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昨日親戚が亡くなっても話す相手が居ない

同じ時間、同じ気温、同じ場所なのに、生きている人生が違うだけで感じ方が全く違うというのは、犬もそうなんだろうか。人間も動物だから、それはきっと同じか。

今月のPMSを紹介いたします。
ソレよりニ週間前、極度のポケーッと感と空腹に襲われました。ランチに作ったオムライスだけでは足りなくて、一本で色々満足できるらしいナッツ入りのチョコレートバーも食べたのでした。
そしてソレ一週間以上前の今、まさに今夜、それがぱったりと無くなり、吐き気へと変わったわけで。
まあ、頭痛とか突如やってくるイライラMAXになるよりはましと思う事にしましょう。
以上です。

「札幌のおばさん」
祖母の兄弟の配偶者。
小さい頃よく遊びに行って、階段をお尻だけで滑り降りるゲームをしていてよく怒られた。優しくね。お年玉もくれたし、入学卒業のタイミングでも連絡をくれ、可愛がってくれた。
そんなおばさんは、割とカッチリした仕事を辞めたタイミングで倒れ、アルツハイマー病になり身の回りの事が出来なくなったと聞いた。一度法事で会ったけど、会話も出来なかった。

それから数年経って、母から突然の連絡。
亡くなったと知らせが届いた。私は仕事で通夜に行けない。行こうとしても関係性が近くないため休みの申請も難しい。

思い出は、どこへも行けない。

ビルの14階から薄くなった青い空を見て、「なんか色々考えちゃって。」と突然上司に言ったところでだし、知人に「ねぇ聞いて」というわけにもいかないし。

優しい夫と子どもたちに囲まれて、忙しいながらも、きっと幸せだっただろうな。どんな事に喜びを感じて生きてたんだろう。もう一回話してみたかった。

パソコンを打つ手が止まって、名前を呼ばれてもワンテンポ遅れて返事をし、頼まれ事をクリアしてからデスクに戻る。ラジオが結構な音量で流れているフロアなのに何故か一瞬、しんとした。

この揺らぎはPMSなのか。
浮遊し出した気持ちを掴んで、もう一度自分の中に入れようとしたからなのか。よくわからないけど、少量の涙がマスクに吸収されていった。

帰宅すると、ぴょんぴょん跳ねた犬が飼い主を今か今かと待っていた。ここ数日はシングルベッドの足元ではなく、枕の横で8時間寝るようになった。狭くて気になるから夜中に何回か起きてしまうんだけど、今日もそこでゆっくりぐっすり寝てほしい。

あったかくて、いい。

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