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みんなが読めるようにkindle本は2種類の目次があります


kindleの目次を考える(訂正)

最初に一つだけ訂正があります。
KDPでは電子書籍内に2種類の目次を入れることを推奨していますが
epub3ではエラーが出る場合があるそうです。
ココで説明している論理目次とHTML目次を両方入れることで
エラー表示がでることもある(機種による)ことを知ってください。
実際には論理目次だけで大丈夫という事なので、
その点を認識しておいてください。

これはkindle電子書籍リーダーの目次表示のための論理目次と
通常のHTMLでのページ内の目次があるという事だけ
認知しておいてください。

Sigilでは目次を作るボタンで論理目次が自動的に作成されます。
それだけでページ上でも表示されますから
結果HTML目次は入れなくても大丈夫ということです。

kindle本は2種類の目次があります

みなさんは目次が2種類あるのをご存じですか?

ここでサクッと説明します。

論理目次・・・・電子書籍リーダーのメニューで表示(固定・リフロー)
※必須の目次
HTML目次・・・・端末・OSに関わらず表示される(リフロー)
※古い端末でも表示される(KDP推薦)

論理目次とHTML目次の2種類があります。

論理目次はKDPで必須の目次で必ず設置します。

固定レイアウト型・リフロー型(画面方向、テキストサイズ変更可)

の両方に対応していて、電子書籍リーダーのメニューに使用される目次です

これで目次として機能しますが、古い機種では表示されない場合があります

そこで出てくるのがHTML目次です。

リフロー型にのみ対応する目次ですが、こちらは端末やOSに関わらず

表示さるため古い機種でも大丈夫です。

Sigilで論理目次とHTML目次を作る手順とは

では、Sigilでこの2種類の目次を作るかんたんな手順を紹介します。

カンタンに作ることができます。

まず、見出しタグ<h1>~<h6>で見出し項目を作った原稿で説明します。

<h1>大見出し</h1>
<h2>中見出し</h2>
<h3>小見出し</h3>

のようにタグで見出しとして記入しておきます。

Sigilではアイコンをクリックするとタグは自動で挿入されます。

Sigilで原稿を表示して下記の操作を行います。

①ツール→目次→目次を生成・・・・論理目次(navi.xhtiml)生成
②ツール→目次→HTMLの目次を作る・・・HTML目次(toc.xhtml)生成
③左のブックブラウザでnavi.xhtml(論理目次)textファイルの最後へ移動
④ブックブラウザでtoc.xhtml(HTML目次)textファイルの先頭へ配置

目次の作成は非常に簡単です。

ツール→目次→目次を生成でOKをクリックすると自動で生成されます。

ブックブラウザにnavi.xhtmlファイルが生成されます。

これが、論理目次になります。

KDPでは必須の目次になります。

そして、古い機種のためのHTML目次は

ツール→目次→HTMLの目次を作るをクリックすると

toc.xhtmlファイルが生成されます。

こちらがHTML目次になります。

これで論理目次とHTML目次があっという間に出来上がりました。

そして、この二つは順番が大切です。

Sigilの左側にあるブラウザナビで順番を設定してください。

論理目次(navi.xhtml)はテキスト(xhtml)の最後にドラックして移動

HTML目次(toc.xhtml)はテキストの最初へ移動してください。

これで論理目次とHTML目次が設置できました。

カンタンでしょ?

KDPでは論理目次とHTML目次を両方設置することを推薦しています。

(※epub3ではHTML目次は入れるとエラーが出る場合があります)

古い機種でも読んでもらえるkindle本にしてください。

まとめ

■目次は論理目次とHTML目次がある
■論理目次はKDPでは必須
■HTML目次は古い機種用
■KDPは両方設置を推薦
■論理目次はテキスト最後、HTML目次はテキスト最初へ

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