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aikoが騒ぐので、ジャングルに踏み込むかもしれない。

1月。皆さんは何を思い浮かべますか?

お正月、成人式、場所によっては雪、様々な答えがあるだろう。そんな問いかけから、今回のエッセイは始まる。

私にとって1月は『更新月』だ。
2年に一度の物件の更新。私は高確率でこれを忘れる。正確に言うと勘違いをする。
お正月が終わり、後半はスローペースで進む1月に心が弛んでしまい、ポストに更新のお知らせが入るまで、『確か更新は2月』と思い込むことが多いのだ。盆と正月が一緒に来ないのは常識でしょ?そしたら、特に何も無い2月に来るのが大人ってもんでしょ?

はい、私の完全なる管理不足です。すいません。

さらに今回は金銭面での大打撃があった。
話は遡ること3ヶ月前。洗濯機が壊れた。
電源そのものが入らず、何をやってもうんともすんとも言わない。すぐ電気量販店に駆け込み、購入に至った。合計4万。
あまり年収が高くはない私にとっては、完全なる予想外の出費だ。更に冬場の光熱費の高騰などが重なり思うように貯蓄が進んでいなかった。

そんな折の更新のお知らせだ。恐る恐る中身を開くと、ざっくり10万。それとは別に普段の家賃が乗っかる。本当にギリギリの額を先程支払い、残高に震えた。恐らくその時の私に、牛乳を持たせていたらバターになっていたと思う。そのくらい震えた。

給与日までおおよそ2週間。そこまでは文字通りの極貧生活だ。貯蓄に回せるのはしばらく先。
そして、気がつく。
しばらくサウナに行けないことを。

最後に行ったのは正月の仙台だ。もう既に、寒さに体が熱を求め、頭はサウナのことばかり考えている。

今、かるまるの岩サウナはどれほどの温度なのだろう。
今、お風呂Cafeのロウリュウ加減はどうだろう。
冬の雨の下の外気浴はどんな感じだろう。

今何してる?
次はいつ会える?
こんなことしたら楽しいかな?

この気持ちは、最早aikoだ。
好きな物、好きな人の事は離れていても考えてしまう。それは時に生活に支障をきたすほど。

ダイエット中にラーメンを食べたい人が、春雨や糸こんにゃくを啜るように。
無意識に、意中の彼を目で追ってしまうように。私は自宅のコタツに全身を入れてみた。密閉空間で温まるという側面は同じだが、開放感がない。水が蒸発する音もしない。逆を言えば開放感と、サウナ内の音がすれば満足してしまうのか...?(良い子は真似しないでね)

こんなに身近に私の求めるものはあるのか。
自宅にサウナが爆誕してしまうのか。

そんな疑問を解決するべく、サウナ欲求の限界が来た場合、長谷川探検隊はジャングルの奥地に入らなくてはいけないかもしれない。

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