「研究者とボルダリングの相性はええぞ」ってお話。
(あまりまとまっていないけれども、公開。20240430)
「何か運動を始めたい」と思っている研究者(には限らないけど)のあなた。
ボルダリング(あるいはクライミング全般)がおすすめですよ!
なぜなら、、、
実は頭脳系スポーツ。
「ファイトー!イッパぁぁーツ!」なイメージがあるかもしれませんが、次のホールドに手が届く・届かない、登れる・落ちるが、パワーよりも身体の向きや重心の位置で大きく変わるので、「パズルを解く」要素が大きいです。
「研究者ってこういうのが好きなんでしょ」
なので実際、日・丁・米のいずれでもクライミングジムでの研究者遭遇率は非常に高かったです。ぼっちでもできる。
特に国内外の移動が多い研究者の場合、新天地に移ると、チームスポーツは自分のレベルや練習頻度が合ったチームを探すところから始めないといけません。その点、クライミングはジムや岩場さえ見つかれば、基本的にひとりで始められます。出会い系スポーツ。
ぼっちでも登れる一方で、現場では他のクライマーと壁・岩を共有することになります。しかも、応援しあったり、アドバイスしあったりで、交流が自然に生まれやすいスポーツです。
職場以外での人とのつながり、大事。必要な道具が少ない。
私が普段ボルダリングジムに持っていくものは、クライミングシューズとチョーク(=滑り止めの粉)と、動きやすい服装だけです。ほとんどのジムでは靴やチョークの貸し出しをしています。また、貸しロッカーのあるジムもあります。
道具が少ない=引っ越しの負担にならない。時間の制約が少ない。
2とも関連。多くのクライミングジムは朝 or 昼から夜10ー11時くらいまで開いているので、自分の予定に合わせて、なんなら研究の空き時間にふらっとでも、登りに行くことができます。
これは、研究者に限らず、仕事をしているとうれしいですよね。上達がわかりやすい。
野球にせよ、サッカーにせよ、「自分がどれだけ上達したか」が見えづらいじゃないですか。その結果、挫折しちゃったり。
クライミングは初心者でも上級者でも「登れなかった課題を登れるようになった」という目に見える達成感が得られるので、運動がなかなか続けられない人には特におすすめです。
個人的には、かなり大事なオススメポイント。全身運動、特に体幹。
「ファイトー!イッパぁぁーツ!」なイメージがあると、腕ばっかり使うスポーツに見えるかもしれませんが、人間の腕力ってそんなに強くないですよね?
そう、実はクライミングでは腕以外の、足・尻・体幹の力を多用します。あと、柔軟性とか。
一方で、「運動はしたいけど、ムキムキになるのはちょっと…。」という人もいるでしょう。クライミングは、(「筋肉はいらない」とは言いませんが)ムキムキになる必要はないです。むしろ、軽い方が有利なので減量のモチベーションにもつながります。知らんけど。指力が強くなる。
強くなります。すると、実験操作の精度が上がったりします。特に私は嫌気微生物を扱っているので、指力が強いと、多用する注射器の扱いが上手になります。
9.パワー!!
さすがに長く続けると、パワーが付きます。また、身体の使い方・力の伝え方が上手くなります。すると、サンプリングで重宝されるようになります。
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