【役者の擬似体験】
僕は隔月で、スタジオドラマティックジョー主催の演劇体験レッスン(演劇ワークショップ)で、講師をしています。
演劇体験レッスンのコンセプトは、"演劇を楽しむこと"です。
歌手じゃなくてもカラオケで歌を歌うように、役者じゃなくても演技を楽しんでもらいたい。
有り難いことに、回を重ねる毎にリピーターもどんどん増えてきました。
新しい人に出会えるのも嬉しいのですが、リピーターの方は成長の変化がわかるので、そこもまた楽しみな部分です。
演じる時に難しいのが、感情を込めることと、過剰にならないことのバランスです。
感情を込めようとすると、表面的な芝居になりがちです。
普段当たり前にしている行動が、演技になると途端に不自然になってしまう。
自然にしようとすると、次は感情が入らない。
心と身体、感情と動き。
連動させながら、表現をする。
台詞を覚えて、覚えた台詞に感情を込める。
そしてその感情に合わせて、表情や動きをつけて表現をする。
文字にするととても難しいように感じますが、演技は日常生活の延長線上にあります。
笑ったり、怒ったり、泣いたり、喜んだり。
日常の生活を、登場人物として生きる。
演劇の種類によって、表現方法は違いますが、根本は同じです。
役として生きる。
役として、心と身体を動かし、観ている人に伝える。
観ている人の心を動かすのが、役者の仕事です。
そんな役者の仕事を疑似体験するのが、演劇体験レッスンです。
いつか演劇体験レッスンの参加メンバー同士で、一つの作品を作ってもらいたい。
演劇体験レッスンは、お客様を楽しませることを目標に、自分達が演劇を楽しむエンターテイメントです。
演劇はいいぞー。
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