『結婚=幸せ』なんて幻想だって話
私は、以前も書いたように、あまり結婚願望は強い方ではありませんでした。
ただ、現時点では結婚して良かったと思っています。
が、必ずしも全員に当てはまるわけではないとも感じています。
結婚しているかどうかは幸せそのものに関係ないなぁと感じるからです。
むしろ、自分自身の幸せに向き合わないと相手との生活の中で依存して本当の幸せを見失いそうになることさえあります。
結局、今ある幸せに全力で向き合う。
それさえできれば人生万々歳じゃん。
そんな話をしていきたいと思います。
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結婚する前はもっと仕事を頑張りたいし、実家暮らしだったので仕事をしながら家事とか料理とかするイメージも湧かないしで、正直全然いいイメージができませんでした。
実際に結婚してみると、慣れない環境やそれと同時に忙しくなった仕事、人間関係や結婚式の準備など、ずべてのことが一気に迫ってきて、ついにはパンクして最終的に離職という形になってしまいました。
結婚前の私であれば、結婚せずに仕事を続ける方が幸せかもしれないくらい考えていたかもしれません。
長年の夢で憧れでもあった仕事について、それなりに楽しくやっていました。
それだけで、十分なのではないかと・・・。
ですが、気がつけば、そんな考えとは程遠い行動をとっていた私。
結婚前の私が知ったら、まして就活生時代の私が聞いたら驚くを通り越して、怒るかもしれません。笑
ただ、不思議と今は離職したことに後悔はあまり感じません。
なぜなのか考えたとき、結婚を機に私は自分の人生に、幸せに、初めて真正面から向き合ったからかもしれません。
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ところで、結婚って理想の姿を描きがちです。
好きな人と一緒にいられるとか、早く子供ほしい、とか。
色んな理想があるのはいいですが、多くの女性がなぜか30歳までに結婚ができた方がいいみたいに焦りがちです。
確かに、出産のことを考えると、リミットを感じてしまうのはあるかもしれません。
ですが、必要以上に結婚にタイムリミットを課している社会があるのも事実かもしれません。
友人は、職場で男性の上司から
「次は〇〇さんの番かな?」「花束の準備はもう出来ているよ?」「私の娘がそうだったら僕は泣いちゃうなあ。早くお父さんを安心させてあげなね」とことあるごとに言われているそうです。
このハラスメントに厳しくなっている今の時代でもまだそんなことを言う人がいるのかと開いた口が塞がりません。
これが、東京の中心でも起きているということは、日本中、まだまだそんな価値観が蔓延っているんでしょう。
ですが、これははっきり言って余計なお世話でしかありません。
カップルにはカップルの事情があり、その人にはその人の幸せの形がある。
「結婚しないと幸せじゃない可哀想な人」
というレッテルを勝手に作っているその風潮はもはや時代遅れだし、本質的ではないなあと感じるのです。
私の話に戻せば、結婚をしたことで長年の夢であった職業を離れることになりました。
そのことで、両親は本当に残念がりました。
理由が結婚そのものではないにしても、間接的には関わっています。
また友人は、あまり女性想いではない男性と婚約したものの、結婚をとり止めました。
親からもよく思われておらず、反対されていたそうです。
それでも、好きだからこそ辛い決断だったと思います。
そんな彼女にも、先ほどのような言葉が言えるでしょうか。
本当に親を悲しませるのは、なんなのか。
状況や家庭や人によって違うはず。
「そういう人には、言葉を選ぶよー」
そう思いましたか?
先ほどの上司も同じかもしれません。
そう、先ほど言われていた彼女も婚約破棄をした過去を持つ一人。
その彼女が、当時、泣きそうになりながら報告してきた時、「かっこいい!よくやった!」と賛辞を送ったことを思い出します。
自分の幸せを全力で考えて前に進んだのですから。
自分の幸せに全力で向き合えるって素晴らしいことで、それが勇気ある道であるほど難しいものです。
そんな過去も知らずに気づかずに、傷つける言葉を言っているのは本当に悲しいことです。
知らなかったで済まされるのか…
いくら、知らないとはいえ、配慮が足りません。
私の周りには、他にも数ヶ月で結婚式を挙げる前に離婚しているカップルも何組かみています。
そんな色々な人を見ていると思うんです。
結婚=女の幸せ
なんて幻想。
以前も書いていますが、自分で自分を幸せに出来ないと、結婚してもしなくても幸せにはなれないと書きました。
今も意見は変わりません。
私の友人でアイドルが好きな友人もいますが、今の楽しさや幸せをなくすくらいなら結婚はしなくていいと言っています。
その子は、結婚しても寝室は別がいいそうです。自分の空間を持ちたいし、自分の時間を持ちたい。
でも、それも一つの幸せの形だと思います。
そうやって、人の幸せの形は多種多様。
他人に、ましてや男性が、勝手に女性としての幸せを形づけることはできないのです。
私は、いまだに別居婚も一つの理想の形として持っています。
一番理想はマンションで隣の部屋で別居婚。(お金の心配はおいといて・・・)
YouTuberや俳優さんでもその形をとっている方がいますが、夫婦の距離感も多種多様だと思っています。
こういう、色んな形や考え方を受け入れられてこそ、本当の意味で多様性あふれる社会になるよなあ。と感じます。
先日、育休を取る男性に物申すTV番組を見ましたが、これもまた多様性の一つなのになあ。
と思うのです。
過去できた人がいるとか、今までの常識と異なることが意見を否定する理由にはなりません。
できる人に合わせる世の中より、できない人や立場が弱い人を含めてどんな人も支え合える世の中であってほしいです。
できないことは甘えではありません。
まして、不幸でもないんです。
もし、悩んでいる方がいたら、自分の幸せに全力でチャレンジしてほしい!
だって人生自分次第だもん。
絶対大事だなと思うのは、自分が自分の幸せの形に正面から向き合うことだと思っています。
それが一番難しいんだけど。
ただ、難しい分、周りにもたっくさん助けを借りて全力でエンジョイしていこう!
って最近は考えるようになりました。
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