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中国・深センに1週間行ってきた。中国のシリコンバレーなのか?(その1)

東京都のものづくりベンチャーグローバル交流事業 STEP(以下、STEP)に採択されて、コネクテッドロボティクス(以下、CR)から5名で参加してきました。1週間も深センに行かせて頂いたので、シリーズ物として書いて行きたい。書き終わるのに数週間かかってしまうかもしれないけど、頑張って続けていきたい。

誰に読んで欲しいか?

僕たちは、飲食業のロボット化を掲げている会社のため、「飲食業」「ロボット関係者」の方に是非読んでもらいたい。例えば、最新の飲食業の形を探している方だったり、ロボットで飲食業を探している人だったり、そもそもロボットに関わる人だったり、ロボットが工場以外で使われているところを知りたいなって思っている人だったり、色々といると思うが、結論は「飲食×ロボット」に興味がある人です。

僕の体験談ですので、正直言うと僕の備忘録的な感じになってしまいますが、皆さんも一緒に行った気分になって読んでみてください(笑)

僕は2018年にシリコンバレーにも行ってますし、2019年は台湾、韓国なども行ってきてますので、そことの比較もしていきたいなと思います。

「飲食業」の皆様に置かれましては、是非CRに問い合わせくださいw

「ロボット関係者」の皆様に置かれましては、転職の際にご応募ください。

問い合わせはコチラから↓

どこに行ったのか?0日目

14:00頃に到着したため、予定は無かったのですが近場を見て回りました。

・Luckin Coffee(キャッシュレスコーヒー店)

・現地のたこ焼き屋

・人気の火鍋屋(僕らが思っている火鍋屋とは違う)

1日目

・Jenesis(ジェネシス)藤岡社長

・Shenzhen Valley Ventures (SVV)

・Hans Robot

2日目

・Tencent WeStart(テンセントのアクセラレーター)

・深圳清華大学研究院(RITS)

・Leaguer(VC・アクセラレーター)

・UBTECH(ロボットメーカー)

・F5未来商店(無人飲食店・レストラン)

・Elephant Robotics(ロボットメーカー)

3日目

・HAX(ハードウェアアクセラレーター)

・Segmaker藤岡さん

・華橋北(ファーチャンペー)(日本の秋葉原のような場所)

・Dobot (ロボットメーカー)

・Annno Robotics(ロボットメーカー)

・天安数码城(T SPACE)

4日目

・深圳市新君洁利餐具消毒有限公司(食洗器工場)

・Tencent WeStart(現地企業・投資家に向けてピッチ)

・HLH Prototypes

5日目

・深セン市金益康餐具消毒有限公司(食洗機工場)

・TechTemple

・SVVの工場

・深セン国際電子展(展示会)

・SPACELAB失重餐厅

・超巨大ベーカリー「BEEPLUS LIFESTYLE」(超级烘焙工坊) SUPER BAKERY

付録:深センへの行き方(香港経由)フェリーの預け入れ荷物の注意点

香港空港についた後に、香港で出国せずに、フェリーに乗って深セン入りしました。深セン蛇口フェリー乗り場行きですね。

行き方については、様々乗っているので調べて頂きたいのですが、注意して欲しいのは荷物の預け入れについてです。日本で荷物を預け入れした人は、香港に出国してからしか荷物を受取る事ができません。でも出国しないでフェリーに乗るので、どうするかと言うと、

フェリーの切符を買う際に荷物の預け入れをしたと伝えると、フェリーに自動で積み込んでくれます(フェリーの人がピックアップしてくれる)。だけど、香港で自分で受け取ってはいないので、心配になります(笑)

深センの蛇口港に到着して初めて、自分の荷物がきちんと運ばれている事に気づきます。結構ビビりますので、日本で手荷物預ける必要ない人は預けない方がいいかもしれませんね。

僕の場合は、飛行機に乗り込む直前で「荷物無料で預けられます」という誘いに乗って預けてしまいました。恐らく預ける人が少なかったのと、乗り込みに時間かかるから無料で預かってくれるというサービスがあるのでしょう。フェリーの所で躓くとは思ってもいませんでした。

※ちなみに、今回一緒に行ったメンバーが上記の事が分からなくて、一度香港で出国してしまったそうです。その場合もタクシーを2回乗り継げば深セン入り出来ます。英語圏と違って、どこの誰に聞いたらいいか分かりにくいので注意してください。

深セン(深圳)について概要を理解する

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1980 年、鄧小平氏による中国初の経済特別区に指定されてから、34 年間の発展を経て、深圳は昔辺境にある人口僅か3 万人の小さな漁村から「深圳スピード」で中国大陸随一の経済活力と発展スピード、市場化進捗度を誇るグローバルな大都市へと成長した。

地域名:広東省深圳市
気候:亜熱帯海洋性気候、年平均気温23.4℃、年平均降水量1,936.5㎜ →12月でしたが半袖で過ごしました
面積:1, 996. 85㎢(東京都とほぼ同じ)
人口:2016年末現在、常住人口約1,190 万人 (年間200万人増加)
(東京都が1,400万人)

そう、人口は東京都と同じくらいの人数がいるわけです。面積も東京都と同じくらいと書いてありますが、実際に行動してみると住んでいるエリアは東京よりも小さく感じました。

言語について。英語は通じるの?

英語ぜんぜん通じません。(※全くではない)

かなりキツイです。今回は通訳を1名連れていきました。ロボットエンジニア同士であれば英語だけでもやり取りが出来るかと思ったんですが、それもかなり甘かったです。認識の齟齬が出てしまったり、単語の意味(発音かもしれない)が分からないものが沢山出てきました。

しっかりとした商談を行うのであれば、通訳を連れていくか、中国語話せるようになってからチャレンジしましょう(笑)

深センは中国のシリコンバレーなのか?

アメリカのシリコンバレーに比べ、高いビルが多いのと、企業数も相当多いように感じました。アメリカのシリコンバレーはソフトウェア大国なのに対して、深センは小物のハードウェアが中心だと感じました。

我々はロボットを扱っているため、深センのハードウェアは小さいものを大量に生産する。と感じてしまいました。

また、ソフトウェアも強く、代表する企業を調べてみると我々が知っている会社だけでもある程度の数があると感じました。
・DJI(ドローン) 
・テンセント(WeChatやQQ等)
・ファーウェイ(携帯)

国が深センを中心に世界に戦いに出ているという事を強く感じる1週間でした。あからさまな話ですが、企業の受付スペースの企業沿革などを見ると、李克強首相が視察にきて一緒に写真とっているのがデフォルトでした(笑)

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中国は日本と政治の体制がだいぶ異なるとは思いましたが、国からのバックアップをもらって成長するというストーリーは日本でもアメリカでも無かった動きだと思いますので新鮮でした。

これは僕の推察ですが、時価総額5,000億の教育ロボットに見学に行ったとき、事業3本のウチどれが儲かっているのか聞きました。濁されましたが恐らく教育事業なんだと感じました。僕が推察するに、中国全土の小中高大とプログラミング教育をする際に彼らの教育ロボットを使ってスクラッチなどでプログラミングさせて底上げをする。しかもそれが、義務教育の中に組み込まれるなど、そこまで国と企業が一緒になって教育レベルを引き上げようとしているのではないかと感じました。それくらいしないと、時価総額5,000億の会社になんてならないし、テンセントなどのビルが立っている並びのDJI(ドローン)の隣にビルを立てていると言ってました。

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たぶん、未上場企業の時価総額5,000億企業はここにビルを立ててます。ちなみに、CRグループ(China Resources不動産業)に訪問した際に、どのあたりのどのビル持ってるんですか?って聞いたら、

この辺全部。

と言ってました。

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そう。この辺全部です。三菱地所みたいなものでしょうか。スケールが違います。

という事で、今日はこの辺にして、次回以降はシリーズ物で6回(Day0~5)に分けて書いていきたいと思います。

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