自社にないものよりも、自社にあるものに目を向けよう
遠藤聡
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今回は「今あるものに目を向けましょう」という話です。
「今あるものに目を向けましょうよ」というのは、ウェブマーケティングもそうなんですけれども、一般的に言われていることかなと思います。幸せというのは、今あるものに目を向けると見つかりますよね。今ないものに目を向けると不幸になりますよね。こういうことを聞いたことがある方はいらっしゃると思います。
僕もまさにそれはそうだなと思っています。今、自分の周りにあるもの、持っているものとか、身の回りにいる友人や家族とか、今、自分を取り巻いている環境の中にあるものに目を向けると幸せに過ごすことができるということです。
ただ、その中にないもの、自分の周りにないものばかりに目を向けてしまうと「ああ、あれがない」「これがない」「これが足りていない」ということで、結局、不幸になってしまう、不幸な日々を感じてしまうということがあると思います。
私は、フリーランスで、ウェブ担当者やネットショッピング担当者を代行していますが、いろいろな会社さんの担当者としてお仕事をさせていただいている中でも同じだなと思っています。
私のクライアントの会社さんというのは、決して大企業ではありません。本当に小さな会社のクライアントがほとんどです。だから、社員数が何百人、何千人もいるという規模ではなく、中小零細企業の中でも零細企業に分類されるような規模の会社です。
だから、社員数も、私が顔と名前を覚えられるくらいです。さすがに全員は覚えていないところもありますし、そのクライアントの担当者しか知らない会社もありますが、どういう人がいるかというのはだいたい分かります。その会社のパートさんやアルバイトさんなど、そういった方々まで全員分かっているわけではありません。それくらいの規模感です。
そういう会社は、今お話をしたような、あるものに目を向けていかないと、なかなか成果に繋がりません。ウェブマーケティングやデジタルマーケティングでも、なかなか成果に繋げていくことができないということがあります。
それはどういうことなのか。ないものに目を向けてしまうと、例えば「人が足りていない」「予算が足りていない」など、「あれもない」「これもない」「だから、自分たちはできないんだ」という結論に至ってしまいます。
しかし、ないものではなく「あるものは何でしょうか」ということを考えます。例えば「会社の中に商品についてすごく愛情・情熱を持っている人がいる」「業界の中では、その業界についてすごく詳しい」「商品の質が高い」など、いろいろなことが見つかるんです。
マーケティングをやっていく中で、もちろん、競合分析や自社分析をやると思います。「自社の強みは何だろう」「自社の弱みは何だろう」ということで、あるものとないものに目を向けます。そのときに、ないものばかりに目を向けてしまうと、ぜんぜん先に進まないし、良い未来にはたどり着かないということです。
小さい会社だからこそ、いろいろなリソースが限られています。「人も少ない」「予算も少ない」「商品数が少ない」「商品のバリエーションが少ない」など。このように、ないものばかりに目を向けるのではなく、あるものに目を向ける。例えば「SNSに詳しい人がいる」「話がうまい人がいる」「店舗ですごく人気の店員さんがいる」「お客さまからすごく愛されている店員さんがいる」など。
「自分たちの会社にどういうリソースがあるのか」「どういう環境があるのか」「何があるんだろう」というところに目を向けると「あるものを使ってこういうことができるよね」「こういうことがやれるかもしれないね」と前向きな未来・施策にたどり着くことができると思います。
もちろん、これが絶対の正解だとは思いませんけれども、私はそういうふうに考えています。ないものばかりに目を向けてしまうと何もできなくなるし、行き詰まってしまいますが、あるものに目を向ければ「これがある、これがある。じゃあ、まずはこういうことからはじめていこう」と言って、いろいろなことがスタートできるようになるんです。
「あるものに目を向ける」ということを、小さな会社のウェブ担当者の方やネットショッピング担当者の方は、考えてほしいなというふうに思います。
あるものとないものをより明確に、より分かりやすく把握するためには、自分自身の視野が広くないといけないなと思います。そうじゃないと、何があるものなのか、何がないものなのか、分からないわけです。結局、あるもの、ないものというのは、よそとの比較で見つかることもあります。
やはり、世界・視野が広いほど「あっ、これがあるじゃん!」と気づけます。「あっ、これがないね」ということにも気づいてしまいますが……。でも、あるものに気づいていくということは、世界・視野が広がっている人こそ分かりやすいと思います。
分かりやすい例で言うと、国内にいると日本の良さはなかなか分からないですよね。これはよく聞いたことがあると思います。海外留学をしたことがある人や、海外で生活をしたことがある人が身近にいる方であれば、ぜひ聞いてみてください。
私も大学生の頃にイギリスに留学をしたり、海外の団体の国際協力に参加したりしました。長期間ずっと海外経験が豊かというわけではありませんが、多少なりとも海外で生活をしていたという経験があります。
世界のいろいろな国の人と知り合いになったり、いろいろな国の文化を知ったりすると、日本の良さが露骨に目につくんです。「日本はこういうところがすごいんだな」「日本は本当に生活しやすい国なんだな」と。言い方は悪いかもしれませんが温室、豊かな国だということを、良い意味で感じることがあります。
でも、海外に出たことがなく、日本にしかいたことがないと、そういう日本の良さに気づくことって……。もちろん、皆さん、それぞれ日本の良さを感じていると思いますが、それ以上にもっとたくさんあるんです。もっとたくさんの日本の良さがあるんです。僕の場合でも、海外に出たから、それを顕著に知ること・感じることができたと思っています。
これは、海外に行ったことがある人、留学経験がある人、海外生活の経験がある人は、けっこう言うと思います。それくらい、その人のそれぞれの世界が広がると、それまでいたところや自分のいた場所がより客観視できます。
良いところ、悪いところ、あるもの、ないもの、両方が見えてしまうのですが、視野が広くないと、その数や見つけられるあるものの数が少ないのかなと思います。
これは、いろいろなところで言えることだと思います。やはり、日々の生活、自分自身の人生もそうですが、あるものに目を向けること。ないものに目を向けることも大事なことですが、それにとらわれてしまうと、あまり良い未来にはたどり着けません。今あるもの、身の回りにあるものを見つけて、それをうまく活用していくというのが、小さな会社のウェブマーケティングでは大事だと思っています。
「フリーランスウェブ担当者のちょい話」今回は「今あるものに目を向けましょう」ということでお話をさせていただきました。
「今あるものに目を向けましょうよ」というのは、ウェブマーケティングもそうなんですけれども、一般的に言われていることかなと思います。幸せというのは、今あるものに目を向けると見つかりますよね。今ないものに目を向けると不幸になりますよね。こういうことを聞いたことがある方はいらっしゃると思います。
僕もまさにそれはそうだなと思っています。今、自分の周りにあるもの、持っているものとか、身の回りにいる友人や家族とか、今、自分を取り巻いている環境の中にあるものに目を向けると幸せに過ごすことができるということです。
ただ、その中にないもの、自分の周りにないものばかりに目を向けてしまうと「ああ、あれがない」「これがない」「これが足りていない」ということで、結局、不幸になってしまう、不幸な日々を感じてしまうということがあると思います。
私は、フリーランスで、ウェブ担当者やネットショッピング担当者を代行していますが、いろいろな会社さんの担当者としてお仕事をさせていただいている中でも同じだなと思っています。
私のクライアントの会社さんというのは、決して大企業ではありません。本当に小さな会社のクライアントがほとんどです。だから、社員数が何百人、何千人もいるという規模ではなく、中小零細企業の中でも零細企業に分類されるような規模の会社です。
だから、社員数も、私が顔と名前を覚えられるくらいです。さすがに全員は覚えていないところもありますし、そのクライアントの担当者しか知らない会社もありますが、どういう人がいるかというのはだいたい分かります。その会社のパートさんやアルバイトさんなど、そういった方々まで全員分かっているわけではありません。それくらいの規模感です。
そういう会社は、今お話をしたような、あるものに目を向けていかないと、なかなか成果に繋がりません。ウェブマーケティングやデジタルマーケティングでも、なかなか成果に繋げていくことができないということがあります。
それはどういうことなのか。ないものに目を向けてしまうと、例えば「人が足りていない」「予算が足りていない」など、「あれもない」「これもない」「だから、自分たちはできないんだ」という結論に至ってしまいます。
しかし、ないものではなく「あるものは何でしょうか」ということを考えます。例えば「会社の中に商品についてすごく愛情・情熱を持っている人がいる」「業界の中では、その業界についてすごく詳しい」「商品の質が高い」など、いろいろなことが見つかるんです。
マーケティングをやっていく中で、もちろん、競合分析や自社分析をやると思います。「自社の強みは何だろう」「自社の弱みは何だろう」ということで、あるものとないものに目を向けます。そのときに、ないものばかりに目を向けてしまうと、ぜんぜん先に進まないし、良い未来にはたどり着かないということです。
小さい会社だからこそ、いろいろなリソースが限られています。「人も少ない」「予算も少ない」「商品数が少ない」「商品のバリエーションが少ない」など。このように、ないものばかりに目を向けるのではなく、あるものに目を向ける。例えば「SNSに詳しい人がいる」「話がうまい人がいる」「店舗ですごく人気の店員さんがいる」「お客さまからすごく愛されている店員さんがいる」など。
「自分たちの会社にどういうリソースがあるのか」「どういう環境があるのか」「何があるんだろう」というところに目を向けると「あるものを使ってこういうことができるよね」「こういうことがやれるかもしれないね」と前向きな未来・施策にたどり着くことができると思います。
もちろん、これが絶対の正解だとは思いませんけれども、私はそういうふうに考えています。ないものばかりに目を向けてしまうと何もできなくなるし、行き詰まってしまいますが、あるものに目を向ければ「これがある、これがある。じゃあ、まずはこういうことからはじめていこう」と言って、いろいろなことがスタートできるようになるんです。
「あるものに目を向ける」ということを、小さな会社のウェブ担当者の方やネットショッピング担当者の方は、考えてほしいなというふうに思います。
あるものとないものをより明確に、より分かりやすく把握するためには、自分自身の視野が広くないといけないなと思います。そうじゃないと、何があるものなのか、何がないものなのか、分からないわけです。結局、あるもの、ないものというのは、よそとの比較で見つかることもあります。
やはり、世界・視野が広いほど「あっ、これがあるじゃん!」と気づけます。「あっ、これがないね」ということにも気づいてしまいますが……。でも、あるものに気づいていくということは、世界・視野が広がっている人こそ分かりやすいと思います。
分かりやすい例で言うと、国内にいると日本の良さはなかなか分からないですよね。これはよく聞いたことがあると思います。海外留学をしたことがある人や、海外で生活をしたことがある人が身近にいる方であれば、ぜひ聞いてみてください。
私も大学生の頃にイギリスに留学をしたり、海外の団体の国際協力に参加したりしました。長期間ずっと海外経験が豊かというわけではありませんが、多少なりとも海外で生活をしていたという経験があります。
世界のいろいろな国の人と知り合いになったり、いろいろな国の文化を知ったりすると、日本の良さが露骨に目につくんです。「日本はこういうところがすごいんだな」「日本は本当に生活しやすい国なんだな」と。言い方は悪いかもしれませんが温室、豊かな国だということを、良い意味で感じることがあります。
でも、海外に出たことがなく、日本にしかいたことがないと、そういう日本の良さに気づくことって……。もちろん、皆さん、それぞれ日本の良さを感じていると思いますが、それ以上にもっとたくさんあるんです。もっとたくさんの日本の良さがあるんです。僕の場合でも、海外に出たから、それを顕著に知ること・感じることができたと思っています。
これは、海外に行ったことがある人、留学経験がある人、海外生活の経験がある人は、けっこう言うと思います。それくらい、その人のそれぞれの世界が広がると、それまでいたところや自分のいた場所がより客観視できます。
良いところ、悪いところ、あるもの、ないもの、両方が見えてしまうのですが、視野が広くないと、その数や見つけられるあるものの数が少ないのかなと思います。
これは、いろいろなところで言えることだと思います。やはり、日々の生活、自分自身の人生もそうですが、あるものに目を向けること。ないものに目を向けることも大事なことですが、それにとらわれてしまうと、あまり良い未来にはたどり着けません。今あるもの、身の回りにあるものを見つけて、それをうまく活用していくというのが、小さな会社のウェブマーケティングでは大事だと思っています。
「フリーランスウェブ担当者のちょい話」今回は「今あるものに目を向けましょう」ということでお話をさせていただきました。
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