時間と空間のトリップをした夜〜人情の街、高円寺〜
こんにちは。つい先日友人からのお誘いがあり、久しぶりに高円寺に行ってきました。なんだかとても楽しい夜だったのですが、改めて高円寺について街やお店の雰囲気などを感じる事ができたので、その感覚を書いてみようと思います。
高円寺は、私が学生の頃からまたに行く街でした。学生の時は友人が住んでいたり、大人になってからも親戚が一時的に住んでいたりと、何かしらのご縁がありました。
そして、私は社員人3年目位のときに、一度だけ一人暮らしをしたのですが、その時に探した物件に高円寺があったし、確かその物件はベランダがないという事で断念したけど、結果吉祥寺の物件を見つけそこに住む事にしたのですが、それを見つけてくれたのが高円寺の不動産屋さんでした。
吉祥寺、西荻窪、高円寺、この中央線(総武線)ラインはなぜかたまに行きたくなるし、きっとアットホームな要素、そして昨日いったお店も常連さんが多い感じ、少しクローズドなお店、でも新入りも受入れてないわけではないが、すごく密な空間という感じがしました。
吉祥寺は、チェーン店も多いし、個人店も多い。井の頭公園もあってファミリーもいるし、アットホームさんはありつつもオープンで色々なものが混ざり合ってる感覚。西荻窪、高円寺と段々とクローズドで密で濃厚な感じが増していく感覚があります。(西荻窪の高円寺の個人店の美味しいお店が多い)
そして、この間は、沖縄料理のお店「抱瓶」という居酒屋さんに行きました。入ると元気のよい店員さんが2階へどうぞと案内してくれました。お店は思っていたよりも奥行きがあって広く、友人の隣のカウンター席へ。
席に座ると、友人は沖縄料理を食べた事がないらしく、沖縄そばと、ゴーヤチャンプルー、あとは小さなお魚のフライを注文しました。私は久しぶりとオリオンビールを頼みましたが、友人は泡盛のアセロラ割り?みたいなお店のおすすめのお酒を頼んでいました。女の子の若い店員さんも丁寧に説明してくれて、落ち着いて接客してくれました。
ビールと沖縄そばが運ばれてきて、いつもより甘い感覚のオリオンビール、そして沖縄そばの優しい出汁の感じを堪能していると学生の時に何度も行った沖縄の記憶が蘇ってきました。
小学生の時からの水泳仲間の友人には、年の離れた兄がおり、彼が沖縄の大学に行った事をきっかけに中学生から高校生の時に何度も沖縄に行っていた時期がありました。ひたすら海で泳ぎ、食べたり、夜まで遊んだり、そんな記憶なのですが、とても自由な時間でした。
島に行ったり、ボートを漕いだり、自然に触れたりと地元ではできない事を堪能できた思い出があります。
沖縄そばも、ゴーヤチャンプルーも、タコライスも当時は沢山食べたし、今でも好きなのですが、このお店で久しぶり食べたゴーヤの苦味が身体に沁みました。夏ですね。
抱瓶さんに行ったのは、平日の夜たったのも関わらず、8時過ぎにはほぼ満席になっていて、賑わってました。どのお客さんも陽気で品がある感じでこのお店のファンで楽しんでいる様子でした。
食事が終わり、1階で会計をした時も、店員さんがやはり元気で大きな声で挨拶してくれて、またきたいと思いました。
そして、2軒目に高円寺といえば、このカフェでしょ、と思い出したカフェに行きました。
駅の目の前にあるYONCHOME CAFEです。
このカフェはおそらく、大学生位の時にはじめてきたと思います。なんできたのかとか、誰ときたとかは覚えていないのですが、この高円寺の駅前を見渡せる昔からあるカフェに、その日は行かなきゃという気持ちで行ってみました。
着いたのは22時過ぎ。
お店には7割位お客さんがいました。
入ると特に接客はされず、店員さんに視線を送るとお好きな席どうぞといわれ、窓側の席に座りました。
お店に入った時にすぐ目の前にショーケースがあり、そこにあった日替わりのタルトとチーズケーキ、私はサングリアを、友人はカフェラテを頼みました。
座った時に思ったのですが、そのお店は特に天井が高い訳でもないのに、他の人の声が聞こえてこないのです。
私達の1メートルほど横にはカップルが座っていたのですが、会話もほとんど聞こえないし、なぜか存在がそこまで気にならない。
対局の奥のテーブルには4,5人で楽しそうに話している女子グループがいたのですが、それなりに盛り上がって話しているのに騒がしい感じがしなくて、不思議な空間でした。
この空間が声の反響して壁か天井が音を吸い込んでくれているのか、と思うほどでした。
そして、店員さんも2名いらっしゃったのですが、少し猫背で目を合わせない感じ。でも、すごく丁寧に一生懸命対応してくれているのはわかりました。
そんな不思議空間に来た私は、
友人に「ここ違う惑星にきたんじゃない?」と思わず言ってしまいました。
そして、頼んだケーキは懐かしい味がして美味しかったし、飲み物の美味しかったし、音楽も程よい感じで気持ちよかったのです。
友人と何を話したかは詳しく覚えてないのですが、沖縄料理のお店とカフェを合わせて、すごく楽しくて高揚感を感じたし、時間と空間が溶けて違う次元にトリップしたという感覚でした。
ふわふわとした宇宙空間にいたのかもしれません。
不思議な高円寺の夜でした。
ソウルフードを求めて行った高円寺は、人情味がある街だったし、一歩入ると違う深い空間にいけるそんな不思議な、3次元4次元な街でした。
きっと私はまた高円寺にこれからも年に何回は行くと思います。
なぜなら、食べ物が美味しいし、どこか安心するからです。
また、違う所にトリップしてしまうかも。
皆様も是非行ってみてください。
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