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苦しんでる人は美しい。

上京当初、パンクバンドでギターを弾いていた。

ある時に風邪を引いたとツイートしたら、翌日練習で会った音楽経験豊富なボーカルに説教をされた。

「ミュージシャンは常にカッコ良くいなければならない。俺も昔それで先輩に怒られた。具合が悪いとか絶対に外に出しちゃ駄目なんだ」と。

それ以降、私は体調に関することを書くのは辞めた。そのアカウントは消しててもう無い。

・・・時は流れ五年後、私は弾き語りをしている。誰が見ても分かる程に無善寺を筆頭にした自分にとって居心地の良い店に依存している。

今周りにいる人達をネットで見回すと、精神や体調や身辺の好不調があからさまに分かる人達ばかりだ。


疾患
怪我
通院
退職
無職

----------そんな世界に生きている喜びを感ずる。人間は完璧では無いのだ。

マネキンのような表現者にはなりたくない、そんな事を思う夜である。


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