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ただ出す展|2020.1.18-19|it を探す旅のはじまり

はじめまして、こんにちは、こんばんは。さっとんです。

いろいろと身辺の整理的な意味合いも込めて、noteを一新することにしました。一応、前のアカウントも残していますので行ったり来たりするかもしれません。ご不便おかけしますが、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。

さてさて、今回は常々お伝えしていたアート展の詳細でございます。といいつつ、展示するものは思いのままにという感じなので当日まで不明。今回はことの発端や経緯などの「想い」の部分を書いていければなと思います。


ただ出す展

今回のアート展のテーマは「ただ出す」こと。タイトルは「ただ出す展」。そのまんま。こちらは合同展となります。僕も含めて3人の表現者が一緒になってつくっていきます。

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こちらは仮のフライヤー的なやつ。紙で配るわけじゃないので、イメージだけ受け取ってもらえればと思います。

日程は年をまたいで、来年2020年の1月18日(土)〜 19日(日)の2日間です。ただし、2日目の19日は僕がほとんど在廊できないために実質の本番は18日だと思っていただければと。2020年1月18日(土)がメインの日です。

また前夜祭として1月17日の夜にライブ配信を行います。それについてはまた後半の方で。


「表現すること」はトイレに行く感覚と同じ。

今回のテーマである「ただ出す」ということ。これは僕らがとても大切に思っていることです。いろいろと話し合った結果、話が一番盛り上がったこともあり、シンプルでユーモラスなこの表題にしようと決めました。

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「ただ出す」というのは「表現すること」と繋がっています。僕らは「表現すること」を生理的欲求だと考えています。ご飯を食べることや寝ること、排泄行為をすることと同じように「表現すること」も生きていくために最低限必要なことであると考えています。トイレに行く感覚と同じです。

わざわざ意識的にすることでもなくて、自然とやること。少し大袈裟かもしれませんが、どちらかというと、やらなければ生死に関わることと表現してもいいかもしれません。そのくらい大切なことだと捉えています。


「自己表現」は我慢しがちな欲求である。

でも普段の生活の中で「自己表現」は我慢しがちな欲求でもあります。家族や会社、友達同士、恋人同士、あらゆるコミュニティの中で無意識に自分を表現することを押さえつけてしまう。そこに苦しさを感じている人も多いと思います。

そこが自由に出来ている人たちはアーティストや表現者として成功していたり、起業などをしてビジネスの分野で活躍しているかもしれません。それは他人の目を気にせずに自分の好きなことをやる、やりたいことをやる、そんなことが出来ている人たちです。

僕自身は苦しさを感じているタイプの人間です。これまでの人生の中でたくさんの自己表現を我慢してきました。そして、いまも尚それを続けています。そもそも何が自己表現で何が自己表現でないのかすらわからなくなってしまうくらい、遠い彼方へと追いやってしまったのです。


「ただ出す」は旅のはじまり。

今回のアート展で僕は、そして僕以外の2人のメンバーも「自分をもっと自由に表現しよう」と決めました。なんとなくアーティスト、表現者になり切れていなかった自分から抜け出して、新しい人生を歩み出すのです。そして、それは新たな旅のはじまりとなります。

人生の目的は具体的になんなのかはわからないけども、なんとなく手に入れたいものはある。それは幸せだったり、喜びだったり、感動体験だったり、美しいものに触れた瞬間だったりする。なんとなくは感じるんだけど具体的に何かと言われたら上手く言葉に出来ない。このモヤモヤした気持ちで追いかけている何かを、僕らは " it " と呼ぶことにしました。サブタイトルは「〜 it を探す旅のはじまり」です。「ただ出すこと」は旅のはじまりなのです。ここからそれぞれの " it " を探す旅がはじまるのです。


「ただ出す」はエクササイズ。

「ただ出すこと」はその行為自体は特に意味を持ちません。たとえば、絵を書くこと。僕は絵を書きますがそこには意味はありません。描きたいから描くだけ。これは衝動という言葉と置き換えてもいいかもしれません。

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でも僕らはこうやって考えます。その行為自体は意味を為さないけど、もしかしたら「その行為をしたい」という衝動は生まれてくる際に「なにものか」にインプットされてきたものなんじゃないかと。宗教的にはこれを神と呼ぶかもしれないし、スピリチュアルな文脈では宇宙と呼ぶかもしれない。仏教では業と呼ぶかもしれません。

呼び名は文化やコミュニケーション手段によって多種多様あるとして、この衝動はもしかしたら「 it を見つけるため」に備わっている道しるべのようなものなのではないかと思うのです。

もしかしたら「なにものか」なんて存在しないのかもしれない。衝動もたまたまなのかもしれない。そこに特に意味はないのかもしれない。でも、僕らは曖昧だけど確かに感じる " it " を探そうと決めたのです。「ただ出す」とは、 " it " にたどり着くための道しるべを取り戻す練習、エクササイズなのです。


安心して、自己表現できる場所づくりをしたい。

実はこの活動の裏側には目的が存在しています。それは「安心して、自己表現ができる場所をつくる」ということです。「表現すること」がそれぞれの人生において必要不可欠なものだとすれば、それをもっと促さなければなりません。「表現しにくい社会」とは、そのまんま「生きにくい社会」へと繋がっています。

先に言ったように、もうすでに自力で出来ている人たちはこの問題をクリアしているから大丈夫だとして、ナチュラルに自分を表現できない人やなにかしらの理由で出来なくなってしまった人、そんな人たちが無理なく少しずつ、自分なりの表現を取り戻す場所をつくりたいのです。

そのために今回のアート展を開催した後に、その結果も踏まえて法人を立ち上げることも考えています。団体名は「natural outputs!!」、自然と表現すること「ただ出す」ことを継続し、その大切さを伝えていく団体です。非営利団体なので一般社団法人にする予定です。

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ちなみにこのロゴイメージや「ただ出す展」のイメージ写真には「ナチュラルとは、決して整備されたものではない」というメッセージを込めました。「ナチュラルとはキレイに整備されていないさま」のことであり、そこから飛び出すことをしてみようよ、という想いを忘れないようにビジュアル化しました。ロゴはまだ仮なんですけどね。


本当にこれがはじまり。

団体を立ち上げるという意味でも、それぞれがアーティストとして再出発するという意味でもこれが本当のはじまりなんです。僕らにとって大切な日になることは間違いないので、いまから楽しみです。当日に向けてひたすら作品づくりに没頭していきます。

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「ただ出す展 - itを探す旅のはじまり」
日程|2020.1.18-19(10:00-17:00)
場所|シェアアトリエ Green World Planet
主催|natural outputs!!

もちろんご来場は無料です。特に応募なども必要ありませんが、場所が近隣の方への配慮のため非公開となっているので、各SNSやLINEなどで来られる旨をご一報いただければと思います。会場の詳細をお伝えします。(場所は江ノ島電鉄長谷駅から徒歩10分のところにあります。)


前夜祭トークライブ配信

そして、冒頭でお伝えした前夜祭のトークライブ。僕が八ヶ岳南麓に住んでいて、前乗りで泊まらなければならないこともあって、前夜祭としてライブ配信をします。ここに書いたことをあらためてお話しするのと、「ただ出す」に繋がるテーマで企画者3人であーだこーだ意見を交わしたいと思います。

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「ただ出す展」前夜祭 Special talk ライブ配信
日程|2020.1.17 23:00〜予定
「やりたいことは " 今すぐ " やるべきか?〜理性と感覚のバランスと共存」

このトークライブは僕自身の作品の一つです。

世の中では「やりたいことやろう」「好きなことをやろう」「どんどんチャレンジしよう」と様々な成功者が語るけど、まぁそんなに簡単に出来るものでもないよね...と思ってしまうこともある。焦って行動しても上手くいかなかったり、自分のペースで歩むことが結果的にいい結果を導いたりする中で「じゃあ、結局どうしたらいいの?」の悩んでいる人たちも多いのではないかと。

でも、チャレンジすることは悪いことではないし、失敗することも結果的には悪いことではない。そんなことは理解してるし、このテーマの答えを先に言ってしまうなら「失敗してもいいからチャレンジしたほうがいい」ってのと、「そもそも " べき " とかないから、自分で選んだらいい」ということになるでしょう。

答えを求めるビジネスやコンサルの世界では、そこで完了してしまうんだけど、僕は「それは正論だけども...」というリアルな心の動きを捉えたい。その上で様々な意見を取り入れて、ごちゃ混ぜにした上で「どうしたらいいのか?」を考える土壌つくりたい。そんな作品です。

ラジオ的に言えば、僕がパーソナリティとなり、メンバーの2人がゲストというような感じでトークを進めていきます。閲覧者のコメントやご意見も拾っていきたいので、ぜひとも興味のある方はご協力ください。

こちらはなにかしらのSNSにて配信予定です。Facebook、Instagram、Twitterのどれか2つ以上ではやると思いますので、詳細をまたご連絡します。お待ち下さい。


参加アーティスト紹介

今回の参加アーティストであり、natural outputs!! のメンバーを紹介します。

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香凛~kaorin~

今回の会場であるシェアアトリエのオーナー。インディゴアーティストのかおりんです。かおりんはアーティストであり、セラピスト。感受性豊かで、スピリチュアルの感覚もある人。メンバーの中では一番ナチュラルに「ただ出す」をやっているかも。相手のオーラを読み取り、ヒーリングとしてアートを描くこともできちゃう。いい意味でこの世のものとは思えないような世界観を描き、光と闇のとらえ方がとても素敵で綺麗なアーティストです。


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たてまいこ

自分のことを「ただのOL」と言い張るシンガーさんでありアクセサリー作家さんであり、最近マルチタレントになられた魚座でたぬきでピーヤな人。実は今回の主役だと思っています。本展は別名「たてまい展」です。実は今回のキーワードとなる " it " という言葉はこの方との話の中で生まれたもの。言語化できない「奇跡とも呼べる美しいもの」を日々探して生きています。噂によると、それは高校サッカーで手に入るらしい。


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さっとん(龍輪諭)

そして、わたくしがさっとんでございます。主に絵を描いたり歌ったりしています。昨年はボイスドラマやミュージカルにも出演して、表現全般、機会があればチャレンジしております。夢は「学校に代わるなにか」をつくること。natural outputs!! はその先駆けのつもりです。その「なにか」をコンビニや歯医者さんくらい町中に散りばめたい。そんなこんなで活動をはじめました。好きなものはお花とお酒。


さいごに

本質を理解してもらいたいが故になかなかと長くなってしまいましたが、だいたいのことはお話しできたと思います。あとは皆さんの解釈と想像力におまかせします。難しく書いてしまったかもしれませんが、本展のテーマはとてもシンプルに「ただ出す」ということ。それを自分たちが体現し、伝えていく場になります。

そして、仲間集めの場でもあります。体感して、共感してくれた方にはぜひ一緒に「ただ出す」をやっていきたいのです。今回は小規模な展示ではありますが、いずれはアートフェスのような規模で開催したいと考えています。ひとりひとり丁寧に共感者を募っていきます。

さいごにここまで読んでくれてありがとうございます。興味のある方はコメントや各SNSから直接メッセージをください。ちなみに僕は絵と写真と音楽をお届けする予定です。あとトークライブも。皆様にお会いできることを楽しみにしています。

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