2021年ドラフト指名選手・東北楽天編

1位:吉野創士(外野手・昌平)
右投右打
高校通算56本塁打の右の大砲。遠投110メートルの強肩、50m6.3秒の脚力を活かした広い守備範囲も持ち味。
昌平では入学直後からレギュラー。1年夏は3番ライトとして3回戦・草加東戦で2本塁打。8月の新人戦・越ヶ谷戦では3打席連続本塁打。2年7月の聖望学園との練習試合では上尾球場のバックスクリーンに運ぶ特大アーチ。夏の県大会は決勝で狭山ヶ丘に敗れるも準優勝。
秋からセンターを守り、.591、3本塁打12打点の活躍で同校初の県大会優勝に貢献。関東大会は初戦・鎌倉学園戦で4打数無安打で敗れた。3年夏は腰痛の影響で本来の打撃を発揮できず。それでもチームを決勝まで導いたが、浦和学院に敗れ甲子園には届かなかった。

2位: 安田悠馬(捕手・須磨翔風→愛知大)
右投左打
高校通算5本塁打ながら大学ではリーグ通算10本塁打と打棒が爆発した長距離砲。遠投100メートルの強肩も持ち味。
須磨翔風では3年夏に4番。主にファーストを守り、3回戦・神戸第一戦で逆転3ラン本塁打。4回戦で東播磨工に敗れた。
愛知大では1年春からスタメン。.267、5打点で新人賞。1年秋は名城大の栗林(現広島)から本塁打。2年春からは2部でプレーも打撃は進化。4年秋は4本塁打をマークした。

3位:前田銀治(外野手・三島南)
右投右打
将来性豊かな大型外野手。高校通算31本塁打の長打力、50m6.0秒の瞬足、遠投105メートル&投手として最速143キロの強肩が持ち味。
三島南では1年秋からレギュラー。2年から3番を任され、秋は.364の活躍で県大会ベスト4進出に貢献。3年春のセンバツに21世紀枠で出場し、初戦敗退ながらライトフェンス直撃の三塁打を放ちスカウトの注目を集める。夏は4回戦で富士市立に敗れた。

4位:泰勝利(投手・神村学園)
左投右打
最速150キロの力のある直球が持ち味の本格派左腕。奄美大島出身で高校進学後に最速を30キロアップさせた。
神村学園では2年秋からエース。県大会優勝も九州大会は準々決勝で明豊に敗退。8回途中まで0封に抑えたものの終盤に崩れた。3年夏は4戦20回2/3を投げ21奪三振14失点。3回戦・鹿児島玉龍戦では雨天中断がありながら8回14奪三振。準決勝・鹿児島実戦では自己最速を更新する150キロをマークしたが、延長戦の末に敗れた。

5位:松井友飛(投手・穴水高→金沢学院大)
右投右打
189cmの長身から最速151キロの直球を投げ下ろす右腕。角度のある投球が持ち味。
穴水高では部員僅か10人で公式戦未勝利のまま終わる。
金沢学院大では1年秋から先発起用。5戦3勝&リーグトップの防御率0.93でベストナイン受賞。2年春にエースとなると6戦4勝で最優秀投手とベストナイン。秋は初優勝に貢献し、明治神宮大会に出場した。

6位:西垣雅矢(投手・報徳学園→早稲田大)
右投左打
184cmの長身から最速150キロの直球を投げ下ろす。落差の大きいフォークボールの評価が高い。
報徳学園では2年春からベンチ入り。秋からエースとなり11戦2完封、73回1/3で42奪三振、防御率1.72。近畿大会ベスト8に貢献した。3年春のセンバツでは20回連続無失点を記録。25回25奪三振&自責点4の好投でベスト4進出に貢献した。夏は県大会準決勝で神戸国際大付に敗れた。
早大では1年春からベンチ入り。主にリリーフで登板を重ねると、秋からは先発でも起用。東大戦で2安打無四球完封を記録した。4年春までで六大学リーグ通算30戦6勝123回107奪三振。

7位: 吉川雄大(投手・広陵高→東海大→JFE西日本)
右投右打
167cmと小兵ながら強気の投球が持ち味の右腕。最速146キロの直球とナックルカーブなど5種類の変化球を制球良く投げ込む。
広陵では2年春のセンバツと3年夏の甲子園出場。
東海大では4年時からリーグ戦での登板を増やした。
JFE西日本では1年目の都市対抗で登板。3年目の今季は主に中継ぎで起用されている。

育成1位: 宮森智志(投手・呉商→流通経済大→IL・高知)
右投右打
193cmの長身から最速151キロの直球を投げ込む大型右腕。伸びしろに期待が寄せられる。
呉商では3年夏にエースとして出場。県大会2回戦で西条農に敗れた。
流経大ではリリーフで6試合に登板。勝利はなかった。
IL・高知では入団1年目の今季から先発の座を掴み、16戦5勝、防御率2.68と好投を見せた。

育成2位:柳澤大空(外野手・日大藤沢)
右投右打
高校通算18本塁打、50m6.0秒、遠投100メートルの身体能力が高い外野手。
日大藤沢では2年夏に7番ファーストで2試合スタメン。秋から4番センターのスタメンを掴むと、4番ライトで望んだ3年春の県大会は3本塁打。準決勝・東海大相模戦では敗れたものの2打席連発と大暴れ。夏は準々決勝で横浜創学館にコールド負けを喫した。

育成3位:大河原翔(外野手・東海大山形)
右投右打
高校通算31本塁打の長打力が魅力。183cm95kgの堂々たる体格。
東海大山形では甲子園出場なし。最後の夏は県大会決勝で日大山形に敗れた。

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