サトヤマカイギ@伊豆『学生やビジネスパーソンが一堂に会し、地域課題解決のアイデアを創出』持続可能な地域社会のエコシステムについて考える

○お知らせ
次回のサトヤマカイギについて

サトヤマカイギについて

当社はタブレット端末での顔認証決済システムを宿泊施設および施設のカフェや土産物店、観光施設に導入し、観光地域全体の地方創生につなげる実証実験に取り組んでまいりました。
この取り組みから、IT化による地方創生を進め、地方経済の持続的な豊かさを実現するためには、単に観光地域をIT化するだけでなく、地域に関係する産官学が連携し、主体となって持続可能な地域社会のエコシステム創出に取り組むコミュニティが必要であるとの結論に至りました。このことから、当社は、サトヤマカイギを全国展開し、地域社会の課題解決に取り組む産官学連携コミュニティの活性化を支援しております。

今回は静岡県伊豆地域にて、静岡県立伊東商業高等学校、島根県立隠岐島前高等学校、金沢工業大学の地域内外の学生20数名や静岡県東京事務所、伊豆急行株式会社、東急株式会社などの地域自治体・企業、そのほかの地域内外の企業20数名など合計49人が参加し、地域内と外部の人をつなげるアイデアが創出されました。今回はその様子をレポートとして伝えていきます。

目次

○目次
今回のサトヤマカイギの流れ
1日目-オープニングトーク
1日目-関連学ワークショップ
1日目-グループワーク
2日目-伊豆地域見学
2日目-グループワーク
3日目-グループワーク
3日目-プレゼンテーション
3日目-全体総評・今後の流れ

今回のサトヤマカイギの流れ

1日目-オープニングトーク

当社代表の高志保が、1万4000年にわたり続いた縄文時代の思想やSDGsの本質的な考え方を踏まえたこれからの時代に求められる思考のあり方について説明を行い、持続的な社会の実現におけるサトヤマカイギの必要性を伝えました。

伊東市の現状を認識するために伊東市役所企画課の方から伊東市の魅力、課題、ビジョンについてご共有いただきました。伊東市では高校生の地域課題解決のアイデアをビジネス化する取り組みに挑戦しており、今回伊東商業高校の学生の皆様にも参加いただきました。

1日目-関連学ワークショップ

金沢工業大学の福田様から同大学の宮下智裕教授が提唱する「関連学」という、地域の一つ一つの要素の本質を捉え、それぞれの関係性を読み取り、地域課題解決のアイデアの形成で応用するフレームワークについて最初に説明しました。
その後、参加者の方々が関連学を実践し、個人ワークを通して地域解決のアイデアについて考えました。

1日目-グループワーク

個人ワークで考えたアイデアを見せ合いグループを作成し、5つのグループに分かれました。

2日目-伊豆地域見学

午前中は伊東市の魅力を体感していただくために、伊東市の観光スポットを巡っていただきました。

大室山
城ヶ崎海岸

2日目-グループワーク

最終日のプレゼンテーションに向けてアイデア案を作り上げていきます。

3日目-プレゼンテーション

サトヤマカイギの集大成として、ひぐらし会館で伊東市関係者に向けてプレゼンテーションの発表会を行いました。
プレゼンテーションでは各グループの学生が代表して発表を行い、発表後に伊東市、金沢工業大学、当社代表高志保からどのように実現するかについて質疑応答が行われました。

発表されたアイデア紹介

~廃校を高校生達の地域交流の場として活用~

伊東商業高校の生徒・島前高校の生徒・地域業者   ・地域外の参加者で構成された班では、廃校となった川奈小学校の活用方法をテーマに議論が進み、廃校を生徒と地域住民の交流の場として活用するアイデアが出されました。地元の高校生達は、以前から地域住民との交流が少ないことを課題に感じていました。この課題感が、アイデアのきっかけとなりました。
 また、交流の場の運営方針についてもアイデアが出されました。地域住民の協力の下、廃校の運営は伊豆伊東高校の生徒が行います。高校生達が運営に取り組む過程で生徒間の相互理解を深めながら、地域の活性化につなげていくことがゴールに設定されました。


3日目-全体総評・今後の流れ

今回学生が主体となりコンソーシアムの形成のきっかけとなりうるアイデアが創出されました。
さらに今回のサトヤマカイギにてU24限定コミュニティ「サトヤマミライカイギ」が設立されました。アイデアをその場の案だけで終わらせずイベント開催後もプロジェクトとして意欲的な学生が継続できる場として運営していきます。さらに学生がわからない箇所を当社が知識・情報を提供する形でサポートしていきます。

お知らせ
サトヤマカイギは日本各地域で継続的に開催予定です。また伊豆でのサトヤマカイギは来年度を予定しております。


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