セルフライナーノーツ(殺生ノヲト - BADULT)

▽Music & Lyric &Movie:ぼく

▽Illustration:りぅ


はてさて、予告していた新曲2つめですね。

08/30に配信設定していたのになぜかもう配信になっちゃってたんでリリース中ということにしておきます。

大元配信プラットフォーム側の不手際です、まぁ客観的に考えて「リリースが早まる」のはいいことなので今回は許す。



愚痴ばっか言っててもアレなので話を戻しましょう。
Blood Courtに比べるとネタっぽさ感じるかもしれませんが、ノヲトのキャラクターで出す曲の雰囲気としてはこーいうのでしょう。

洋楽っぽさをできるだけ排除して日本らしく、かつノヲトらしく、そんな感じで作ったものです。

あと今回は作中イラスト描いてもらったのでその紹介も。






【詩や世界観の話】
「BADULT(バダルト)」とはなんぞやと言われれば

「BAD」>悪い
「ADULT」>大人

をくっつけた造語です、なんでしょうね「ヤベェやつ」とか「ダメな大人」的な意味としてとらえてもらえればなとおもってます。

その「ヤベェやつ」とか「ダメな大人」って言葉だけでいうといろんな解釈あると思いますけど、今回は「ヤンデレ」テーマということで。


何気初ですね「男のヤンデレ」をテーマにして曲作るの。

ヤンデレの曲はボカロの方でモサモサやってますけど、今回は自分が歌う曲なので女じゃくて男、ボカロでやってたことを応用すればよかっただけなんですけど、作るのがなかなか難しくてですね。

なんだろう、自分はヤンデレではないっていうのもあるんでしょうし「どれだけ恥を捨ててヤンデレになりきれるか」っていうのも詩や歌い方でうまく表現しなければいけなかった。

しかも最初からヤンデレテーマで歌う曲作ろうっていうことを考えてたわけでもないんです、行き詰まった挙句「ノヲト」っぽい曲を作ろうよっていうマインドになって、結果できたのがこのバダルト。


ストーカー気質のヤンデレ、怖いですねぇ〜。
ストークされる相手にとって好みの男であるなら大したことないんでしょうけど、そうでないならひたすら怖い(´·ω·`)

若干の押し付けがましさもあり、殺す系の表現もありで、でもあんまり「ガチ怖」っぽくはしたくなかったので、少し(主に曲調の方だけど)ポップな要素も入れたりして。

あと何気にほぼ「日本語詩」なので歌いやすいっちゃあ歌いやすいっすね。


ちなみにラストの「好き」とかめちゃくちゃ書いてある気持ち悪いノート、あれも僕作です。

何書けばそれっぽくなるかと思って小一時間悩んだんですけど、あんな感じになりました、言葉詰め込みすぎると読みづらいかもしれませんしね、ムービー作り終えた翌朝シュレッダーにかけました。




【曲の話】
これも特に変わったところ無くって感じです、いつものノヲト的な構成です、忙しい曲。

ゲームっぽい展開とか、割とオールドスクールなDjent風味のブレイクダウン、アウトロでガチのダブステップも入ってます。

まぁアウトロに関してはダブステップというよりも「デスステップ」を目指したんですけどね、後から聴いたらもう少し音階がぐちゃぐちゃなワブル入れるべきだった。

実はドラム音源を新調したんです、それは後で話しますがまぁハットがうるさいんすよ。

今から考えれば、ちょっと手間をかけてでもハットだけ別個で書き出ししてボリューム調整すりゃあよかったなって思いました。


トータル的なサウンドもなんとなくで作ってます、今までは「デスコアだ」「エクストリームだ」っつってちゃんとテーマを決めて作るんですけど、今回は割と自由に。

日本らしく感じる要素ったらなんだろうと、そんなこと考えてるうちに収拾つかなくなったんで今回は普通のメタルコアっぽくなってます。

ちょっとドンシャリ気味にしすぎたかな感はありますが、まぁいいでしょう。


あ、まぁぐちぐち言ってますけど作品的には満足ですよ、日本っぽいというか、ヤンデレ曲を書く僕「ノヲトらしい」作風に仕上がったので。


ホイッスルも久々に叫びました(調子によって出るときと出ないときあるんですけど)

キーはBlood Courtほど高くないですが、キーというより表現力に重きを置いて歌った感じです。

ぐらいですかね。



【機材の話】
ギターとベースは何一つ変わってまてん。

ドラムは今回「GGD(GetGood Drums)」を使ってみました、キットの種類は「ONE KIT WONDER: METAL」です。
PeripheryのNollyプロデュース的なやつです。

ドラムだけにKontaktを起動するなんて何年ぶりだろうって話ですけどね。


音はいいです、ただ前述したようにハットが少し目立ちすぎてるなというのと、生感が少し薄い。

色々設定はできますけど、コンプの効き具合が割と強めに出てるように感じる。


まぁでもハードな音楽にはぴったりだと思いますよ、事細かにベロシティを調節したりすればもっと使えるようになる印象です、それで手間がかかるという点では、僕はtoontrack派だなと思いました。

でも金物のチョーク音が多めに入ってるのは嬉しい、toontrackだとチョーク音少ないからね。



【イラストについて】
今回は珍しく外注してます「りぅ」様にご依頼させていただきました。

なんか、サンプル色々見ていて絵のタッチが気に入ったんですよね、ナウな感じというか。
いつもの通り、動画作るときはあり合わせのもので見繕ったり自分で作ったりしていろんな素材使うんですけど、今回はキャラが特に濃い曲なのでネットに落ちてる素材だけでは表現しきれないなと思って、メインで使うヤンデレ系の小物だったり男子のキャラクターだったり、ソレ専用に作ってもらった方がいいだろうということで制作いただきました。

曲のイメージに合ういい感じのイラスト描いてくださいましたし、制作スピードが早かったんで大満足です、寧ろ僕のスケジュールが色々と立て込んでてリリースまで時間食ってしまったのが申し訳ないと思うほどです。

あらためて、お引き受けいただきありがとうございました(_ _)



【あとがき】
配信日を守ってくれないプラットフォームへの怒りはおさまってませんが、客観的に考えて「リリースが早まる」のはいいことなので今回は許す(大事なことなので2回言いました)。

前作Blood Courtとともによろしくお願いします。



さて、これからノヲトは引きこもります。
主にボカロのまとまった作品作りの方でなんやかんややるっていうのと、その他(途端に)忙しくなってきた仕事関連です。

正直、年末まで僕のオリ曲について進展あるか微妙ですが、何かしらの発表ができるように頑張りますゆえ。

まぁその辺の折り合いというか、ノヲトの活動については後々ゆっくり語る日を作ろうと思ってるので、その時にでも。

ということで(復唱になっちゃいますけど)新曲よろしくお願いします。



。 り わ お

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