中国で金縛りにあったら中国語だった件
中国で金縛りにあった。
関空閉鎖による帰国難民問題でぐったりして考える余裕もなく空港近くの安宿を適当にとった。
するとですよ。テレビに出てきそうな「ヒュードロドロドロ〜」って音がどっからともなく聞こえた。窓がなく真っ暗で、天井にはヒビが入っていた。疲れてたので、部屋を変えてもらう気力もなく、そのまま寝たら金縛りにあった。
一年に数回くらいなのですが、金縛りになると色々見えるタイプなのだ。日本では、子供達のかごめかごめの歌声が聞こえたり、女の人が窓から入ってきたりするわけですが、なんと、それが今回初めて中国語なのです!しかも、よくやってくる女子供ではなく、おっさんたちが騒いでる声だ。
なんでやねん!と思わずつっこむ関西人。騒がしいから静かにして欲しいのだけど。
それにしても、すごい!何言ってるんだろうと聞き耳立てる。何を言ってるかまで覚えてないけど、確かな中国語だった。
金縛りは潜在意識だというが、中国人が出てくるなんてなかなか馴染んだもんじゃないか。と、我ながら感心しつつ、これ以上付き合ってるのもしんどいのでそのまま寝る。おっさんの声とともに。
朝、起きたら、おっさんはいなくなってたけど、「ヒュードロドロ」は依然として時々聞こえてきた。
なんだったんだろ。只今、絶賛珍道中。
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