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ヘルシンキのサウナをほぼ全クリした話。本場のサウナは君の想像を超えるか?


はじめに

全国のサウナ好きの皆さん。お待たせしました。誰もが憧れるサウナのサンクチュアリ、フィンランド、その首都のヘルシンキのフィンランドを全クリしてきたので、こうして暇つぶしにまとめさせていただく。

知る人ぞ知ってると思うが、私、サウナが好きすぎてサウナ用スキンケア商品を作っている。だから今回はしっかりとした視察、旅行じゃない。そう、旅行じゃないのだ(税務署さん、ここ大事)なのでちょくちょく自社製品愛が溢れてPR増えちゃうが、それはご愛嬌。

実は自分、小中学生の頃作文コンクールがあれば毎回入賞してた実力がある。そんな、若い頃の自慢をするようなやつの文章を細い目で見てあげてくださいませ。

フィンランド・ヘルシンキのサウナレポ

朝の4時、ヘルシンキ空港に着。ヨーロッパはペットボトルの水で平気で500円とかするので、マイボトル必須。

フィンランドは水道水がめっちゃうまいのでぜひ。
海外で日本語を見ると安心するよね

ヘルシンキ空港からヘルシンキ中心部まではアクセス良好。

海外の地下鉄のデカさに毎回ビビる

Hotel Katajanokka

おすすめ度:★★★★☆
場所:https://maps.app.goo.gl/xjbNPoGwrX1j87zq7
宿泊料:25000ポイントくらい
サウナの数:1(内[男女入れ替わり電気])
水風呂:なし
HP:https://www.marriott.com/ja/hotels/travel/heltx-hotel-katajanokka-helsinki-a-tribute-portfolio-hotel/

7時くらいにホテルに荷物置きに行ったらチェックインさせてくれた。昔使われてた監獄を改修したところらしく、僕の収監生活が始まった。ホテルと飛行機はポイントだけで生きていきたい民なので、今回もポイントでタダ泊。プラチナ会員(浪費の賜物)だと朝ごはんも無料なので貧乏人はここで1日の栄養を補給するのだ。早速ホテルのサウナにエントリー。水風呂なし。特に特記することもないので割愛。

全然明るくならないと思ったら、日の出が10時過ぎ。やる気出せ太陽。
貸切状態でテンションが上がらないわけがない。
椅子がSauna&Coスタイル
ライスプディング(奥の白いやつ)ときのこ炒め(中央の黒いやつ)がお気に入り

Allas Sea Pool

おすすめ度:★★★☆☆
場所:https://maps.app.goo.gl/z8Fw3r4QH5s9o3Lp9
入場料:3000円くらい
サウナの数:4(内[大きめMIX電気]、内[女性電気]、内[男性電気]、内[MIX電気])
水風呂:バルト海
予約:可能(僕はしてないが)
HP:https://allasseapool.fi/

これが一つ目のメイン?のMIXのオーシャンビューサウナ。

世界各国の老若男女が、和気藹々と話してる空間はかなり居心地が良い。(黙浴苦手民)
ロウリュボタン。みんな一生押してた、それでも毎回ジュワー音するのがさすがHARVIA。
手前からMIX、男性、女性。まずはここに直行して着替えよう。

そこからちょっと歩いたところに、MIXサウナ・男性用サウナ・女性用サウナがある。あ、そこにロッカーもあるからそこに直行するのがおすすめ。(メイン棟のロッカーは結構狭い)フィンランド人は息するようにロウリュするから一瞬で滝汗。

心拍数上がってきたところで、3℃のバルト海にドボン。
あまみラッシュ到来(肌が黒くて分かりずらい)

名前の通りこの施設にはプールがあるんだけど27℃っていう絶妙に寒い温度。なのにおばちゃんたちが元気に泳いでる。

恐るべしおばちゃんたち。

そしてやっぱりスキンケアはNELJAS(#PR)携帯性にも優れてて(#PR)、サウナに特化した成分で保湿力も優れてて(#PR)香りに癒されるんです。(#PR)(#PR)(#PR)(#PR)(#PR)(#PR)

#今日も自社製品が可愛い

サ飯は近くの屋台。友達から勧められてたスープ屋さんが空いておらずせっかくだし挑戦。トナカイソーセージのホットドッグと、フィンランドの郷土料理のサーモンクリームスープ。

これで3000円、物価。北欧旅を心置きなく楽しむために減税して。岸田さん。

Kuusijärvi Sauna

おすすめ度:★★★★★
場所:https://maps.app.goo.gl/Ntiay8S25n44af3b7
入場料:2000円くらい
サウナの数:5(内[男性電気]、内[女性電気]、外[小さめMIXスモーク]、外[小さめMIXスモーク]、外[大きめMIXスモーク])
水風呂:湖アバント可
予約:不可
HP:https://www.cafekuusijarvi.fi/

どうでもいいけど、自分のバケットリストに「本場フィンランドでスモークサウナとアバント」っていうのがあってね、ここがそれらを全て叶えてくれるサウナーにとってのディ○ニーランド。スモークサウナは「キングオブサウナ」と言われてるらしく、最寄りのバス停から30分くらい歩いたけど、そんなのはどうでもいい、天国にそう簡単にいけるとは思ってないさ。

誰もいない道でめっちゃ心細かった

結構混んでて予約はできないから現地で待つ制度。あ、施設自体は結構早くからやってるけど、スモークサウナは火入れの都合上14時とかからだからHPよく見てね。

大MIXスモークサウナ


小MIXスモークサウナ

中はというと、とにかく香ばしくて燻されてる気分。シャウエッセンってこんな気分なのかな。温度も湿度も非常にバランスが良くじんわり体があったまってハオ。そのあとは凍った湖にドボン。温度は2℃くらい。完全アタオカに聞こえるけど、水流がないから入っちゃえば意外と楽勝。冬のThe Saunaより長く入れる。

夢が叶った瞬間

そのあとはバチバチに整って外気浴…というわけにはいかないのがフィンランド。

放っておけばタオルも髪の毛も凍る世界。

速攻でサウナの中に入ってすぐ2セット目、3セット目っていう整いタイムほぼ0で、仕上がってもうふにゃふにゃ。

Löyly Helsinki

おすすめ度:★★★★★
場所:https://maps.app.goo.gl/mEQJMSgT3xtsDaSz6
入場料:2時間で3500円くらい
サウナの数:3(中[MIX薪]、中[MIXスモークサウナ]、外[MIX電気])
水風呂:バルト海
予約:可、というか必須。
HP:https://www.loylyhelsinki.fi/

フィンランドでサウナと調べるとまず出てくるのがこちら。超有名で、最近できたモダンサウナという立ち位置。レストランも併設。どうでもいいけど「ö」ってなんだか可愛いよね。実はここ、地球上で最も素晴らしい場所100選に選ばれた場所らしく高まるサウナ熱。

宇宙人の基地みたい。煙突が監視棟的な。
ビールタップが、サウナストーブで可愛い
オーシャンビューってだけでQOLが上がるよね。
完全に、○っちゃってる。
からの大の字。
からのサ飯(トナカイのシチュー)「ベリーがベリーうまい」って言ったら同行者に死んだ虫を見るような目をされた。なんで?

Sauna Boutique

おすすめ度:★★☆☆☆
場所:https://maps.app.goo.gl/ken4BAfDqskgdQT88

サウナのお土産屋さんがあるということで寄ってみた
サウナ系の石鹸やアロマが結構多めだったが、海外特有のかほり。

サウナハットなども置いてあるし、一応寄っていくといいと思う。

Uusi Sauna

おすすめ度:★★★★☆
場所:https://maps.app.goo.gl/CdJwN4aNBzRqPFd37
入場料:3000円くらい
サウナの数:3(中[MIX薪]、中[女性薪]、中[女性薪])
水風呂:アバントプール(詳細は後ほど)
予約:不可
HP:https://www.uusisauna.fi/

こちらは昔ながらのサウナを今風にリノベしたいわゆる黄金湯タイプのサウナ。 

外観。なぜか勝手にNELJASが映り込んでしまった。

ちょっと値は張るが大きなバスタオルを借りるか、ホテルから持っていくといい。タオルを巻いてバーで食事や、ビールが飲める。

サウナバーガーというものがあるらしい、挑戦してみて。
これがアバントプール。1人用の小さな5度の水風呂。大渋滞起こしてた。
MIXサウナ前。ソファーでダラダラできるの幸せ。

あ、そういえば、現地人でサウナハットをしてる人は限りなく0。というか
「その帽子何?」って聞かれる始末。基本的にサウナハットしてる人は全員日本人と思って良し、全力の笑顔で「こんにちは!」と言おう。日本人じゃなかった場合の責任は取りませんが。

Kappeli

おすすめ度:★★★★★
場所:https://maps.app.goo.gl/yhs7UDuL82SpKVrx9
客単価:2500円くらい(カフェ利用)
HP:https://www.raflaamo.fi/fi/ravintola/helsinki/kappeli

なんかゴージャスな建物がトラムから見えるなーと思ったら、まさかのレストラン。こんなの行くしかない。海外旅行中はカードの切れ味は抜群なのだ

おじさんがいい味出してる。

中は、カフェ、バー、レストランと3つの営業形態でやっていて、レストランはコース料理などを提供する高級グレード。もちろん私たちもレストラン…ではなくカフェに行った。いや、お金がないとかではない、そう自分に言い聞かせる。というのもここのカフェでは、日替わりスープとパンが食べ放題。みんな食べ放題、大好きなはずだ。この日は運よくフィンランドの郷土料理サーモンクリームスープ。物価高なヨーロッパで2500円で満腹になれるのはありがたすぎる。ちなみにこのスープだけでお腹いっぱいにしてる人は僕らしかいなかった。メイドのおばあちゃんに孫を見るような笑顔をされた。貧乏に優しい世界にありがとう。

3杯食べた。

Sompasauna

おすすめ度:★★★★★
場所:https://maps.app.goo.gl/Pv7hzdj7qAPG49MMA
入場料:タダ
サウナの数:3(外[MIX薪]×3)
水風呂:アバント可(海)
予約:なし
HP:なし

1番フィンランドを感じれるサウナ。有志で運営していて完全無料。水着の着用も自由。着替えるところもない。シャワーもない。ドライヤーもない。ただそこに海とサウナ小屋がある。それだけ。

男性は生まれたままの姿で立派なものを掲げて歩いてる。
入り口はきりんじゃなくて象にすればいいのに。
ちゃんと本格的な薪サウナ

ここで一つフィンランド史上、大きな決断をしなければならなくなった。

シャワーもない中で、この真っ黒な海に入るのか・・・?





・・・・・・・・ダメだった。自分の弱さを知った。躊躇ってしまった。僕はいつの間にこんな弱くなってしまったのだろうか。綺麗な水風呂とシャワーが当たり前の日常に慣れてしまった。日本のサウナがふと恋しくなる。ホームシック。ぜひ勇気ある人間は挑戦してみてくれ。

Sauna Hermanni

おすすめ度:★★★★☆
場所:https://maps.app.goo.gl/VP3ivo5idgBsrbKL9
入場料:2000円くらい
サウナの数:2(中[男女電気が1つずつ])
水風呂:なし
予約:なし
HP:http://www.saunahermanni.fi/

こちらは1953年に作られた昔ながらのサウナ。観光客もほとんどいなくてある意味フィンランドを1番感じる場所。

手書きの看板が可愛い

中はというと、男女別にロッカー室兼歓談室+シャワー室+サウナ室のシンプルな構成になっている。400円前後のアルコール低めのビールで地元民気分を味わってみてもいいかもしれない。日本人は「サウナ→水風呂→外気浴」だが、フィンランドでは「サウナ」→「ビールでダラダラ」なのだ。ただこちらのサウナ、絶対に日本のサウナでありえないことが起きる。

看板犬のミロ(だった気がする)がサウナ室に入ってくる

サウナ室に入ってきた時、「ええええ大丈夫?死んじゃう?え誰か呼ぶべき?」って焦ってたけど、隣のおっちゃんは普通に可愛がってる。どうやらこれがスタンダートらしい。日本だったら公衆浴場法をひっさげて保健所のおじちゃんが顔面真っ赤にして責め立てにくるんだろうな。このゆるさが心地よい。地元感を味わえる。

Kotiharjun Sauna

おすすめ度:★★★★☆
場所:https://maps.app.goo.gl/kLH834HZME6cVodz7
入場料:2400円くらい
サウナの数:2(中[男女薪が1つずつ])
水風呂:なし
予約:なし
HP:https://www.kotiharjunsauna.fi/

赤のネオンが可愛い。ハレタビ思い出す。

外気浴が店の前。男女問わずバスタオルを巻いて街のど真ん中で外気浴する経験はなかなか面白かった。大きなバスタオルを持ってくるか、レンタル(700円くらい)することをお勧めする。開業は1928年。

ちょうどこの時東京でトラブルが起きてて心から整えなかった。悔しい。

Cella

おすすめ度:★★★★☆
場所:https://maps.app.goo.gl/Yp4TQaTDSkzFMzmp7
HP:http://www.ravintolacella.fi/

サ飯は、Kotiharjun Saunaから徒歩ですぐの場所にあるフィンランド料理店にお邪魔した。

ワインってこんなに、なみなみ入れるもんだっけ?
ミートボールが郷土料理なんだけど、小学生の頃のお弁当に入ってたやつとは別物。
ミートボールというよりかは、ハンバーグ。

終わりと考察

    ってことで、3日9サ修行が終わった。多分、体の水分全て入れ替わったと思う。視察終盤、サウナ疲労が溜まりふにゃふにゃになり気持ちが「サウナイキタイ」から、布団の中から出られず「サウナミニイカナキャ…」になっていった。
    改めて日本のサウナって「整い」に対するこだわりがすごい。フィンランドには「整い」という概念はない気がした。水風呂はほとんどないし、動線もめちゃくちゃ・・・「仲間とビールを美味しく飲むためのサウナ」という役割って感じ。(そのためか、フィンランドのビールはアルコール度数が低め)多分フィンランドの人が、ソロサウナを聞いたら多分びっくりして腰を抜かすんじゃないかな。コミュニティ機能、ダラダラ機能、優れた整い動線、コンセプティックなサウナの数々のあるサーマルクライム愛が強まった。サーマル行きたい。サーマルサーマルサーマルサーマルサーマルサーマル。ここまで愛してるのだからアンバサダーにしてください。

そして帰国翌日サーマルいった。我慢できなかった。w/素敵な仲間たち

あ、よければ、弊社のサウナ用オールインワンジェルもちょっと覗いてみて。あなたの肌をツルツルにしてみせるから。女性にも大好評。

めちゃめちゃためになる事前情報

航空券

フィンエアーで羽田-ヘルシンキ、ヘルシンキ-成田。年末年始で25万とかなり高め。マイル適用期間外だったので泣く泣くの出費。

SIM

Ahamo一択。料金変わらずで、勝手にローミングされるし。海外でSIMを買った時に、電波が入るか入らないかのあのドキドキ感とはおさらば。

持ち物

  • 水着

  • サンダル:忘れると氷の上裸足で歩くことになる

  • シャンプー、コンディショナー、ボディソープ:髪の毛がギチギチになるシャンプー兼ボディソープみたいなのばっか

  • マイボトル

  • 携帯用ネックピロー:空気で膨らますタイプが携帯性最強。飛行機で首が死なずに済む

  • NELJAS:これが1番大事。#PR

お金と支払い

現金は一度も使わず。基本的にカードで生きていける。
・メインカード:「マリオットボンヴォイプレミアム」みなさんお馴染み、最強なやつです。
・サブカード:「Kyash」アメックスが使えない時用。マリオットからVISAにチャージできるデビットタイプ
・キャッシング用カード:「Wise」海外ATMで引き出す時に1番レートが良い。悪レートの両替所はケチ人間、いや人類の敵です。

この3枚あれば生きていけるし安心。

注意点

結構オーバーキル気味の早さでの計画をしてください。寝台列車やLöylyらへんは結構早く埋まる。ただ、予約できなかったらメールすればなんとかなることも。自分の時は、Löyly、サイト上では予約が既に埋まってて、泣く泣くメールしたらすんなり通してくれた。焦るじゃないか。キリスト教の国あるあるだがクリスマスは街が眠るので観光には不向き。

フィンランドの交通事情

HSLというアプリで完結。券売機の故障とか日常茶飯事のヨーロッパにおいてめちゃめちゃ助かるよね。Dayチケットで滞在日数分買うのが1番楽でお得だと思う。フィンランドの公共交通機関は(トラムもメトロもバスもフェリーも)時間によって一律の料金が設定されてて、80分4€くらい。1日2回以上使うのなら、絶対dayチケット。エリア別に料金が別れてて、空港⇔ヘルシンキ周辺のサウナなら、ABCエリアで事足りる。3dayで22€。あ、バスは手をあげないと止まってくれない、かつての小学生のようにしっかり挙手しよう。

行きたかったけど行けなかったリスト

電車で行ける範囲でタンペレという第二の都市にもたくさんサウナがあるらしいが、日程的に今回はオーロラ鑑賞に心を売った。許せ。みんなの旅計画が楽になるようにリストを共有しておく。

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