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働けない私と向き合う 〜精神障害発症から社会復帰〜

こんにちは。薩美結愛です。
私の仕事はフリーのwebライターで、一度病気で辞めてから、再始動しはじめたばかりです。
私の精神障害は、解離性障害であると診断された時、自分が抱えていた障害を理解もできませんでしたが、心も体も限界に達していました。
コンスタントに案件をこなすことが辛くなってしまい、なんとか気力だけで仕事をする日々。
そして、ある日突然、パソコンの前に座っても全く仕事ができなくなってしまいました。
今まで普通に働いていたのに、「働かず休んでください」と医師に言われた瞬間、リアルにどうしていいか落ち込み、孤独に襲われました。
ある程度キャリアも積み、クライアントから信頼を取り、自分から営業をかけなくても、仕事をもらえるまでになっていたので、ショックはとても大きかったです。

パソコンに電源を入れずに、ただ毎日ぼーっと過ごす。
フリーランスは本当に自分との闘いでもありますが、当時はフリーランスの保険などにも入っていなかったので、「これからどうなるんだろう…」というお先真っ暗な不安だけが、日に日に大きくなっていきました。

仕事を休んでいる一方で、自分を責めてしまう自分がいました。

  • 外注して仕事を振り分ければよかったんじゃないか

  • もう少しペースを考えて働けばよかったのでは…

  • 好きなことを仕事にしているのに、どうして潰れてしまったのか

頭の中では理解はしていても、気持ちの方が追いつけず、この事実を受け入れるまでに時間もかかり、難しくもありました。
しかし、その中で、気付けたことは、鞭を打ってまで無理して好きなことを仕事にして頑張っていた自分に、少しだけ優しくなれたこと。
「自分の代わりはいくらでもいて、世の中は勝手に回っていく」なんて、ちょっと切ないかもしれませんが、実際はそうなんです。
焦りや不安は出てきますが、社会復帰やまた同じ業界に復帰するためには、「休むことも仕事」と個人的に頭に刷り込む感じで、1年近くお休みしました。

社会復帰はそれぞれ、ペースがありますから、無理に急がずにする必要はありません。
すぐに障害者枠雇用などで働こうとせず、就労継続支援事業所などを利用して、少しずつ社会の中に馴染んでいく方法もあります。
小さな一歩でも、回復の道を進んでいるということを忘れずに。
焦らず、自分の体と心が整って来たら、また社会と向き合うことができると信じています。
一度働けなくなったことは大きな衝撃でした。
ですが、その経験を通して、頑張りすぎることがどれだけ危ないことかも学びました。
まだ、社会復帰したばかりですので、笑顔で毎日好きなことでお仕事をずっと続けられるように努力していきます。




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