わからないことは、放っておく。

今日は境野勝悟さんの『良寛 軽やかな生き方』から、
「わからないことは、放っておく。」という言葉を紹介します。
今回は第1回で、全50回予定です。

「いま」を生きる。

◇

「どうしてこんなに働かなければいけないのか？」
と現在考えている人はいますか？

「どうしてこんな勉強をしなければならないのか？」
と学生時代に考えたことはありますか？

最初こそ純粋に頑張れても、
歳を経るにつれ不満が多くなり、
あれこれ言い訳をするようになったりします。

禅問答的ですが、
「なぜ生まれたのか」
「なぜ呼吸をしているのか」
ここまで遡ることは普通しません。

なぜ遡らないのでしょうか？
「それは考えても仕方ないことだ」
と分かっているから。

だったら、目の前にあることに全力を尽くしてみる。
あれこれやりたくない理由は放っておいて、
考えるのを止めて、取り組んでみる。

◇

No.1　「わからないことは、放っておく。」

良寛 軽やかな生き方: 「わたしは、ただ、遊んでいるだけ」 (知的生きかた文庫 さ 37-9)