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ゲームから遠ざかって…

随分とゲームから遠ざかった生活を過ごしている。

そんな僕だけど、小中学生のころまでは、ほかの多くの子供たちと同じように、ゲームに熱中する日々を過ごしていた。


ファミコンにはじまり、スーファミやゲームボーイ、プレステやロクヨンなど色んなゲーム機を持っていて、弟や友達とともに多くの時間を費やしていた。

昭和60年代生まれの多くは、きっとみんなこんな感じで、スポーツやマンガ、TVやゲームに夢中になる世代だったと思う。

(子供の頃の娯楽ってそんなものしかないか)


いまの10代・20代は、子供のころ、どんなことに夢中になっていたのかな。


旅の5年間を振り返ると、色んな人の色んな日常に触れる機会があった。

他人の日常を垣間みることができるのが、旅の醍醐味の一つだ。旅人というパスポートが普段は入れないところに連れて行ってくれる、有難い日々だった。


子供のころの僕のように、大人になった今でもゲームに夢中になっている人との出会いも多く、旅を終えた今でも、周りの同僚たちがそんな感じの日々を過ごしているのを知っている。

TVゲームやカードゲーム、さいきんだとボードゲームやオンラインゲーム、アプリゲームなんかも。色んな人が今日もゲームを楽しんでいる。

子供の頃に熱中していたゲームだけど、いまの僕の生活にはほぼゲームが存在していなくて、誘われてもあまり気乗りしないのが正直なところ。

理由はよくわからないんだけど、ゲームに熱中できなくなってしまった。


今日部屋の掃除をしながら、何となくそんなことを振り返っていて、一つ感じたことがあった。


ゲームって、ステージをクリアしたり、誰かと対決したり、スコアを伸ばすために頑張ったり挑戦するもの。

僕はきっと、誰かと対決したり、日常ではない架空の世界に設定したステージをクリアしたり、そういうことに対する興味が薄れてしまったんだなと。

僕の興味はというと、架空の非日常の世界ではなくて、もう少し生活に接触するような日常的なもので、衣食住などライフスタイルに近いもの。

答えが一つではなくて、その答えを自分なりに探していくようなもの。


例えば、ファッションや音楽や食なんかって、誰かと対決したり、ステージをクリアしていく感覚よりも、表現やその時の "感じ" を楽しむもので、ゲーム性が薄いものなんだよな。

好きな映画を掘り下げてみても、大掛かりなハリウッド映画よりも、代り映えのない日常を描いたようなミニシアター系のものの方が好きだったりする。

ゲーム脳なのかライフスタイル脳なのかは、趣味趣向や個性のようなものであって、両方あっていいと思うし、それぞれ違って "それでいい" と思うわけだけど、

たとえば社会でお金を稼ぐ…となったときに、ゲーム脳の人の方が面白がれてるんじゃないかなとか、

ライフスタイル脳の人の方が、何もない日常に彩りを与えるのが得意なんじゃないかなとか、ちょっとそんな風に考えてみたのです。


ゲーム脳を持った人が、非日常の世界から日常に降りてきたときに、その感覚で日常にあるものをゲーム化して、楽しみながらプレイできる…これってとても羨ましいなぁと。

フリーランスでうまくいっている人って、傍からみてるとゲームしてるような感覚で仕事していて。僕が興味の薄い部分に厚みを出せる人たちが多いから、これは勝てないなぁと、なんかそんな風に思った。

僕は僕なので、僕にあった生きかたや楽しみかたがあるんだと思ってるんだけど、僕なりの答え、"ちょうどいいところ" に収まるまでは、もう少し時間がかかりそうだ。


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