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【五則演算】見せ算

見せ算。それは「概念系演算」であり、発案者は「さや香の新山」
五則演算の一種。

定義は「お互いが出会ったときにお互いがどう思うか」というもの。
恋愛バラエティのような数学だ。

※ちゃんとした数学者もしくは哲学者的な人が同じこと書いてるはずなのでこんなクソ記事よりそちらをご覧ください。

見せ算

以下では見せ算を「→←(半角表示 : -><-)」で表す。

まずは基本ルールをおさらいしてみよう。
①同じ数は打ち消し合う。
例えば「1→←1=0」「2-><-2=0」といった感じ。
(証明)
同じ奴なので何も思わないから。
(証明終わり)

②大きい方が基本的に支配する。
「1-><-3=3」「4-><-7=7」といった感じ。
大きい奴に屈するイメージだろうか。


ここまで見て分かるようにかなり「文系数学」だ。数1に付け加えても全然いける。

あ、そういえばメリークリスマした!

ただし、もう少しちゃんとした定義づけをしてあげる必要があるだろう。

魅せる算数、見せる算数

まず、先ほども書いた通り記法については「→←」「-><-」と書くことにする。
ここで、「お互いがどう思うか」をどのように捉えればいいか考えてみよう。
テキトーに思いついたのが「集合」だ。

特に、「大きい方を採用する」というところは「ANDゲート」に通ずるところがある・・・気がする。
0か1みたいな。

そこで、a-><-b=a∨bとはもちろんいかないのが大変なところ。

同じ数についてが成り立たないし、例外があるからだ。

ここから文系になっていく。

ここで、諦めてニコニコ大百科を見てみよう。
以下の大百科よりから例外を取り出してみる。

<例>
6-><-9=11

6と9は似ているから一旦近づいていくため。
要するにふたり出会って→👆🏼👆🏼こうなるから11

2-><-5=1.1
お互いが生き別れの兄弟と勘違いして近寄るがよく見ると全然違うことに気付きびっくりして携帯(=「 . 」)を落としてしまうため。
先ほどの1と1の間に小数点が入るのだ。

1→←100=83
あまりにも人数差がありもう逃げても仕方ないと1が腹をくくって100に立ち向かい17人倒すため

1→←100=84(←!!)
あまりにも人数差がありもう逃げても仕方ないと1が腹をくくって100に立ち向かい17人倒すも残った83の中にすごく美人な女性がいた場合その女性が1を介抱したことをきっかけに二人は恋に落ちやがて結婚して子供が一人生まれるため。

まさかのマルチだ。

ここまでみてきて分かるように「擬人化」する+「背景情報を読み取る読解力」がこの演算での肝のようだ。

以下ではさらに「擬人化」を発展させてみる。

擬人化数学

①負の数
まずは負の数。基本法則に則ると
「(-1)-><-(-5)=-1」「(-1)-><-(-1)=-1」となるようだ。

ただし、今までのことを考えるとこうも考えられる。
(-1)-><-(-5)の場合、「一人ドタキャンでこれなくなったvs5人ドタキャンで来れなくなった → -1が-5をバカにして怒った-5が店を出ていったため、比較対象がいなくなり定義不可」
(-1)-><-(-1)の場合は「お互い同じ数来れないため、共通の話題を見つけた結果仲良くなって意気投合した結果同じグループに入る=つまり仲間内なので何も思わない、結果0になる・・・」って奇跡起きたぞ。

どうやらこれが正しそう。
つまり
「異なる負の数同士は定義不可」
「同じ数の場合にのみ定義可能であり、それは基本ルールに則る。」

なお、負の数と正の数については、
-1-><-2
の場合2の方へ吸収されるため、基本ルールに則るとする。

②分数
こちらも、背景を読み取ることで定義していこう。

まずは異なる数同士。
1/2-><-2/3
について考えてみる。
これはまず通分してあげる必要がある。
3/6-><-4/6
「つまり、1/2(3/6)君はより多くを見せてくれる2/3君に惚れてくっついていく→足し算→今回は7/6になる」と考えられる。
カップルを例にとってみる。
彼氏は、ぐいぐいいくが、彼女は慎重派。
そんな自分の中の少ししか見せていなかった彼女は次第に心を許していく。
すると、結果的にほとんどすべてを見せるようになり、彼氏と補いながら生きていった。
めでたく足し算になったのだ。(※この例だと、二つを比べて少ない方が1に強制的になりそうなことに今気づいた。無視してね)

一方、同じ数同士、例えば「1/2-><-1/2」などは、「どうせ同じくらい見せるんならいっそ二人とも全部見せようぜ」ってなって結果、「二つとも1になる→区別がつかなくなる→眼(※店残の結果のこと)は0」となる

つまり、分数は
同じ数→基本法則に則る
異なる数→足し算
となるだろう。

正の分数と負の分数はどうしよう。
負の数のところで書いた考えならば、大きい方に吸収されるとした。
ならば、こちらもそのようにしたがった方が良さそう。
例外が多くてすまんの。

計算にあたって

ここまで、二つの数を見せ合ってきたが、ここにn人目の数を見せ合うとその眼はそうなるのだろう。
足し算や掛け算なら入れ替えることができる(交換法則)。

このような法則を使えるのだろうか。
これについては上の大百科に書いてあった。

抜き出してみると

交換法則が成り立つ:A見せB=B見せA

結合法則が成り立たない
(1見せ(2見せ2))=1見せ0=1、((1見せ2)見せ2)=2見せ2=0

単位元律が成り立つ:
A見せI=I見せA=A、I:単位元、ただし最小の元Iが存在する場合に限る

交換法則は成り立つし、結合法則は成り立たないようだ。
理由はこんな感じ ↓

1.A<Bならば、A見せB=B見せA=B

2.A見せA=0

例えば、
1-><-1-><2-><-3の場合、普通に考えると最初から計算することになる。

1-><-1=0
0-><-2=2
2-><-3=3
といった具合だ。

つまり、以上の場合はどちらにせよ大きい数が有利なのだ。
・・・大物政治家がパーティの場に現れたイメージだろうか??

ただ、僕オリジナルの見せ算の場合変なルールを創り出してしまった(泣)
どの場合でも基本法則になるって証明した方が良かったかもしれない。

ま、今回は見せ算2(仮)を使っていこうと思うのだが、そうなってくると面倒なことになってしまう。
例えば1/2-><-3-><-1-><-(-1)の場合だ。

分数の場合は足し算なので、1/2-><-3=7/2(※分数と整数でも足し算)
7/2-><-1=9/2
9/2-><-(-1)=2/「

どうやら分数が入り込んできたらそこからは「-><-」を「+」と置き換えて考えると良さそうだ。
なお、負の数が来たら、強制的に正側の数を採用する。

その他

少数はどう考えよう。
分数で「足し算」なんてルールを作ったせいで「分数と同じルール」とするしかない。

他にも、指数計算や関数同士など考えることはたくさんある。

それぞれをどう捉えるかで結果も変わってくるため「自由な発想で生きる事」を新山氏は伝えたかったのだろうか。

なお、四則との混合計算もかなり複雑になりそうだ。
今回は考えないでおく。

楽しく柔軟な数学

色々考えたが、結局「見せ算」というのは「理系+文系の数学」であり、自由で想像力豊かな発想力」を鍛えるあまりにも画期的すぎる数学(?)なのだ。

ぜひ、子供と一緒に
「1が2を見たらなんて思うんだろうね?」
なんて会話をしてみてほしい。

突飛な回答が出てくることもあるかもしれないが、それが「見せ算」の答えなのだ。そこに反論する余地などないのだ。

このような、楽しめるネタを作ってくれた新山氏の功績は忘れない。
彼も僕たちが楽しむことが本望だったと思う。
新山さん、こちらの世界では盛り上がってますよ_____R.I.P.



なお、僕のM1で一番好きだったのはいつも通り日清のこれ↓

「緊張と緩和」だ。(上リンク切れ注意)


なお、「見せ算」は、色々言われていたが、あの怪しいセミナーのような語り方と熱がとても面白かった。テーマも斬新で僕的にかなり好きなネタだった。


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