5月の読書

どの本も、ジャンルは違えど人の営みを深くエネルギッシュに掘り下げていて、あー読書って楽しいなぁとなった。

#ウマし #肉まんを新大阪で
圧倒的な食体験。
初めて読んだ伊藤比呂美さん。平松洋子さんは欠かさず新刊を読んでる。
「肉まんを新大阪で」のあとがきを伊藤さんが書かれていて、この二人がお知り合いだったということを知る。
ごちそうさま!という一冊。

#大人のつまみ弁当
前作の「バーの店主が作る甘いつまみ」が好きで。ビジュアルを眺めてるだけで幸せな気持ちになる一冊。弁当に生ハムやらいちじくを使うのが面白くて、これお酒のつまみじゃん、と突っ込みながら読むののも楽しい。

#ウドウロク
元NHKアナウンサー・有働由美子さんのエッセイ。
自分のことを包み隠さず書いておられる。
キラキラしていて、聡明な印象があった有働さんだけど、
こんなに悩みや葛藤があったんだ・・・という気持ちになった。
読んだ後元気になります。

#ファンベース
さとなおさんによるマーケティング本。
ファンベースとは、『ファンを大切にし、ファンをベースにして(ベースには、土台、支持母体などの意味がある)、中長期的に売上や価値を上げていく考え方』。
少子高齢化になっていく今後、ものが売りづらくなっていく。
少数のファンからでも類友や友人のつながりの連鎖で広がっていく。
広告の本であったが、この「ファンベース」の考え方は、あらゆる職種の人に大事な考え方だなと感じた。

#非正規単身アラフォー女性
アラフォーの非正規単身女性にフォーカスを当てた本。
単身、派遣で病気になった人
237社で働きスキルアップを果たした人
法的知識を身につけた人
など何人かのインタビューで構成されている。
今のアラフォー世代が社会に出る頃は就職氷河期だった。
生まれた世代は選べないし、読み終わったあとなんだかやるせない気持ちに
なったが、生き延びるための具体的な知恵がたくさん。
単身女性の理想の住まいが修道院、というのがすごくいい!と思った

#夫のちんぽが入らない
衝撃的なタイトルだが装幀の綺麗さがそれを見事に緩和させている。
タイトルの通り、「普通できるはず」のセックスができない夫婦の物語。
この「普通」ってなんなんだろう、ということを問いかけた一冊だった。

#出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
WEBでの連載が面白くて購入。
著書の花田さんは、1年間で人と出会い、どんどん変わっていく。
自分もどんどん人と繋がっていきたい!という気持ちになるから不思議
お腹の底から元気が出てくる。

自分が信じるもので人と繋がること。
花田さんはそれが「本」であったが、誰もが、花田さんの「本」のような何かを持っているんじゃないかな。

「仕事か結婚か」「子供か仕事か」ということが人生の普遍的な問いとされている。花田さんがそれを疑い、自分の体感覚に従い生きていくことを決めたシーンはとても気持ち良かった!

#ダメをみがく "女子"の呪いを解く方法
ゴールデンウイーク明け、ちょっと仕事のモチベーションが落ちている時に読んだ。「仕事頑張ろう!キラキラ!」みたいな高いテンションではないのが心地いい。ゆるーく、肩の力を抜いて楽しくお仕事を続けるためのコツが書かれた一冊。

#きげんのいいリス
悩めるどうぶつがたくさん出てきてなごむ。
著者のトーンテヘレンさんは年末になると友人に自作の週めくりカレンダーを配っていると聞いてきゅんとしました。
石田ゆり子さんが著書「Lily」で、「微笑みながら眠りにつきます」と仰っており、同僚とそんな微笑みながら眠るなんて無理だよ〜と話していました。この本を寝る前に5分だけ読むと、なんだかほんわかして、嬉しい気持ちで眠りにつける気がします。

#読書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?