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#海外文学のススメ
銀河帝国本同好会 ①「銀河帝国の崩壊」アーサー・C・クラーク
いま、映画化で話題の「デューン 砂の惑星」や「ファウンデーション」シリーズのように、銀河帝国が舞台の小説は枚挙にいとまがありません。
自作にも銀河帝国を出したりしてる関係で、参考にしたりしなかったり色々読んできた「銀河帝国もの」(?)をつらつらご紹介していきます。
「銀河帝国の崩壊」は、巨匠アーサー・C・クラークの初期長編作品です。
まず、数億年先の未来という舞台設定にビビります。
その長
銀河帝国本同好会 ③ 「デューン 砂漠の神皇帝」フランク・ハーバート
最新の映画化作品が絶賛公開間近の「デューン」ですが、あえて「砂の惑星」ではなく続々々編にあたる「砂漠の新皇帝」を取り上げてみました。
理由は、なんと言っても主人公レト二世のキャラクターが強烈だからです。
レト二世は「砂の惑星」の主人公ポウルの息子で、選ばれし者「クイサッツ・ハデラッハ」の遺伝子を持っています。
彼は前作「砂丘の子供たち」の終盤で、砂虫の幼体である砂鱒と合体(全身に小さな黒い生物であ
銀河帝国本同好会 ④ 「宇宙気流」
中国、韓国からの傑作群で賑やかなSF小説界ですが、まったく着いて行けないまま古臭い古典を読みあさっております。
今回取り上げるのは、アイザック・アシモフ著「宇宙気流」です(1952年発表)。
ドラマも評判の「ファウンデーション」と世界を同じくする「銀河帝国」シリーズの一冊です。
しかし、この作品の時点ではまだ統合国家としての「銀河帝国」は存在しておらず、あまたの星間国家の一つとして、前身であるト
銀河帝国本同好会 ⑤ 「太陽系帝国の危機」
すみません、ちょっとスケールダウンしました。
(^^ ;
巨匠、ロバート・A・ハインライン、1956年の作品です。
火星で重要な式典に参加する予定だった太陽系帝国の元最高大臣が行方不明になり、不遇だけど才能のある俳優がその替え玉として選ばれ、宇宙スケールの政治的陰謀に巻き込まれるというお話です。
舞台こそ、火星人、金星人、木星人などが共存する太陽系帝国なる星間国家ですが、ストーリーはフレデリック