春が来るのが憂鬱で
春が来るのが憂鬱で眠れない夜があった
あったかくって、まぶしくて、きもちよくて、心機一転、新たな一歩
そんな季節
けれどこの時期になると、あの頃のあいつらの目がまた鋭くなるような気がする
忘れられない目が、目が、身体を汚している、心を刺している、気持ちを濡らしている、壊している、潰している、首を絞めている、頭を揺らしている
どの顔も笑っている、楽しそうに
あなたたちがいじめたせいで、私は毎日たくさんの薬を飲まなければいけない
主犯者だけじゃない
見て見ぬふりしたやつら、話を合わせたやつら、お前らも同罪だ
卒業してからもう6年経つのに何も消えない
学校から追放しようとしてきた教師らもな
しにたいと訴えても学校に行かせてきたおまえらもな
私はこれらを一生背負う
全然全然消えない
今でもあの頃の悪夢をよく見る
早く忘れたいのに、忘れようとすればするほど付いてくる
いつまでも見にくい私
ごめんなさい
あの時に存在ごと消してくれればよかったのに
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