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表の裏はオモテ

日本では、最近でもまだマスクをしている人が多いけれど、電車や街ですれ違う人は、以前に比べたら随分と素顔で歩いている事が多くなったなぁと、ふと思ったのです。

どうも、マスク無理派だったけどマスク意外と便利じゃね派になったsawa_komaです。

ストレスフリーで生きていく!!と心に誓い、日々ストレスからの逃避をテーマに生きていたら、ストレッサーそのものが異様に気になり始め、逆に面白いと思い始めています。

Myストレッサー ベスト1

パーソナルスペースが極端に広めの私が、確実にストレスを日々感じているのが、満員電車です。
盆暮れ正月や土日祝日前後には、新幹線の混雑が予想されるので、絶対に長距離移動はしないし、それ以外の日に対応できるように、職種も職業も、平日が公休のものに限って探すほどに徹底しています。

それでも回避できないのが、最寄り駅からの地下鉄。
乗り換えまでの数駅は、毎日ほぼほぼぎぅぎぅです(泣)

時差通勤すれば良いじゃんとアドバイスをもらうのですが、時差したところで、通勤通学以外の人が乗車するので、ぎぅぎぅには変わりはありません。(残念)

最初の頃は、アトラクションみたいで楽しいじゃないか!!と、自分に言い聞かせていましたが、無理がある…と悟り、日々ストレスを感じながらも、絶対にこのぎぅぎぅから抜け出すんだ!!と心に誓って、人生最後のMy働き方改革を日々進めています。

ストレス逃避を推奨しておきながら、引っ越すなどの逃避方法では無く、一石二鳥の原動力に切り替える点は、我ながら、たくましく育って生きているなぁと思っています。

主張のメインは「主」である

何度も書いてしまうのですが、満員電車って本当にストレス。
でも、日本でこんなに個々の主張が激しい空間って、なかなかレアだと気付いてからは、客観的に色々と観察する自分が生まれました。

ぎぅぎぅの満員電車内でも、ガンガン人にあてながらスマホを使っている人。大きなバックパックを平気で背負ったまま乗って、周囲の人を圧迫している人。奥に詰めれば人が乗れるのに、何としてでも入り口付近から動こうとしない人。

個々の正義の主張が、これでもかというほど露骨に行き交っています。

主張はあくまで、「主」の意見を通そうとするための手段です。正義の是非はまた別の話だという事に、気づかないものなのか、気づいていても、他の人が同じ様に個々の正義の主張をしてくるから、自分もそれで良いと思っているのか…。

こんなに露骨に個の主張をする空間で、他の人がやっているから良いなんて、日本人らしい同調意識を出してくるのも、現代社会人の典型だなと感じながら見ています。

弊害はこうして生まれる

自身の名誉のために先に書いておきますが、私が電車内で席を譲る確率は、平均してもかなり高い方だと思っています。
いいひとアピールをするつもりでは無く、単純に、スペースさえある程度確保できれば、立っていても苦では無いし、主要目的地に数駅で到着できる場所を敢えて選んで住んでいるので、座る必要がありません。

その上で、あぁ…この在り方が、社会のネガティブな仕組みを作ってしまうんだなと思うのが、「あたりまえ」の主張です。

大きなキャリーケースを持って満員電車に乗車して、人にあたっているのに気にせずスマホをいじっている人。
小さい子どもを連れてベビーカーを持って満員電車に乗車して、何席も不必要に使う人。
年配複数で乗車して、大きな声で通路を挟んでまで会話をしている人。

禁止されていないから、子どもをつれていて大変だから、電車賃を払っているんだから、何をやっても優遇されても「あたりまえ」だと思っているのが、見るからに分かってしまいます。

そして、その弊害を被るのが、同じ立場の気遣いができる人だったりするのを目の当たりにすると、心が痛くなります。

思いやりは平等であるべき

人が背負っているものって、他人からは見えない事が多いものです。

若いからみんな丈夫で元気なわけでは無いし、日々働いて疲労困憊で静かに移動したい人だっている。そのわずかなスペースに気遣いを持てば、近くに立っている子どもも自分の子どもと同じように座ることができるし、キャリーを持っていたってコンパクトに乗車する事だってできる。

あなたの主張の裏には、誰かのオモテが存在している事に気づき、自分の主張が正しくて優遇されて「あたりまえ」の意識さえ変えれば、みんなのストレスをちょっとずつ軽くする事さえできます。
その結果が優しさを生み、逆に個々の主張が優遇されやすくなる事に、早く気づけば良いのにと思いながら、日々ストレッサー達を遠くから眺めています。

思いやりって、子どもでも大人でも若くても年齢を重ねていても、性別や国籍が何であっても、平等であるべきですよね。

今日も多くの方が、美しく健康的にたくましく活き活きと生きられますように!!











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