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いろんなメタバースと文化とWeb3の思想と[備忘録]

※これはさわえ個人がVRChatの文化からそれ以外のメタバースやWeb3の思想にふれていった過程の備忘録です。

2017.12 メタバース空間での活動開始

以前よりゲームや広告の制作に携わっていました。
そして2017年末とあるソシャゲのリリースのプロモーションを考えることがあり、自分達が作ったゲームの次元に人間が行って、ゲームのキャラとCM撮ったら楽しいんじゃない?
とリアルのCMのパロディをバーチャル空間で撮り始めたのがきっかけです。
経歴は以下の記事にもうちょっと詳しく書いてるのでよければ。

ブロックチェーン自体は社長に言われて知ってはいたのですが、便利だろうけども自分ごとにならず、フワ~~…と放置でした。
(社長、すみません。)

2018. アバター/メタバース空間で働く仲間ができる・VR法人HIKKY誕生

メタバース空間でもりもり活動を続けるために、「HIKKY」という会社を立ち上げました。語源は引きこもりです。
アバターや本名でない名前で活動する仲間も迎え、
そして、クリエイターが自分の作品の発表をする場をもてるイベントやいろんな活動をしてきました。
おもにVRChatで開催してる「バーチャルマーケット」は、出展クリエイター数でギネスに載ったり、名だたる企業さんの参加、そして延べ100万人を超える来場者など、どんどん規模は大きくなっていきました。
自由に物が作れる土壌が広がっていくのです。そこに文化が生まれていくのです。
そういう世界で過ごしていました。
このPVはそんな文化圏のみんなと作ったものです。

ここまでは、ブロックチェーンもNFTもない場所の話。

(ここから口調が変わります。)


2021 メタバースの土地を売るってなに…?

2021年初めごろから、DecentralandやTheSandboxの存在を知りました。

NFTで土地を売る…???
え??出店場所をきめさせるってこと???
…どうやらちょっと違う。

 「SANDの土地買ったわ
 「値上がりした! 「売れたわ!

えええぇ…。投機…?投資…?
わからん…
私たちがいたVRChatや遊びに行くNeosVRもClusterも無限空間が作れるがゆえに、理解ができない。
それが最初の感想でした。

2021春 NFTアートのバズを知る

そんな中、2021年の春。
昔からの知り合いのせきぐちあいみちゃんのNFTがすごい値段で取引された。

数年前からのソシャゲ絵描き界隈飲みで会えばウェーイとしてたケイゴイノウエさんRii2さんもNFTの世界で活躍してるとTLに流れてくる。
何してるんだ…?
NFTアートってなんぞ…?
そして検索し、Zombie Zoo Keeperさんの記事を見ます。

なんだこれ!おもろ!!

2021.9 NFTって何?とりあえず人が集まってるので入って学んでみた。

何このデジタルの文化。
NFTってこんな使い方するんだ。
しかしまだわからん。NFTってなんだ。検索だ!

めっちゃわかりやすい動画出してる方がいる。
あれ、この顔見たことある…
もともとオタクモードで知り合いだったPajiさんがYOUTUBERをやっておりました。
よし!彼から学ぼう。
そしてPajiさんのIconeeのつぶやきをみて、速攻メタマスク作って1stmemberのNFTチケットを買い、NFTのプロジェクトに参加させていただきました。

Discordに参加して、とりあえず自分にできることをしようと、
本業と子育ての合間でIconeeの立ち上げに色々貢献しました。
名付け親だったり、ロゴ作ったり、キャラ作ったり、いろいろさせてもらいました。
iconeeを通じて、NFT界隈で活動する方々と知り合い、DAO的なものも経験させてもらいました。

そこで、NFT FESTA を一緒にやってるくもひらさんやいろんな方に出会い、いろいろ話を聞いたり教えてもらったり、NFTの文化に触れるきっかけができたのです。

2021.10 自分のNFTコレクションを出してみた。

NFT、大体雰囲気はわかってきた。
しかし自分でも作ってみないとわからんな!と思い、10月に自分のコレクションを出してみました。

FunkyAlien Collection

https://opensea.io/collection/funkyalien-collection

ひい!なつかしい!

出してけっこう早くにお迎えされていきました。ああ、なんかうれしい!自分の名刺ができたみたい!!!
この子たちで実験をしていきたいなあ。


このころに、ONIちゃんiconmaniaさんこみなとさんが中心にTwitterスペースで毎日開いてる「オニコンNFTラジオ」というNFTクリエイターのたまり場にお邪魔し、クリエイターの知り合いももりもり増えていきました。

「O」のとこにこっそりいるわたし


2021.10 ウォレットの衝撃

NFTアートかった!NFTアートつくった!
DAOも参加した!Discord鯖もめちゃくちゃ増えた!
コミュニティやクリエイターの知り合いもできた!文化も見れてきた。
NFTという技術を通じてクリエイティブに触れる人たちと話をしてとても楽しい。
私は熱量のある人間が好きだ!人間!たのしい!!!

(しかしこれって、NFTの使い方としてあってるの?
もやっとする部分があるぞ・・・?
二次創作のクリエイターの還元も、親商品・子商品システムで還元してるとこもあるし、
コミュニティはNFTでなくても作れるし、
購入履歴が残るのはいいけども、偽物騒動ちょこちょこあるし
何の解決になるんだろうか。)

こういう文化もあるんやなあ…
と思ってたある日。

私の持ってるNFTの一部

Conata というmetaaniを作ってる会社のサイトにアクセスし、ウォレット(NFTに関するデータを管理しておくためのもの)接続したときです。
※今ちょっとうまくつながらないかも

なんと… 
面倒なパスワード設定も会員登録もせずに…

自分の持ってるOpenseaで見れてた絵が、呼び出さなくても表示されてるじゃないですか!!!!

なにこれ???
Opensea で買ったものが、ウォレット接続によって別のプラットフォームで呼び出せた???
Unityつかわなくていいの???
えええ???こんな簡単に部屋にモノおけるの???

VRChatやClusterでは外からのデータをこうも簡単にアップは出来ない。
私のUnity力はポンコツである。ゆえにVRChatやClusterでは自分では満足に部屋に物を置くこともできない。

でもここでできちゃった!!!
ウォレットすげえ!!!!

自分のウォレットに入ってるせきぐちあいみちゃんの映像を見るわたし

自分の生きている世界でこれができたらめっちゃいいやん!!!!

そして!!
ONCYBER!!! 自分の部屋出来たやん!
めちゃくちゃ簡単やん!
ウォレットすげえ!!!!


頭ではわかってたのです。プラットフォームをまたぐというのはよくググったら出てきてたので。
でもやっぱり自分で触ってみると違う。
こりゃーワクワクしますですね!!


2021.10「バーチャル」が「メタバース」になった

からの10月末。
Facebook の「Meta」改名。
わお!メタバース!
どうなるんかな・・

と思ってみてたら
NFTの側からのメタバース!!メタバース!!!

おおお・・・!?

「人はアバターで生活するだろう!
「デジタルファッションの需要が生まれる!
「メタバースですむ人も現れるだろう!
「ワールドを作る仕事ができるだろう!!
「結婚式もお葬式もできるだろう!!
「メタバースでの雇用が生まれる!
「メタバースで音楽ライブができるだろう!!

スペースもやってたのもありたくさんのアイデアをいただいた。
もう1・2年前にやってるねん!
いうたびに不思議な顔をされる。

そうか、私達がやってきたことって「バーチャル」であって、「メタバース」ではない。 
なのでバーチャル発信してても見つからない。
なるほど。

なのでこのころからTwitter の名前に「メタバース」ってつけ始めました。


※フィジカルとアバターが一緒になってる私は、現実も一つメタバースじゃね?と思うので、どうしてもバーチャルとかデジタル空間とか言いたくなるけど、今は時代の流れに乗ってリアルではない空間のことを「メタバース」として割り切って使ってます。


2021.11 HIKKYが大型の調達をした後感じた違和感

そしてこのころ、ありがたいことにHIKKYが大型の資金調達をしました。
社長すごい。みんなすごい。
沢山お祝いの言葉をいただきました。

その時にNFTをよく買ってるという方に声をかけられました。
「調達おめでとう~さわえさんコレクションやってんの?
「お?ありがとうございます!
「価値が上がるんでしょ?買うよ~?儲けさせてね~!」

あれ… 資金調達してなんで私の絵の価値が上がるって何…?
なんでそんなの期待して買うの?
好きだからじゃないのか…?

「クリエイター応援したい!還元したい!絵がカワイイ!!!
「この人Skebとかもやってますよ!
「そっちはいいや・・

あれ…そっちは見もしないの??

あーーー
この人は前からクリエイターに還元、応援したいと言ってたけども、
自分の利益の先にしかそれを見るひとだったのか。
別にそれが悪いことではない。
文化が違うのだ。
クリエイターに還元でも、文化によって還元の方法はたくさんあるのだ。

あ~~~~~
私が異文化から来たのだ。
そして私は、この人に絵は買われたくはないのだ…

そこから自分のコレクションをいったん止めることをきめました。
(ホルダーさんすみません。いつかなんかします)


触れてみて、改めて感じた文化の違い


土地を買うNFTプラットフォーム
限られてるから一等地を買える。
一番いい場所です!
これは限定なんですよ! 
買い手からしたら、わかりやすい。
そしていい意味で不自由。
クリエイティブに制限がある。だからその範囲でやればいい。
規格外のものを比べられない。
他が買うから、値が上がる。買うだけでプロモーションになる。株価も上がる。

ボリュームトレードで価値が上がっていく。
それによりより大きな力を巻き込める。
持ってる人にバックを考えながらプロジェクトを運用していく。
新規参入者はいったん待っててね。いつかあなたたちの手にも何か届けるから。


無限の土地で遊びクリエイター、好きな時にかえるアバター・デジタルグッズ、集まるコミュニティ。
私のいた文化と全然違った。

しかし、そこの人たちの熱量の高さは、私のいる文化と同じくらい高かった。

みんな違っていい。
好きな場所は選ぶべきだし、メタバースは横断して楽しめばいい。

そんなことを思いながら、
2022年 1月、4つのプラットフォームを横断して、NFTFESTAを開催しました。

NFT FESTAの開催した土地に値段はありません。
無限のデジタル空間の中に建設しました。

遊ぶデジタルの土壌を広げるため。
活動が広がれば選択も広がる。
あたらしい文化もできていく。

Web3の思想。そして現実

Web3の思想はとても素敵。すでにデジタルで活動することの多い私にとって、プラットフォームを越えれることは、めちゃくちゃ助かる。
そういう世界を作っていく。だってそのほうが楽しいじゃない!


しかし完全Web3とか欲を持った人間ではなかなかうまくいかんです。
現実的に、よくて2・5くらいじゃない?
そういう思想を持って動くってことが重要ってのもわかってる。

プラットフォームなWeb2.0的な方がサービスのクオリティが出しやすいのもめちゃくちゃわかる。楽しいもの作るのに動きやすい。
でもどこでこの本買ったか忘れちゃった!あー!ログインできない!

行動ログをが残る?刻まれる? 
行動に価値がつく!素敵!
しかし金曜夜は勘弁してくれ!人に見られたくない時だってあるだろう!!!
(まあこれはWeb2でもあるけども)

DAO?自主的に動けるの素敵!組織が素晴らしい!
でも中心にいたあの人に近づきたくてここにきたのに
いつの間にかいなくなっちゃった!
企画がどんどん立ち上がる!すごい!すばらしい!
え?その企画微妙じゃない?そのチラシやばい!
でもDAOだからなかなか言い出せない!

でも走り出せる。
楽しいことできる。
仲間が増える。
欠陥もイイとこもわかったうえでたくさん遊んでたくさんモノ作っていきたい。
触ると自分の価値観も変わる。更新される。周りも変わる。
たのしいね!


さわえがメタバースに思うこと

なんで自分が毎日毎日メタバース空間をつくってるんだろう…と考えたことがあった。
私はリアルでも生きていける。コミュニケーションにとっては、リアルの方が得意なとこもある。
リアルでも生きていけるのに何でだろう・・・。

理由は、
メタバース上でアバターで活動する大事な仲間を持ちすぎてしまったから。
彼らの活動の場がなくなってくると彼らは死んでしまう。
(大げさだけど、そのくらいの気持ち)
私は人間の熱量が好きだ。元気にわちゃわちゃしてるみんなが好きだ。
80のばあちゃんになっても好きな姿で好きな仲間と楽しいウェー―――イ!!! って生きていきたい。

だから住んでる世界を開拓する。
文化が育つ場を作る。

ある日メタバースという言葉がバズってから、あたらしくメタバースを目指してきた新規勢がたくさん流れてきた。
あたらしい文化と技術が入ってきた。
NFTという技術を使うためにモノを作って活動している人たち。
これは必要なくない・・? そう思っても彼らには土壌がない。

私達は土壌がある。使う場所が選べる。
いいとこは取り入れて、会わないものは取り入れない。
交わる必要のないとこは交わらなくていい。

コレからいろんな人たちがいろんな目的で作っていくメタバース。
横断しながら楽しんでいければいい。


無限の土地に建てた自分の家、みんなで集まってよそのメタバースに遊びに行く。お土産もらった! 家に飾ろうぜ。
OOOちゃんが遊びに来た! 何そのアイテムカワイイ!
あっちのメタバースでもらったねん。いいなー!
それがほしいなら、こっちのメタバースでも今イベントしてるぜ
えー!行きたい!!!!
わいのわいの

自分の家を持って、遊びに行って。
その場所は自由であってほしい。
多くの人が自由にたまる場所になって、そこからいろんな場所に遊びに行けばいい。
狭くなったら拡張すればいい。自由な場所で生きればいい。
私は自由なメタバース空間で生きてきたからこそ、いい文化を引き継ぎながら、新しい人達とも文化を作っていきたい。

自分達の手でクリエイティブを発揮でき、
メタバースを作るという楽しさを知り、
新しい技術を乗せていろんなエコノミー作って、
メタバースでも仕事ができるという世界を作っていきたいですね。

(こういうのをWeb3文脈で語るべきなんだろうなあ。そうじゃないとWeb3の人たちに見つからないのよね。)

そんな想いも載せて、このVketCloud開発をしてます。
スレッド是非読んでください。想いを書いてます。

備忘録の終わりに

まだまだ書き足りないことが山ほどあります。
自身の姿を投影するアバターの価値観の話、
メタバースファッションの話、
トークンエコノミー、
職業・就職・バイト、
恋とか心が揺らいだこととか、
同僚におっぱいをさわらせてもらったときに「ひゃあ!」って声を聴き、学生の頃の終電のがした後の居酒屋にいるようなちょっとピンクでぞくぞくした感情とか。
(私は旦那と子供がいるので羽目は外しませんよ)
おいおいnoteを更新していこうと思ってます。


勢いでかいたとこもあり、いろんな視点で見るとツッコミどころ満載な部分も多いですが、私の日記なので、愛のないツッコミはご遠慮くださいね!!!!

読んでくれてありがとうございました!

ながいね!!!!!!


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