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Nagasaki旅:市内散策編

長崎が持つ独特な異国情緒あふれる文化を感じたい。
隠れキリシタンの歴史、
カステラ、ちゃんぽん、皿うどん、、、長崎の持つ独特な食文化、
そして、広島と同じく平和記念公園のある場所。
長崎に行かねば。
長崎に行ってみたい熱が高まっていた。

出発前に歴史をおさらい

時は戦国1549年イゴヨク、
スペインからザビエルがキリスト教布教のためにやって来る。
その昔中学の日本史で覚えさせられたっけ。
長崎港からじわじわとキリスト教信仰は広まり、信長も秀吉も南蛮貿易に積極的ではあったがキリスト教の布教においては警戒心があったようだ。
イエズス会は信者を増やし領地を広げ、大名はじめ民衆にもキリスト教は広がっていった。
1587年秀吉はバテレン追放令を出し、宣教師を国外へ追放。
その後秀吉は、国内で布教活動をしていた外国人司祭、修道士、日本人信徒の26人を見せしめのように残酷に処刑する。(26聖人殉教)
1614年、キリシタンへの摘発が始まる。
1637年、厳しいキリシタン弾圧と悪政に対し天草四郎率いるキリシタン農民による島原の乱が起こる。約2万人の農民が犠牲となった。
キリシタンの摘発は、寺の檀家制度や踏み絵などでも行われる。
1639年3代将軍家光の時、ポルトガルやスペインの植民地政策に警戒した家光は本格的な鎖国政策を強化。キリスト教の廃止と共にポルトガルとの貿易も廃止。
それから250年もの間日本は鎖国となる。
しかしながら、鎖国中の日本で唯一、長崎は出島という場所を作り、オランダとの貿易が許された。
その影響のカステラなわけだ。
キリスト教が廃止された後も、隠れるようにひっそりと信仰を続けていた隠れキリシタンの歴史にも触れたい。

市内散策

長崎に到着し、路面電車に乗って街周辺を散策開始。
ぶらぶらと市内を散歩する。

街並みは古くレトロな建物も多い。
私の姉はカステラは福砂屋派で、父は文明堂派。
それぞれの本店も発見することができた。

飲食店が所狭しと並ぶ思案橋横丁、
なかなかフレンドリーな野良猫ちゃんにあちらこちらで遭遇。

この日の夕飯は五島うどんを出す居酒屋に入った。
香ばしいアゴだしが効いた美味しい五島うどん。鰹出汁に慣れた私には新鮮だ。旅に出ると、各地でその土地のうどんを味わう。
うどんを通してもそれぞれの土地の個性が味わえて楽しい。

梅月堂のシースクリームがこれまた絶品。
甘すぎないスポンジケーキに上品なクリームとピーチとパイナップルが乗っている。

ライトアップされた夜の中華街。
2日目の夕飯には、中華街でちゃんぽんと皿うどんをいただき、こちらも絶品だった。

ゴシック様式が美しい大浦天主堂。
大浦天主堂は、「信徒発見」の場所でもある。
1865年3月17日、大浦天主堂を訪れた一団がプティジャン神父に自分たちはキリシタンであると信仰を告白した。1639年の鎖国以来厳しいキリシタン弾圧の中、7世代(250年間)にも渡って、ひっそりと信仰を続けてきた潜伏キリシタンが発見された、それが「信徒発見」であった。

日本26聖人記念館

サグラダファミリアを連想させるようなモニュメントのある、26聖人殉教の歴史を伝える場所。

石のモニュメントやタイルの壁画も実に美しくも悲しい歴史を伝える。

明日はいよいよ潜伏キリシタンの歴史に触れる外海集落を訪れる。
その模様は次回へと続く、、、、


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