ブランド固有の体験、シンボリックエクスペリエンスを醸成する方法とは。「一度売ったら終わり」はおしまいの時代へ。【66日目】

さとうみです。先ほど帰宅し、現在23時24分。

今日も充実した1日を送ることができました。

やばい、あと30分以内にブログを書かねば、と焦ってPCを叩いています。読みたい本もたくさん溜まってきました。

現在、「D to C AFTER 2020日本ブランドの未来」から、未来のEコマースの行く末を学ばせていただいています。

シンボリックエクスペリエンスが大きなキーワードとして書かれています。

直訳すれば、象徴的な経験。本の著者は、「ビジネスのコアと結びつき、人々の感性にダイレクトに働きかけるブランドならではの体験」と定義しています。

情報が溢れた今の世の中、

「楽に、簡単に、短時間で」

情報を得ることが再重要視される世界では、感性にダイレクトに働きかけるような体験が求められるようになります。この具体例の体験が、SNSの「いいね!」ボタンが一つ挙げられます。

DtoC(ダイレクトトゥーカスタマー)は、単にダイレクトに販売できることだけではなく、顧客とコミュニケーションがダイレクトに取れることを意味しています。

SNSにおいて、有名なインフルエンサーではなく、一般のブランドを愛してくれるファンがそのブランドを拡散している状態、それを新しい誰かがみることも一つのシンボリックなブランド体験となります。

ユーザー視点に立ち、具体的なフィードバックをデータで落とし込み、意思決定、改善を行い、再度カスタマーへ提供するループを回すことで、シンボリックエクスペリエンスはより質が高いものへと昇華していくのではないでしょうか。

具体例としてマットレスのオンライン販売で有名な米国のキャスパーが挙げられています。

キャスパーは、寝具を売るのではなく、「眠りを売る」戦略でブランドを構築し、今も成長し続けています。

それは、「一度売ったら終わり」というスタンスではなく、ユーザーとともにプロダクトを改善していくというスタンスを貫いているためで、実際に15000人以上の睡眠データの解析など、ユーザーに真摯に向き合って商品改善を行ってきたからだと言われています。

商品やサービスの機能やスペックを訴えるだけで売れる(手に取ってもらえる)時代は終わり、それを使って得られる未来を併せて表現しなければならない時代となっています。

シンボリックエクスペリエンスは具体的にどのように作ればいいのか?

エモーショナルエンジンというフレームワークによってつくっていきます。

これはユーザーのシーンごとに行う行動に、ブランドを接触をどう行っていくかをフレームワークにしたものです。

例えば、感情は、ブランドに出会った感動から、望んでいた期待、実際に使っている人のクチコミをみる、購入の決め手となるメッセージを見る、実際に買って届いた時、商品そのものから感じる体験、といったシーンごとの感情スイッチが切り替わります。

これを理解し、その時々で、自身のブランドをどう感じてもらいたいか、戦略を練っていくことが大切です。

🙏

さとうみ

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