不機嫌=甘え
夫と『不機嫌』について話し合った。
私も夫も日常の中で『不機嫌な態度』を取ることがあるからだ。
『不機嫌な態度』の発生原因は、
・疲れが溜まっている
・子供にイライラした
・夫婦間のやり取りで不満を感じた
など些細なことだ。
『不機嫌な態度』は、取るのも取られるのも気持ちがいいものではないから、何とかしたくて夫に話してみた。
すると、お互いに『不機嫌』の捉え方が全く違っていることがわかった。
自分が不機嫌な態度を取ることについて↓
私の場合、
・不満を態度で示すことへの嫌悪感
・空気を悪くすることへの申し訳なさ
を感じる。(自己否定感強め)
一方、夫の場合
・不機嫌=自然な感情、仕方のないもの
また、相手に不機嫌な態度を取られることについて↓
私の場合、
・無言の欲求、圧、訴え、攻撃
・何とかしなくちゃ!
と感じる。(被害者意識強め)
夫の場合、
・一時的にイラつくが、スルーできる
・別に気にならない
とのこと。
夫のような動じない捉え方ができる方が圧倒的に生きやすそう。
ただここで言いたいのは、どっちが正しいとかそういう話ではなくて、人によってこれほどまで捉え方が違うのか、ということだ。
同じ『不機嫌な態度』を目の前にしても、私と夫とでは見える世界が全く違うということ。
私にとって『不機嫌な態度』=超ストレス
夫にとって『不機嫌な態度』=小ストレス
そんな捉え方の違いもあって、夫の不機嫌に対して私が不満を感じて話し合いになることはあっても、その逆は今までなかった。
夫的には、“お互い様”の気持ちがあったのだと思う。
ちなみに、怒りや不満を『不機嫌な態度』で示すのは、幼少期に他人からそう学習しているからなのだとか。(メールセッション内でセラピストの方から教えてもらった。)
それじゃあ、『不機嫌』を野放しにしていていいのか?と言ったら、それは違うと思っている。
そもそも、『不機嫌』はどうして起こるのか?
不機嫌な態度になるのは、
・自分の感情を言葉で表現できない
・相手に察してほしい、気にかけてほしい
・本音を伝えたら相手にどんな反応をされるかわからないからという恐れ、不安
から来ている。
不機嫌になる前に、何かしらのイライラ・モヤモヤを感じる出来事が必ず存在しているわけで…それらを上手く消化できないから人は不機嫌になる。
「思ってること言葉で言えないよー」
「だから態度でわかってー」
「察してー」
と、心の中で訴えているのと一緒。
↑これらを踏まえて思ったのは、
『不機嫌』=甘えじゃん!ということ。
夫は、相手の不機嫌な態度を察して、その気持ちを汲み取るのが大人だって言ったけど、私はそうは思わない。
なぜ、相手の不機嫌をこちらが汲み取らなきゃいけないの?
不機嫌は、不機嫌になったその人自身で解決する問題だ。
大人だったら、不機嫌になる前に自分の気持ちを相手に伝える。
子供みたいにわがままにストレートに伝えるんじゃなくて、相手が不快にならないように自分の気持ちを伝える。
そういう工夫ができるのが大人だと思う。
怒り、不安、不満な出来事
が↓↓↓
不機嫌
に変わる前に、自分で対処できるのが大人。
なんだ、私も夫もまだまだ未熟な子供の部分があったのか…
そんなことを思った。
私のように不機嫌な自分を責めすぎる必要もないし、だからと言って夫のように仕方ないと開き直るのもまた違う。
不機嫌になってもいいけど、不機嫌は周囲に気を遣わせる行為だと自覚すること。
私たちに必要なのは、
不機嫌になる前に
自分の感じていることを
相手に伝えること
シンプルにこれだ。
「疲れてます!休ませて下さい。」
「子供にイライラした。一人にさせて!」
「あなたのこういう言動に納得いかなかった」
↑本音を口にしたら、そこからまた不穏な空気が流れることもあるかもだけど…
『不機嫌な態度』だけで乗り切ろうとするよりは断然いいと思う。
正直、夫とは考え方が違い過ぎてわかり合えないことがたくさんある…笑
けど、全く違うからこそ「そんな考え方があるのか」と新たな発見、学びになることも多い。
わかり合えない相手であっても「あなたはそう感じるのね!」とお互いの考え方を尊重できることが大切だ。
無言で、空気感で、雰囲気で、胸の内をわかってもらおうとするんじゃなくて(エスパーじゃないんだから)会話を通して向き合うこと。
そうやって不機嫌になる前に、自分の気持ちを相手に伝えることは
自分のためでもあり、相手への思いやりでもある、と感じる。
たまに不機嫌になってもいいけど、
“不機嫌に甘えすぎない”こと
それが大事。
SAWA.
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