“失敗”がもたらすもの。

22年間生きてきて、何度も何度も失敗した。

まず第一に失敗したのは、大学受験だ。
中学時代に出会った恩師の影響で教師を志し、
大学は県内の国公立(教育学部)を志望。
だがしかし、最後のセンター試験で大失敗した。
もちろん、出願することも危うく、
二次試験に受験することを断念した。

とてつもなく落ち込み、
何もしたくない。無気力。終わり。
そんな負の気持ちがぐるぐる渦巻いていた。

高校に行けば、周りは出願できるほどの点数を
取ったらしく、平然と勉強していた。
自分はと言えば、もう国公立は無理。
私立に行くしかないと腹を括り、勉強した。

学校という集団社会の場が
これほど嫌いになったのは初めてだった。
それ以降、放課後は友達とおしゃべりをして
のんびり楽しむほどの私が友人の顔も見ず、
クラスで一番に帰宅する毎日がはじまった。

周りの友人が優秀すぎるのか、、、
自分が無能すぎるのか、、、
それはわからないが、自慢できる友人が多すぎて
彼らは不合格や失敗という言葉を知らないのか、
と、錯覚してしまうほどである。

失敗を繰り返すたびに、親や先生、友人には、
失敗から学べることも多いよね。」と
励ましの言葉だろうが、何度も言われた。
正直、聞き飽きるほど聞いたこの言葉。

「本当に、失敗は大事?」って、何度も疑った。

いまの自分には成功から学べること。
その経験が欲しくてたまらない。

いつかは成功体験から語ってみたい。
今は、失敗から学ぶことしかできないみたいだ。

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