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その疑問、さわかみ社員がお答えします! ~セミナーQA集④~


”投資って儲かるの?”
”一般生活者のためのファンドって何?”

さわかみ投信では、そんな投資信託にまつわるあれこれを
皆さまに「直接」お伝えすることを大事にしており、
文字通り、社員が一年を通して全国各地でセミナーを開催しています。

当社のセミナーはよくある一方的な講義ではなく
参加者の皆さまからの質問をベースに進めていくスタイルで、
こちらの記事では実際に皆さまからいただいた質問と、
当社社員によるバラエティに富んだ回答をご紹介します!


【質問】

トランプさんが再び米国大統領になったら、
株式市場はどうなりますか?
50代男性

【回答】

アメリカ大統領選に一票を投じるなど、私たちは加わることもできないですし、数年後にはまた大統領は変わるので見守るのが精一杯です。自分で変えることができないものを心配しても仕方ないので、政治や会社に依存せず自分で自立して生きていけるようになりたいですね。

前回大統領になったときは、株価が大きく変動しました。今回大統領になったとしても、同じく中国との関係やイランなど国際関係に少なからず影響がありそうです。しかし、予測不能なところを考えるよりは、個別具体企業の努力に注目すべきと考えます。外部環境が変わるのはどこの企業も同じです。強い企業であればそうした変化に即対応し、ビジネスを拡大させていくでしょう。

目先のことではなく、長期の視点で企業を見ることが、さわかみ投信並びに長期投資家に求められているものなのだと考えています。

株価が上昇する企業としない企業があるでしょう。ある意味企業の淘汰が進むのではないでしょうか。

トランプ氏は政策の一つとして、金融緩和をFRBに迫る可能性もあります。今回もそのような状況が起きるとなると、インフレ率の上昇を招くかもしれません。このインフレに対して商品やサービスの価値を示し、きちんと価格転嫁できる企業が生き残っていくと思います。そのため、市場環境に対応できる企業の株価は上昇していくことが考えられます。

さわかみファンドはトランプ氏が大統領になったことも想定して日々リサーチしていますので、今後も楽しみにしておいてください。
あと、自動車排ガス規制の撤廃等も可能性としてはあるので、トランプ氏が大統領になると自動車業界も熱くなってきそうですね・・・。

株式市場は変動を嫌うのではなく、変動の深さや長さが想像できなくなることを嫌います。そういった意味では、今回の大統領選ではかなり早い段階からトランプ大統領の再任もある程度想定されているため、その結果で株式市場が大きく変調するようなことは考えにくいかと思います。

株式市場は株価に関するものであり、われわれ長期投資家は企業の価値に投資するものです。

例えば、トランプさんが再び米国大統領になったら、キッコーマンのような企業の根本的な価値が大きく影響を受けると思いますか?
キッコーマンの株価は市場の反応によって短期的には変動するかもしれませんが、その本質的な価値は安定しています。
キッコーマンは北米で70%もの収益を上げており、300年以上の日本の伝統を活かして高品質の醤油や他の調味料を製造しています。私たちの関心は、キッコーマンがどのようにして世界中の何百万人もの人々に日本料理の味を届け続けるかにあります。それは売上の拡大と企業価値の向上につながります。

長期的な視点で見れば、短期的な市場の変動を利用して、株価が公正価値を下回ったときに高品質の資産を低価格で購入することができます。


※回答は2024年6月28日時点のもので、現在の見解とは異なる可能性もございます。


【回答者一覧】

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取締役上級執行役員 山下 大作 Daisaku Yamashita
長期投資の魅力にひかれ新卒で入社しました。若さを武器に、全力で邁進します!
運用調査部 村瀬 翔 Sho Murase
継続は力なり。投資の文化が根付くよう、長期投資を全力で伝えてまいります。
運用調査部 森實 潤 Jun Morizane
私の人生を豊かにしてくれるのは、世の中への当事者意識と感謝です。
運用調査部 斉藤 真 Makoto Saito
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運用調査部 シャルル サルヴァン Charles Salvan

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