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【体験談】乳幼児期の子どもが本好きになる簡単な方法・コツ

こんにちは!
旅するカウンセラー、SAWAです。

今日は、子供が本好きになるために・読書習慣を身に着けるために、親ができる【ちょっとしたコツ】についてご紹介していきたいと思います。

私は子供の専門家でも無ければ、本の専門家でもありませんが、自宅には常に300冊以上の絵本があり、毎日最低1冊、多い時で10冊の絵本の読み聞かせを、子どもが3か月の頃から、5年以上続けています。

子供が本好きになることや、読書習慣が身につくことでのメリットについては、専門的な視点で様々な書籍や記事で紹介されているので、ココに書くのはあくまでも、「子どもが本好きになったらいいな」と考えた私が、5年間実践してきた方法をシェアする、ただの経験談です。

なお、前提として、私は自分自身が本が好きで、読書に助けられたり、読書習慣が身についているメリットを感じているので、子供にも本が好きになってほしいと思っています。

でも、それは、自分が好きなこと・得意なことだから。

特に本好きではないけれど、一般論として「子供には読書習慣を身につけさせるべき」という人は、別に「本」にこだわらず、自分の好きなこと・得意なこと・無理なく自然にできることに重きを置けばいいと思います。

実際に私も「子供を本好きにしたい!」と明確に考えて実践してきたというよりは、私の趣味に合わせて子供を育てていたら、「気が付いたら子供が本好きになっていた」という方が適切かもしれません。

でも、取り組んできたことを振り返ってみると、誰でも簡単に実践できることもたくさんあったので、「子供には本が好きになってほしいな」と思っている人の参考になったら嬉しいです。

私が子供が本好きになるように実践してきたことは以下の7つ。

1.毎日最低1冊は絵本の読み聞かせをする
2.絵本の定期購読をする
3.図書館や本屋を積極的に利用する
4.リビングに本棚を置く
5.本と体験をリンクさせる
6.親自身が本を読む姿を見せる
7.ブックホテルなどの本好きスポットを利用する


1.毎日最低1冊は絵本の読み聞かせをする


我が家では子供が5か月の頃から、毎日最低1冊は絵本を読むようにしています。

大抵は就寝前に、子供が2冊、私が1冊を選ぶというパターンが多いですが、早く寝てほしい時は1冊だけの場合も。

幼児雑誌や図鑑、写真集などを選ぶ場合もあるのですが、それも1冊とカウントしています。

就寝前だけでなく、レストランでの待ち時間に読んだり、図書館で一気に何冊も読んだり、子供にリクエストされた時には、基本的にはいつでも読むようにしてきました。

忙しい時や疲れた時に絵本をねだられるのは大変な時もありますが、おままごと等で一緒に遊ぶことは大の苦手で、かなり適当になりがちな分(付き合うことなく断ることも多いです)、絵本に関しては、最大限子供の希望に沿うようにしています。(どうしても辛い時は、昔話を話して聞かせる、オーディオブックで代用する場合も)

私は絵本ナビプレミアムのオーディオブックを愛用しています!

1分程度であっという間に読めてしまう短い絵本もあるので、まずは1日1冊を目標にするのが〇。

絵本を読むことが自分と子供の習慣になれば、もはや無いと物足りなくなるので、自動的に絵本に手が伸びるようになりますよ。

2.絵本の定期購読をする


私は子供が生まれて3か月目から、絵本の定期購読をスタートしました。

定期購読(絵本のサブスク)は、各社様々なサービスがありますが、私は以下2つを愛用していました。(今は少し中断中)

■福音館書店
ほとんどが1冊440円(+送料150円)という手ごろな価格。最新作が届くので、おうちにある絵本と被る心配もありません。

■世界の絵本が毎月届く【ワールドライブラリーパーソナル】
月額1,300円で、世界30ヵ国以上の国と地域から厳選された絵本が届きます!様々な文化や価値観に触れられる点が魅力。

定期購読のメリットは大きく3つ。

1.「自分宛て」に毎月絵本が届くワクワク感が味わえる
2.親目線でも、子供目線でもない、思いがけない絵本に出会える
3.時間をかけて好きになる絵本で、世界が広がる

定期購読の絵本は、ポストに届くので、「自分のために絵本が届くという特別感」が、絵本を読む体験をより一層楽しいものにしてくれていると思います。

また、赤ちゃんの頃は私が主に絵本を選んでいましたが、どうしても自分好みのイラストや内容を選びがちでした。子供が大きくなると子供が選びますが、仕掛け絵本やキャラクターものを選びがち…。

でも、定期購読なら、親や子供の好みに関わらず、最新作の質の高い絵本が届くので、読書体験の幅が広がります!

3.図書館や本屋を積極的に利用する


「今日は子供とどこに行こう…?」と悩むことってありませんか?

私はそういう時は、図書館や本屋さんに行くようにしています。
最近の図書館や本屋さんは、カフェが併設している場所も多く、大人もちょっとリフレッシュすることができますよ!

図書館は無料で利用できる公共施設!使わない手はありません!

また、図書館には「リサイクル図書」の配布を行っている所も多く、気になる絵本があったら自由に持ち帰ることができたりもします。まだきれいな状態の絵本も多く、普段なら手に取らない絵本に巡り合えたりするかもしれません。

本屋さんも試し読みをすることはできますし、古本屋などもうまく活用すれば、絵本代も抑えられます。

図書館や本屋さんを利用することは、自宅には無いたくさんの絵本に触れられるというメリットがあります。

また、その場所を利用することで楽しい思い出ができたり、小さな成功体験を詰むことができれば、子供が小学生、中・高生になってからも、図書館や本屋さんを利用する機会が多くなるのではないかと考えています。

4.リビングに本棚を置く


本が好きになるためには、やはり本が常に身近にあるということがとても大切だと思っています。

なので、私は子供が1日の中で多くの時間を過ごすリビング・ダイニングに本棚(子どもの絵本も大人の本も)を置くようにしています。

ふとした会話の中で、「そういえば」と絵本や図鑑に手を伸ばすことで、絵本によって遊びが膨らんでいったり、一人で絵本を読み上げていたりといった姿が見られます。

リビングだけではなく、家の色んな場所に本があるのも良いと思います。

我が家には常に300冊の絵本がありますが、実はその中の大半はあまり読まれていません。

ただ、すぐには興味を持たずとも、本棚にある状態が大切で、いつでも手に取れる状態にしておくことで、子供の興味を引き出すことに繋がったり、子供の疑問に絵本が答えてくれたりしたことは、これまでに何度もありました。

私は子供の目線の高さの本棚を買って、季節の本やその時に子供が興味を持っているテーマに関連した本を飾っています。


また、赤ちゃん期の絵本は片づけてしまおうかと考えたこともあるのですが、時々読み返すこともあるので、一部はそのままにしています。

平仮名やカタカナが少しずつ読めるようになってくると、赤ちゃんの頃に読んでいた絵本を子供に読んでもらうなんてこともできるようになりますよ。

我が家は賃貸マンションで、今のところ子供部屋は確保できていないのですが、もし子供部屋を作ったとしても、家族の本棚はずっとリビングに置いておこうと思っています。

5.本と体験をリンクさせる


私は8年間、保育園を運営する会社の採用担当者として仕事をしてきた経験があり、そこで保育士さん達からたくさんのことを学びました。

その中の1つが、絵本の世界と実際の体験をリンクさせることで、子供が楽しみながら学ぶことができるということです。

『12歳までの読み聞かせが子どもの「地頭」をつくる!』の著書であるランディー由紀子さんには、これを「ネットワーク型学習」と定義しています。

本で学んだ知識と体験を「生活の中にリンクさせていく」というのがネットワーク型学習。

絵本で見たり、知ったりしたモノ・コトについて、本物を見たり触ったり、実際に体感したりして、読書体験を実生活の本物体験を繋ぐというイメージです。

例えば、初めての火おこし体験をした時には、1週間くらい前からキャンプの絵本や、火にまつわる絵本を一緒に見るようにしていました。

絵本で見た焚火を実際に目にして、火おこしのプロセスやその大変さを経験できたことはとても楽しかったですし、子供も火の熱さや怖さ、そしてマシュマロを美味しくしてくれる火の力等、発見があったようです。

そして帰ってきてからは、身の回りにある「火」を探したり、火にまつわるお祭りに参加してみたりと、様々な火の形を知ることで、学びを深めていきました。

富士吉田の火祭り

他にも、「今この子は何に興味があるのかな?」ということを観察し、絵本を選ぶようにしています。

例えば、保育園でカメを飼育し始めた時、カメがとても好きになったので、図鑑を借りてきたり、カメが登場する絵本や昔話を本棚に用意しておくなど、自然と手が伸びるように工夫しました。

こうすることで、知識と経験の両方が蓄積されていく、と考えています。

「ネットワーク型学習」は、一つの遊びや活動をそれ単体で終わらせるのではなくて、他の遊びや活動に発展させていくことで、学びが深まり、広がり、経験や知識が定着していくのだと理解しています。

楽しみなイベントやお出かけ前に、関連する絵本を用意して、一緒に眺めるだけでも良いと思うので、忙しい人でも、少しの手間と労力でOKです!

6.親自身が本を読む姿を見せる


まずは大人が本を読むことから。
これは、実は結構大切だと思っています。

本は楽しいもの
本は大人になっても必要なもの
本を読むことはカッコいいこと

親が積極的に本を読む姿を見せることで、本を読むという行為がより身近になると思いますし、子供にとって、本がよりポジティブなものになると思っています。

ただ、やみくもに読書すればよいというわけではなく、大事なことは「なぜ本を読むのか?」を親がきちんと言語化し、子供に説明できるようにしておくこと。

私はまだ聞かれたことはありませんが、いずれ伝えたいと思っています!

例えば、私が本を読む理由を1つにまとめると「想像力のある人間になりたい」からです。

「想像力は移動した距離に比例する」という言葉がありますが、読書は心の移動距離が広がる行為だと思うのです。

こんな風に、私自身が想像力のある人になりたいし、子供にもそうなってくれたらと願っている中で、「心の移動」ができる本を子供にも活用してほしいと私は考えています。

7.ブックホテルなどの本好きスポットを利用する


最後は、「ブックスポット」を利用するということ。

ほぼ私の趣味に付き合わせていると言っても過言ではありませんが…。

特に、ブックホテル(本×ホテル)に宿泊すれば、旅という非日常の世界の中で、本との出会いがあるのもまた素敵な経験になるはずです。

そして、楽しい思い出と本が結びついたり、実体験と絵本を掛け合わせることができたり、その場に居合わせた、親ではない第三者が本を読む姿を目にすることで、本を読むことがますます身近になっていくと思います。

旅先でなら忙しい人も心の余裕ができ、いつもよりたくさん絵本の読み聞かせをしてあげられるかもしれません。

日本全国に様々なブックホテルがあるので、もしよければ以下の記事もチェックしてみてください。


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