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”コーチング”に対して僕が少し距離を置いていた理由

みなさまこんにちは!
4月の新人研修が終わり少し息をついていたいのですが、5月から新しいプロジェクトが始まり、少しバタバタしておりました。

さて、今回は”コーチング”に対する私の捉え方について。
コーチングを行っていて仲良くさせてもらっている方もいらっしゃるので、少しビビッていますが、ある程度言語化できたので表現したいと思っています。
さ、いつも通り誰にも気にせずいくぞー!
テッテレ~!

▼コーチングに対して嫌悪感を抱いていた理由

始めにお伝えをしておくと、コーチングに対して私はあまり良い印象を抱いていませんでした。もう少し正確に言うと、コーチングに対して、ではなく、企業研修におけるコーチングに対して、という意味です。コーチングによって自己の内在的な思いに触れ、主体的な行動を促すようにするのは、非常に綺麗で美しいのですが、企業において(例えば上司部下が)フラットに話すことなんて、そもそも構造的に無理じゃね?と今でも思っています。

また、外部のコーチが社員にコーチングを行うこともありますよね。そこで、本当に自分でやりたいことや自我が芽生え、このまま組織で働いていていいのか、自分のやりたいことはココではない、という判断をし、退職してしまったケースを目の当たりにしてきました。

この場合、確かにその社員にとっては大きな意思決定だったと思いますし、コーチの人も、目の前の人の幸せの第一歩を歩ませることが出来たのであれば誇らしげで、充実感もあるでしょう。
でもそれ、会社のお金をもらってコーチングしているんですよね?なに辞めさせてんの?と、マジで突っ込みたくなるんですよ。

▼コーチングの仕事を僕なりに解釈してみた

会社から依頼をされるコーチングの本当の仕事って、会社の方向性と個人のビジョンをどれだけ近づけられるか、ということではないでしょうか。

例えばこんな感じ。二つのベクトル(会社の方向性・個人の方向性)の完全一致は難しいと思うけど、極力近づけていくこと。これが企業研修におけるコーチングの大きな意味での役割。そういった意味では、我々が行う研修も同じ色はあります。目的は同じでも手法が違う、そんなイメージ。

そうなると企業研修におけるコーチの仕事って、ただ個人に向くだけで満たされないわけです。
その会社(クライアント先)の状況もしっかり理解する必要がありますよね、間違いなく。そうしないと問いなど立てられないわけです、絶対に。

となると求められる能力が加わります
(ここ、ポイントです)

その会社のミッション・ビジョン・事業戦略・組織戦略・数字まわりの理解・具体と抽象の行き来・ロジカルな思考・クライアント先にあった表現力…こんな能力も同時に求められるわけです。

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どの領域でコーチングをされるのか、それはコーチを行う方の価値観でよろしく、そこに土足で入り込むつもりは毛頭ありません。
あくまで主体者が個人に向くのであれば、ご自身が主催するセミナーやイベントなので、個人に向けたサービス展開をされればよろしいかと。

個人の幸せや幸福感、充実感に重きを置きすぎていて、組織的な視点を置き去りにしているコーチの方は本当に多いと感じています(これは現在進行形で
あくまで私の主観)。

昨年からコーチングや対話に対するご依頼を頂くことが増えてきました。私が対応できず、コーチングを生業とされている方々とご一緒する機会が多くありました。そこで、気づいたことが👆のことです。

なるほど、売れているコーチの人たちは、この解像度で来るのか!と少し感動したことがあります。コーチングに限らず、弊社が実施する難易度の高い案件であってもしっかり置いてきてくれる、そんな素晴らしい方々です。

方向性は違うかもしれませんが高い次元でのコラボレーションは十分可能。むしろ、新しいものが生まれ始めてきたと思っています(いつもお力添えありがとうございます<(_ _)>)。

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