世界のグルテンフリー事情 【パン-パリはプロフェッショナル編】
2023年のパリのグルテンフリーパン事情です。
マルタの後にパリに行ったので、かなり期待していました。(マルタがパラダイスだったもので)
しかし随分様子が違う。期待外れかと思われましたが、パリはマルタとは違う形で普及していました。
マルタではスーパーにグルテンフリー食材が沢山並んでいて、レストランでは多くのお店でオプションでグルテンフリーに変更ができました。
パリはというと、スーパーに置いていないわけではありませんが、1,2種類(あのmonoprixでこんな感じです)、それよりもオーガニック食材がかなりの範囲を占めていました。
その代わり、グルテンフリーブーランジェリーがパリ市内に何店舗もあり、レストランもグルテンフリー専門店がいくつもありました。
Copains
パリ市内に数店舗あります。
目移りしてしまう程そそられる見た目で、お店の方針なのか、聞くとものすごく説明してくれます。聞かなくても全てをマネージメントしてくれる人もいます。
品揃えは、日本にもあるような高級なパン屋のラインナップと変わりません。
滞在中全部で7個ほど購入しました。日本円換算はしないのが得策です。
タルトは美味しかったのですが、大きくて重め。半分でも一回で食べられるかどうか。多分クリームのせい。ペカンナッツタルトとレモンタルト。
グルテンフリーのパイは初めてでしたが美味しかったです。中にピスタチオクリームが入った円盤状でホワイトチョコがかかっていました。
ハードめなレーズンロパンも、チョコレートのねじったやつも美味しかった。
クロワッサンも美味しかったけど、マルタで食べたやつがより好みでした。リベイクできていたらもっと美味しかったかも。
全体的にしっかり甘かったです。
友達とバゲットサンドを半分こしましたが、余計な味付けなしでとても良かった。(自分だと選び忘れるので本当にありがたい)
おしゃれなラベルのコンブ茶も売ってます。多分コーヒーもあります。
そういえばフランス人にはレモンタルトが一番人気なんだよ、と言っていましたが、本当?
Noglu
お昼時に行ったので、行列。フランス語少しは読めるけど理解するのに時間がかかる、待たせてはいけない焦りもあり、とりあえずチーズとチョリソーのパンとキャロットケーキとあとなんか買ったかもしれないけど覚えてない。店内で食べたかったけれどいっぱいだったのでセーヌ川まで散歩。
キャロットケーキが美味しかった。セーヌ川というアドバンテージもあるでしょう。
Copainもそうだけど、どちらもグルテンフリーだけど、ヴィーガンなものとそうでないものがありました。
Nogluはレストランも経営していて、そちらでも購入できます。
Le Pont Traverse もその一つで、そこで食べたアボカドトーストがシンプルだけどとても美味しかった。
フランスは甘くない系が得意なんでしょうか。
パリにはグルテンフリーの専門店やレストランがたくさんあるので、そこへ行けば手に入れることはできます。
パリの方々はマルタに比べ、家で作る、というよりは、出来上がっている美味しいものをお店で食べたり、買って帰って食べる、というほうがメジャーなのでしょう。確かに、マルタのレストランには観光客ばかりで、地元の方の姿を見かけることは少なかった。逆にパリでは地元の方で賑わっているレストランが多かったように思います。
ブーランジェリーはこの2軒(店舗違いで3軒)のみしか行けませんでしたが、ヨーロッパといえど、国によってグルテンフリーの扱いが違うことはわかりました。
こうなると他の国が気になりますね。
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