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里山学舎をはじめます

2021の年末から長崎県に移住し、娘2人と保護猫2匹で里山暮らしを実践中、改めまして関東出身のイシカワです。
夫はここから車で1時間半ほどの土地で単身赴任中。

2012年までは群馬県の前橋市で暮らしていました。
都会でもないけど、車さえあれば便利で不自由のない住宅地の暮らしから、東日本大震災を機に生き方そのものを変えて、なるべく自給自足に近い暮らしを目指して全国各地を転々としてきました。

「田舎暮らし」と言えど、地域によって暮らしの難易度が全く異なると私は考えています。
私が最初に暮らした「田舎」は岡山県倉敷市の漁師町。
“三代住んでもよそ者”と言われるほど、移住者にとってはハードルの高い、難易度の高い地域でした。

その次は長野県安曇野市のとある田舎。長野県の中ではそこそこの降雪量。
古い家を安く借りたので、冬の寒い日は玄関が凍って外へ出られないことも。生まれて初めて本格的な雪かきを経験し、冬の暮らしの難易度の高さに驚愕しました。

そうやって約10年の間に少しずつ経験と体験を積むことで、田舎暮らしのコツや知恵をつけ、最近ようやく「田舎暮らし」を楽しむ余裕が出来ているように思います。それまでは必死で全然余裕なかった(笑)

今住んでいる長崎県大村市の里山では、生まれて初めて「火鉢」を日常的に取り入れ、庭には大好きな「櫨」の種を蒔き、様々なハーブや野草を育て、蜜蜂の巣箱も置いてます(蜜蜂は来なかったけど💦)

時間があれば友人たちの田んぼや畑を手伝い、泥だらけで庭仕事をする日々。
有難いことに、この土地に住むようになってから、同じように里山暮らしを愛して止まない友人たちが沢山できました。彼らから日々多くの刺激を受け、様々なことを学んでいます。現在パートで勤務している会社も農業事業部を立ち上げたばかり。ここでも知らないこと、学ぶことだらけ。

暮らしを学ぶ、生きることを学ぶ。

「学び」はかくも楽しいことなのだと、体感する日々です。

お恥ずかしいですが、私は今まで40年以上生きてきて、「炭に火をつける」方法を知らなかった。この家に引っ越してきて、炭焼き名人の元で修行中の友人が、貴重な樫の木で作った立派な炭をくれたので、前の住人が置いていった火鉢で火を入れようとしたけど、火がつけられなかった。

今まで私は炭に火をつけたことがなかったことを自覚し、割と愕然としたのを覚えてます。

それから毎日毎日、試行錯誤したり、友人や炭焼き名人にも教えてもらったりして、うまく火を調整できるようになり、ちょっとずつ自分が誇らしくなって。火鉢のおかげで自己肯定感上がった感じ(笑)

人間、いくつになっても学ぶことは尽きないのだなって実感しました。

そんな学びの日々を送っている私が、里山暮らしの先輩方(年齢は私の方が上だけど)と【里山学舎】なるものをつくることに決めました。

私のように里山での暮らしを学びたい人はたくさんいるはずだし、これからの時代を生き抜くには必要不可欠なスキルだと思うから。

老若男女、全世代が一緒になって楽しく里山での暮らしを学べる空間づくりをはじめます。ここで私が学びたいこと、全部やるつもりです。

楽しそうだなと思った人はぜひご一緒に♬





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