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最近飲んだナチュラルワイン-86


東京雪降ったね。

っていう下書きから永遠の時間が流れたね。

今回のワイン記録は、こちらの宿暮らし記録(Week 8)とオーバーラップします。

・イタリア、ウンブリア
・ディナモ
・NUCLEO 2 ヌクレオ・ドゥーエ 2021/トレッビアーノ

私が現在宿泊している東日本橋のCITANを運営するBackpackers' Japan社が手がける森下のブルワリー「BEER VISTA BREWERY」。2023年3月からは自家醸造がスタートするみたい。

ビール飲んでからワインを飲むと終わってしまう予感がして、今回ビールは飲まずにワインを。1000mlを友人と。

カジュアルに飛ばせる。健康のために毎日一本欠かさずに飲みたい。酸が伸びやかでしんどくない。シンプルに快いね。

オレンジはグラスで一杯頂いた

水曜日は「食堂アルヒ」さんのおばんざいメニューが楽しめる。ローストビーフがしっとり薄くて旨くて艶めいたよ〜。3月はも〜っと艶めいちゃうよね、ハム太郎!

・スロベニア、ブルダ
・クメティヤ・シュテッカー
・シヴィ2019:ピノグリ
・ベロ2020:シャルドネ、レブーラ、ピノ・ブラン、ソーヴィニヨン、ポルサキカ、グレラ、フリウラーノ

BEER VISTAから馬喰横山に移動してLibreでの一杯。シュテッカーのピノグリ オレンジ。思ったほどに酸が高すぎず、タンニンとの調和が「お!」って声が出るほど良好でした。19年ということで程よく熟されてたのもグッド。

とかいう感想を思い出したのは、1週間後にBELO(マンドリル)を飲んでから。もちろん違うワインですし葡萄も違うんですけど、方向性として一致してるので、「こういう感じだった」と昨週飲んだSIVI(青猿)のことも思い出せたわけです。

酔っ払ってワインの味を忘れることは日常茶飯事ですが、こうして次の週に前の週の自分の事を救えたりするのも面白い。過去は変えられないっていうのは厳密には間違っているとさえ言えそうですね。ふふ。

オレンジワイン×ソーキそば


シュテッカーと一緒に食べたソーキそば。リーブルは料理もワインに合わせて自由なスタイルで、優しめの味付けで、とても刺さる。フランス縛りやイタリア縛りではなくオーストラリアも結構多いのに、料理もまた多種多様だから、ペアリングの可能性としては無限大の向こう側レベル。完璧主義者には向かない店です。

オレンジ×おでん

おでんも、美味しかったです。
沁みちゃって沁みちゃって💦

さて、件のBELO(マンドリル)を飲む前に水天宮前ロワゾで飲んだワイン。

・フランス、アルザス
・クリスチャン・ビネール
・グランクリュ・ケフェルコフ/ゲヴュルツトラミネール主体、リースリング、ミュスカ(手摘み/平均40年)

潤されてしまう、こんなの。

古紙感があって渇いてる印象もあるのに、結局潤してくれる包容力、なんなんすか。

ブリオッシュ感も。力強く独立した精神で、ワインだとか人間だとかを問わず、全てのエンティティはこう在るべきだと教えてくれるメンター的な一本でした。

前菜盛り合わせ
しいたけ

焼き鳥も前菜も美味しかったけど、個人的には椎茸が凄絶でした。

そして先ほどBELO(マンドリル)を飲んだリーブルの話にまた戻るのですが、ニュージーランドのSato、非常に綺麗な作りでした。自分と同じ名字なのが申し訳ないくらいに。

・ニュージーランド、セントラル・オタゴ
・サトウ・ワインズ
・サトウ リースリング2020/リースリング100%

佐藤であることを恥じ、佐藤であることを誇る。ジェネリックな苗字だと悲しみ、180万人の中で突き抜ければいいと奮い立つ。

ランキング1位の苗字は何かと精神が忙しいもんです。多分メンヘラの数も佐藤は1位なんじゃないかな(母数多いんだからそりゃそう)。

そしてこの夜は午前3時Openの「そば千」で締めました。彼らの始まりは我らのお終い。そういう食生活も良いですね。


そしてこのようにして沢山飲んだ日とはまた別日(4〜5日後)のリーブル。

・オーストラリア、ヴィクトリア
・ジャンピング・ジュース、ペットナット
・ヴェルメンティーノ&ネロ・ディ・トロイア

忙しない日々の中で、ワインを飲んだ記憶をあえて時系列ごちゃ混ぜに記録することで、私は今後どれほどいたいけな存在になれるのだろう、という実験にお付き合いいただきありがとうございました。

私はもう、カオスをカオスとも思わないくらい、面の皮が厚くなっております。家無いしね。

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