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里山文庫的DIY #05 溶接からのアイアン家具

里山文庫では、奈良にある明治のかやぶき古民家をクラウドビルディング方式でみんなでリノベしました。床貼り、土壁、漆喰、モルタルづくりから配管まで、いろんなことができるようになりました。

あと残るは、アイアン加工をやりたいとずっと思っていたのですが、ようやく叶いました。コロナで閉鎖されていたカインズの溶接ルームが開き、溶接機材が借りれるようになりました。なんと、1時間300円で使えるのです。木工、土壁、左官、セメントときて、ようやく鉄工を手にしました。

最近のお客さんは特に女子が増えていて、溶接ルームを最初に導入した職員も女性だとか。思ったより簡単にできて、女性でもぜんぜん大丈夫ですし、意外とハードルは低いんですよ。

アイアン・シューズラックを作ってみました。

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アイアン・フレームを作る

鉄筋はホームセンターにけっこう安く売っています。金属切断丸鋸も無料で借りれるので、自分でカットしていきます。丸ノコ使ったことある人なら問題なくカットできると思います。

2mの鉄筋2本と、アングルで、材料費 1200円ほど。

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まずは、アングルにビスを打つ穴(金属用インパクトドライバーも借りれます)をあけてから、アーク溶接していきます。

1時間300円で借りれるカインズの溶接ルーム

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ホースから出てくる針金を玉のようにくっつけて隙間を埋めていくイメージ。火花が散りますが、防火服をきているので、まったく熱くありません。

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少し水平ずれてしまいましたがフレーム完成。

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板をとりつける

伊賀の穂積製材所にて、板の部分を作らせてもらいました。すごい数の木材がよりどりみどりです。さすが製材所。

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なんでも、幅が広い一枚板は貴重で、たいがいが22~23cmくらいですが、それ以上幅のある木は、そこそこの大木なんですね。端材ならつかっていいよ、ということだったので、25cmの幅になるように組み合わせて使わせてもらうことに。靴箱なので、1枚板じゃなくてもぜんぜん大丈夫です。

こんなレトロな電ノコが現役稼働!油をさしながら使われていて、ジブリ感満載です。

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うまくアイアンアングルにはまりました。
最後に、柿渋塗装して完成です。いい感じの風合いになりました。

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うちに持って帰って早速セッティング。
これでお客さんが増えても差し支えなさそう。
玄関にぴったりフィットしてうれしいです。
(観葉植物が枯れてきてますがあしからず・・・)

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かかった金額:1500円
鉄材料費 1200円
溶接ルームレンタル 300円 

アイアン溶接のすすめ

アイアン家具はやはりちょっと高めなので諦めている人はDIY溶接がぜったいおすすめです。最近はキャンプブームで、キャンプグッズを溶接しに来る人が多いとか。溶接は女性でもハンデなく、むしろ細かい作業が得意な人向きです。アイアン家具やキャンプグッズが作りたくなったら、気軽に始めてみませんか?

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