取材される時に最低限知りたいこと
取材させてもらう場合と、取材を受ける場合が、去年だと7:3、今年だと8:2くらいの割合でありました。
取材してもらう立場になって、初めて気づいたこともいろいろありました。
例えば、自分が取材を受ける立場だとしたら、「どれくらいのスペースで、どんな並びで掲載されるのか」ということは、事前に知りたい。
ということとか。
これは、少しでも大きく掲載してほしいとか、あの人ととの並びだったら嫌とかじゃなくて
スペースや文脈、立ち位置がわかっていた方が、取材に無駄がないと感じるからです。
無駄を全て排除するのがいいというわけでもなく、無駄から生じる会話がいい原稿につながることもあるのですが、300ワードしかスペースとれない原稿のために、生い立ちから話す必要はないわけで……。
また、私と同じ職業の人が並びにくるのだとしたら、できるだけ視点の違う話をしたいと思うし……。
もちろん、取材の取れ高によってスペースが変わることもあるでしょう。取材してから構成を決めるので先にお伝えできないというケースも多々あります(自分が関わる仕事でもそういうことは多い)。でも、そうだとしたら、そのことを伝えてほしい。
取材される立場では自明と感じることが、取材する立場だと慮れていないことは多く……。
他人の靴を履く(相手の立場に立ってものを考える)ことの難しさをひしひしと感じているわけですが、せっかくだから、こういう機会に、自分の仕事も見直していけるといいな。
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