狂った鋼 水分補給[自由詩]

狂った鋼

命を乗せ弾き出されたその音は
確実に私へ刺さりむき出しにされていた
あの甘い予感 撫で回して声は漏れて
私の命の音を知らないあなたに
正される心地よさ愛してるそう呼びたい
この浅い語感 研ぎ直して勘は冴えて


水分補給

所詮人生一回っきりって
思わないと到底無理
ふらついても37.5度
帰れないよ 運んで行ってよ
そこは孤独な砂漠 
特別な名前をなぞる
忘れないように
そっと眠れない夜に



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