見出し画像

その疑問、さわかみ社員がお答えします! ~セミナーQA集②~


”投資って儲かるの?”
”一般生活者のためのファンドって何?”
さわかみ投信では、そんな投資信託にまつわるあれこれを
皆さまに「直接」お伝えすることを大事にしており、
文字通り、社員が一年を通して全国各地でセミナーを開催しています。
当社のセミナーはよくある一方的な講義ではなく
参加者の皆さまからの質問をベースに進めていくスタイルで、
こちらの記事では実際に皆さまからいただいた質問と、
当社社員によるバラエティに富んだ回答をご紹介します!


【質問】

この数年、運用成績でインデックスに劣っているし、
さわかみファンドからの乗り換えも考えています。
その点についてどうお考えですか?
50代男性

【回答】

下記の社員のコメントを見るに、今回、私の出番はなさそうです。

一点だけ言及するなら、企業にとってどういった株主に投資されたいか、すなわち永続して素晴らしい製品・サービスを提供し業績を上げられるか、を是非考えてみてください。

それは結果的に運用パフォーマンスにも繋がります。

運用成績は切り取る時期によって大きく変わります。
例えば、さわかみファンド設定来(1999年8月~)で比較しますと、日経平均株価は約1万8000円から約2万8000円になっていますが、さわかみファンドは1万円から約3万円まで基準価額を上げています。

さわかみファンドは暴落へのバッファーおよび買付資金として現金を保有していますので、近年のような上昇一辺倒の相場においてはインデックスファンドのほうが有利になりやすく、逆に暴落相場ではさわかみファンドの現金部分が効果を発揮し、上記のような結果となります。

私個人としては、“投資”を財産形成のものとしてだけでなく、社会をつくっていくものとしても捉えています。
インデックスファンドであれば指標すべての企業に投資をするため、利益を生み出さないゾンビ企業にも投資をしてしまうことになります。

私が社員としてこのファンドをつくっていく上では、財産形成の観点に加え、日本経済が成長していくために競争力を持った社会的意義のある企業に対してお金を投資したいと考えています。

この数年、金余りにおけるマネーの一部がインデックスファンドを通じて株式市場に流れ、ゆえに株式市場全体が上昇しアクティブの良さが薄れました。昨今の米国株への投資も「ただ儲かるから」の投資になっているに過ぎない、つまり“人気”に投資しているのではないかと考えます。

私たちは、アクティブファンドという運用資金(現金)をコントロールできる強みを生かしつつ、日本及びそこで生活する人々に関わる企業を応援したいという意思を持つことで金銭的なリターンと社会的リターンの実現を目指しています。

財産形成においてパフォーマンスを求めることも重要ですが、ファンドを通じて投資対象(企業)を応援することもまた結果として自身の財産が増えていく方法だと考えます。

まず事実についてですが、単純にTOPIX配当込みとの比較では、長期の運用成績で当ファンドが圧倒しています。23年間、長期投資のリズムを愚直に継続してきた結果です。

もし金融緩和バブルが弾けて暴落が来ても、このリズムを守りバーゲンハンティングする準備が整っています。すなわち、暴落時の応援買いに相応しい企業の厳選とリスクを取って買い向かうための資金の準備です。

世の中になくてはならない厳選した企業のその後のV字回復もイメージして覚悟を固めています。言うは易しですが、このような丁寧な企業リサーチと準備は急にはできません。

私どもの23年間のアクティブ運用の本領を発揮する場面がいよいよやってきました。ぜひともお客さま、企業、当社の三人四脚の果実を分かち合い、新しい歴史を描きたいと思っています。
引き続きお付き合いをお願いいたします。

大切な資金の運用ですから、様々な角度からファンドをモニタリングするに越したことはありません。その一つの切り口はパフォーマンス計測です。しかし3年、5年、10年など、複数の期間で計測しても、それはファンドの一面を評価したに過ぎません。

視点を変えて資産形成の目的を考えてみましょう。
特に老後資金、住宅購入資金、子供の教育費など長期の時間軸で資産形成をお考えならば、単純なパフォーマンス比較以上に重要なのが運用哲学です。

金融市場は気まぐれで、良い時もあれば悪い時もあります。資産運用は小手先のテクニックで乗り切れるほど甘い世界ではありません。時間が経っても風化しない堅牢な運用哲学がなければ荒波を乗り越えて前に進むことなど不可能です。

この点で私たちには強いこだわりを持った投資哲学があります。地域に貢献する企業、社会課題解決に取り組む企業、新しい技術の事業化を進める企業など、さわかみ目線で「広く、深く、遠く」見渡した企業群がポートフォリオに散りばめられています。

さわかみ投信が誕生してから20年超が経ちました。さわかみの運用スタイルは今後100年経っても変わらないでしょう。お客さまがファンドを乗り換えるならば、是非、うわべではない本物の投資哲学を持って運用してきた実績があり、これからもそれに拘り続ける覚悟のある運用会社やファンドを選択してもらいたいと思います。私たちにはその覚悟があります。

勿論、必要な変革は積極的に取り入れます。しかし同時に変化しない頑丈な運用哲学を持っていることも私たちの強みです。私たちの投資哲学とそれに基づく運用スタイルには一切の揺るぎがありません。

ファンド仲間(※1)からの信頼を裏切らないスタイルで長期的にご満足頂けるリターンを目指して私たちは運用いたします。

※1:当社はお客さまのことを「ファンド仲間」と呼びます。


※回答は2022年11月30日時点のもので、現在の見解とは異なる可能性もございます。


【回答者一覧】

人の志を応援し世をおもしろくするのが自らの志。
代表取締役社長 澤上 龍 Ryo Sawakami
長期投資の魅力にひかれ新卒で入社しました。若さを武器に、全力で邁進します!
運用調査部 村瀬 翔 Sho Murase
継続は力なり。投資の文化が根付くよう、長期投資を全力で伝えてまいります。
運用調査部 森實 潤 Jun Morizane
ぐるーっと回しておかげさん。
取締役最高投資責任者 兼 運用調査部長 黒島 光昭 Mitsuaki Kuroshima
ファンド仲間ファースト。誠実に皆さまと向き合ってまいります。
運用調査部 小宮 力 Tsutomu Komiya

◆現在実施予定のセミナーはこちらからチェック!

◆その他のQ&Aは、こちらからご覧いただけます!

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!