先ほど、久しぶりにランニングをした。ビールを飲むためである。今まではランニングをしたらご褒美にビールを飲む、というのが定番だった。しかし、ランニングさえすれば今日1日全てを頑張ったと勘違いすることが多く、最近の運動は散歩だけにしている。それに連動するように、1人で酒を飲む機会もめっきり減った。

今日は映画を見ようと事前に決めており、ならばと黒ラベルの大瓶を準備しておいた。普段は黒ラベルとプレミアムモルツの香るエールをそれぞれ、缶で飲んでいるのだが、瓶を準備すると特別感が出るので、近くの酒屋で買っておき、ここぞという時に冷やして飲む。ビールのあてには野菜と豚バラのせいろ蒸しを作る予定だ。映画は『博士の愛した数式』を見直そうと思う。週頭に『悪人』を観て以来、まだ心の整理がついていないため、こういう穏やかな映画を観たいのだ。加えて、深津絵里さんをもっと見たいというのもある。これは長年の命題なのだが、深津絵里さんに当てはまる形容詞は可愛いなのか綺麗なのか、未だに判断がつけられない。

普段は大体こうやって、1日に起きたことを導入として書き進めていると、社会で起きている不安や不満、過去の抑うつなどが自然と浮かび上がってきて、記事としてまとめられる分量になるのだが、今日は全く浮かんでこない。多分、比較的幸せなんだと思う。私は普段朝5時に起きる。ゆっくり支度をして、6時から大学時代の先輩と2時間、オンラインで朝活をする。基本的に英語の勉強が主だ。その後読書をしながらコーヒーを飲み直し、9時から18時までが仕事だ。仕事が終わってから8時までの間に大体のやるべきことを済ませ、就寝までは執筆か読書か勉強をする。文字に起こすととても充実しているようだが、勉強は好きでしているわけではなく、将来が不安だからしているのだ。だから勉強している時間は嫌な考えが巡って苦痛だし、勉強を終えてからもこれで将来の金銭的な不安が消えるには程遠いと、過去の勉強不足を悔やんだりしている。

今日はあと映画を観てビールを飲むだけなので、これほど気楽なことはない。もちろん、そんな生活ばかりは続かないので明日からはまた頑張る。嫌なことを考えないのは気分がいいが、それは借金を残しているのと似ている。将来的に嫌なことが増えるだけなのだ。

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