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アジアの農村を歩いた7年前の種子の記憶が蘇る

7年前ヒマラヤの農村で在来種の研究をしていました。それ以来、在来の種子を集めて世界の農村を駆け回り、伝統農法や食べ方などの聞き書きをしていました。

タイのコミュニティ・シードバンク

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台湾大学 磯栄吉小屋

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台湾の種子博物館

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インドのコミュニティ・シードバンク

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ワールド・ベジタブルセンターの種子バンク

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藤野のコミュニティ・シードバンク

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帰国後「たねだね在来種研究所」という活動を始め、タネ交換会や勉強会でずいぶん配りましたが、今でもタネ専門の冷蔵庫に数百種類のタネが眠っています。7年間畑を探し続けていましたが見つからず(日本ではプロ農家?以外は畑を借りれないらしい)、ようやく土に出会いました。

たねだね在来種研究所:

もう7年も前なので発芽しないだろうと思いつつ、展示用にとってあったのですが、2013年のタネが発芽したよ、と連絡をもらい、発芽試験をしています。

7年前の種子で発芽したもの:
アメリカのホピ族のコーン、長崎の唐人菜、ネパールのカウピー、ヤブツル小豆。アブラナ科、マメ科は意外といけるかも?

発芽しないもの:
かぼちゃ、ニガウリ、キュウリ、ウリ科系は全滅。オクラ、エゴマ、コリアンダーもダメでした。発芽適温が関係してる可能性があるのでもうちょい試験続けます。


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(様子見に来てくれた近所のおばちゃんに、そんなとこで蒔くの?とびっくりされましたが、生えないものを植えても意味ないので生えたやつを苗床に移してます^^)

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