見出し画像

本質的な事

昔、テレビだったか本だったかでイチローの小さなころの話を聞いたように思う。

小学生のイチロー選手に、プロ野球選手が直接自分の投球やバッティングを見てくれる機会があったらしく、イチロー少年は「直すところがあったら全部言ってください」とそのプロの選手に伝えたという

プロの選手は「直すところはないので、このまま頑張りなさい」と言ったと。

日常的な事はこういうことの連続だったりする。
学んだり取り組んだりする過程でかえってアドバイスをしないほうがいい時やアドバイスが逆効果だったりすることがある。きっとその時のプロの選手はそのことが分かっていたのだ。

大人になったイチローも同じなのかもしれない。相手に合わせて話している。対人の仕事をしている中でこういうことに時々立ち返る。「なんで?」ということを少しずつ紐解いていく、言葉の字面だけで聞き取るのではなく、深く相手の事を考える。この作業が難しい。

「こう言われたのでやりました。」そんな本質的な事と程遠いことをする時間は僕にはない。目指す大人は、相手の事を本質的に見れる人なのだ。丁寧に生きることは難しく、でも楽しいのだ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?